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各社スローアウェイドリル比較
- 日本のものづくりに日々情熱を注いでいらっしゃる皆様、お疲れ様です。被削材の割合は「S45Cが80パーセント、SS400が20パーセント」といったところです。検討中の穴径は「φ14~φ84」までで、φ14~φ21くらいまではタップの下穴用に、φ22~φ84くらいまではボーリング前の下穴に使いたいのです。
- 現在検討中のメーカーは有力候補順に・SANDVIK(Uドリル)・三菱(TAFドリル)・KYOCERA(マジックドリル)・大昭和精機(フルカットドリル等)の四社です。各社φ84までは標準品が無い為、特注をしてまでメーカーを統一しようと思っています。コストパフォーマンスのあるドリルを使いたいです。
- 各社オプションで出している「偏心スリーブ」なるものはどの程度制度をだせるのでしょう?弊社の穴加工はどれも公差h7で仕上げなくてはいけない為今までは「ハイスドリル」(例 φ84であけ、、、)「荒ボーリング」(例 φ84.97くらいにして、、、)「仕上げボーリング」(例 φ85.04くらいで仕上げる)でしたが、もしかしたら2番目の「荒ボーリング」の工程が省けてしまうのでしょうか!?
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大昭和精機とタンガロイを使用したときがあります。 ss400の比較ですが、 大昭和精機は、切削が速いですが、刃持ちが悪い タンガロイ(チップ式)は、切削が遅いですが、刃持ちが良い 傾向がありました。 有人加工で穴数が少ない場合は、大昭和精機 無人加工で穴数が多い場合は、タンガロイとしてます。 穴の拡大径は、大体+0.2位でした。 ボーリングの下穴には、タンガロイの偏心スリ-ブを使用して、穴の調整をした方 が良いと思います。 大昭和精機で、φ28、φ24穴は、64個明けた実績があります。(ss400 t32) タンガロイは、φ51.4(偏心スリ-ブ使用)で、148個明けた実績があります。 (ss400 t25) 偏心スリーブは、加工精度を出す為に使いませんでした。 例えば、φ50から1mmとびにしか工具がない場合に、工具を偏心させで、 加工径を出すものです。 ボーリングの下穴で使用は、可能だと思います。 また穴の位置精度も測定した時がないので、 リ-マの下穴に向くのかは、疑問に思います。 センタ-にパイロットドリルが付いている物がありますが、 パイロットドリルの切粉の排出が、うまくいかなく、あまり良い結果が 出なかった話を聞いた時があります。 たぶん使用方法の検討がうまくいかなかったのでは、と思います。
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弊社は、色々試してみて、最終的にサンドビックに落ち着いています。 最近出たスーパーUドリルは、寿命は長く、加工精度も高く(面粗度や寸法)非常に良いです。タップの下穴程度ならば、一発で十分でしょう。 ただし、工具が高い。他社の1.5倍くらいはします。 色々試したとき苦労したのは、チップが欠けたり、摩耗したのを気づかずに続けると、穴の中で焼きついて完全にだめになり、その後にボーリングバーなどを突っ込む工程があると、そのボーリングバーもすべてダメにしてしまいました。最初の穴あけは信頼性があるほうが良いです。 確かに、サンドビックは高いうえ、メイン在庫が海外(遠い記憶ではタイかインドネシアあたり)にあるため、品切れで次回入荷が2ヵ月というめちゃくちゃなことがあります。 しかし、そこで強気に出て交渉できれば、日本のどこかから見つけてきてくれますので、正直、あまり困ったことはありません。 H7とのことですが、スーパーUドリルでもまず厳しいです。ボーリングをオススメします。ただし、中挽きは要らないでしょう。肌もよく、取り代が安定しますので、そのまま仕上げでOKです。 ○ンガロイは、値段が安かったのと、キャンペーン(チップがついてくる)をよくやっているのと、内刃と外刃が同じチップだということで、かなり試しました。ちょっと焼入れ(調質程度)が入った製品などになると、まったく持ちませんでした。初期投資が安いというだけで、弊社では長期的にはメリットが見出せませんでした。 三菱はVPコーティングが結構よいですね。スローアウェイドリルは使ったことありませんが、エンドミル状のカッタなどはよく使っています。
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早速のご回答ほんとうにありがとうございます。 確かにサンドビックは高いんですよね。うちが商社さんからだしてもらった見積もりも1.5倍くらいでした。。しかしいろんなところで評価は高い! スーパーUドリルを早速使われているとは、貴重な意見ですね! 国内メーカーなら即買いなのですが、、、 追記まで読んで頂いたようで、痛み入ります。 中挽きとはわが社で言うところの「荒ボーリング」ですね!?ということはスーパーUDを使えば、H7の精度の穴加工でも刃物がたった2本で済むということですね。 これは効率的ですね。 情報助かります。VPコーティングというのもちょっと調べてみようと思います。なにしろほとんど素人なので、他の方からの評判が私にとってはとても重要でして、、、 焼入れ鋼に穴をあける加工はまずないのですが、それならば弊社の場合タンガロイでも使えるかもしれませんね!
ども、旋盤屋をやっております。 仕事の7割がSUSのバー材です、うちで使っているものを参考までに。 19mmまではSV、オフセット量が多く守備範囲が広いので、本数が少なくて済む、反面2面チップでしかも内歯と外歯が別、耐久力は良。 20mm以上ではTAFドリル、4面チップで材種も豊富、SUS材にはUS735。 特に25mmのみ、25mmシャンクが必要な機械があるため東芝TAKドリル。 マジックドリルはキリコの処理は上手いのですが、貫通穴にしか使えないので、 あまり出番はないです。 ちなみに、マジックドリルミニだったら、イスカルのカムドリルの方が安定度では上かもしれません、ただしチップは高価です。 言い忘れました、SVのUドリルはブッシュが必要です。
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早速のご回答ありがとうございます。スローアウェイドリルの使用頻度も高そうですね。 ちなみに書き忘れてしまったんですが、弊社はどの穴も貫通なのでマジックドリルでも平気ということですね! キリコの評判非常に良いですね!まだ見積もりがこないのですが、値段はどうなのでしょう?
イスカルで4コーナー使える物があり経済的です 底面も凹凸が少なく 止まり穴の荒引きには良いと思います 各社共通ですがオイルホールクーラントが推奨です 購入先の商社を替えてみたらよい値段が見つかると思います 貴社では見積もりに最低3社を相見つもりして安い所を採用します 刃具寿命 コーナー当たりの単価でイスカルが優秀なばあいが有ると思いますよ
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早速のご回答感謝致します。 イスカルは一流の製品が多いそうですね。イスラエルって工業が盛んな国なんですかね? チップも1枚で、交換がラクなど完璧な製品らしいですね。一つだけ残念なんですが、値段が三菱あたりの2倍から3倍するそうで弊社では使えそうにありません。やはり国産で値段も国産クラスだったら即買いなんですが、、、 相見積もり、考えてはいるのですがメーカー側が二件目の商社には価格を上げた見積もりを出して、結局一軒目が一番安くなるのではと勝手な想像をしてるのですがそんなことないですかね!? イスカルがそこまで優秀なら考えなくてはなりませんね。。はぁ~困った。。。
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tareさんのデータ、非常に助かります。 早速のご回答ありがとうございます。 タンガロイは選択肢に入っていませんでした。というかスローアウェイドリルを製作していたのを知りませんでした。早速調べてみます。 ところで各社偏心スリーブを作っていますがこれはうまく使えば、荒ボーリングをせずにそのまま仕上げボーリングができてしまう!?という画期的なモノなのでしょうか!!?? もしそうならば弊社の加工を改めざるを得ない有力な情報だと思うのです。 パイロットドリルタイプは弊社でも使っております。 切粉の排出がうまくいかないのはそういった理由だったんですね。初めて知りました。 偏心スリーブ採用してもらおうと思います。各社オプションとして出してますが、メモリがふってあるメーカーとそうではないメーカーとあるので悩みどころです。。