- ベストアンサー
寸法公差のねらい目
- 先日MCで試作品で深さ70.5 0/-0.5の穴をあける加工を行いました。深さを測定する為、ワークを外し測定したところ・・・。知り合いの社長(以下 社)「あと、どの位削る必要がある?残りは俺がフライスで削るから」私「あと0.3です。」社「0.3で70.5になるのか?」私「いえ、0.3で中心値の70.25になります。」社「そうじゃないだろ!70.5になるにはいくら必要かを伝えなきゃ?」私「え?でも+0なんだから削り過ぎると・・・」社「だから普通は70.5になる削り量を伝えるんだよ。あとはこっちが公差をみて判断するんだ」と、こんな感じでした。私にとって初めての出来事(?)でしたので、「なんでそんな面倒くさいことを」「相手がその数値で削ったらヤバイのでは?」と思うのですが、実際それが普通のやりとりなのでしょうか?
- 先日、MCで試作品の加工を行いました。深さは70.5mmの穴を、0/-0.5の公差であける必要がありました。測定のためにワークを外し、測定したところ、残りの削り量を社長に伝える必要がありました。社長はワークをフライスで削ることになり、私は削り量を伝える役割でした。私は残り0.3mmの削り量を伝えましたが、社長は70.5mmになるためにはどれくらいの削り量が必要かと問い返しました。私は0.3mmで中心値である70.25mmになると説明しましたが、社長は70.5mmになるための削り量を伝えるべきだと言いました。私は削り過ぎると穴が大きくなってしまうと思っていたので、なぜそんなやりとりをするのか疑問に感じました。同様の経験をされた方はいらっしゃいますか?
- 先日、MCで試作品の加工を行いました。深さは70.5mmの穴を、0/-0.5の公差であける必要がありました。測定のためにワークを外し、測定したところ、残りの削り量を伝える必要がありました。私は残り0.3mmの削り量を伝えましたが、社長は70.5mmになるための削り量がどれくらい必要かを問い返しました。私は0.3mmで中心値である70.25mmになると説明しましたが、社長は70.5mmになるための削り量を伝えるべきだと言いました。私にとっては初めての経験であり、なぜそんなやりとりが必要なのか疑問に感じました。同じような経験をされた方はいますか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
社長の言い分もよく分かります。 図面を解釈する上で貴方自身が交差と言うものにとらわれすぎているように思います。 図面を書く側の思いとしてはまったくの70.5で出来るのであればそれが一番ベストです。 ところがこれを加工者にもっていくと0は難しいよ。あえて言うならば+目と-目のどちらにするの?となると思います。 この会話を省略するために交差-0.5とあると思います。 普通、後0.3mm削り代があると言われれば今現在は70.2と思います。 (ウチの場合) そして、後0.2mm削れば70.4(-0.1)狙いで極力70.5に近づけようと判断します。(ウチでは今回の場合、他に何も情報がなければ決して交差の真ん中狙いにはしません。) もし、70.5±0.25であれば貴方の交差解釈でOKだと思います。 今回の場合、貴方が社長に言うとき 「70.5まで後、0.55mmあります。」といえば問題にならなかったように思います。 私の勝手な推測をさせてもらうならば社長が一番カチンときている理由は貴方の解釈で勝手に仕上がり寸法を変えてしまっていることではないでしょうか。 おそらく社長がお客さんと交差に関して打ち合わせをした上で文句を言っているのではないでしょうか。 今後、交差に関して社長(お客さんと出来るならば一番いい)と十分に打ち合わせをすることをお勧めします。 参考になれば幸いです。
その他の回答 (5)
言葉の問題だと思います。 >知り合いの社長(以下 社)「あと、どの位削る必要がある?残りは俺がフライスで削るから」 この時点でどの寸法の事を言っているのか確認すべきだと思います。 基準寸法で考える人もいれば交差を考慮する人もいます。 これが当たり前、と言うほど設計者も加工者も認識は統一されていないと思います。 私の場合は、トラブった時の後戻りを考えれば少しの確認に要する時間など微々たるものだと思い、細かく確認するようにしています。 未然に防げる事が多いのと、人それぞれ考え方があるなぁといつも思います。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。
社長は「あと、どの位削る必要がある?残りは俺がフライスで削るから」 と言っているのですからわんぱくさんの答え方でも間違いではないと思います。 がこのやりとりでは間違いがおきる可能性が高いです。 たとええばわんぱくさんの思い込みで公差や実際に削る量を間違えている場合もありますし社長の言うように捉える場合もあります。 間違っているのは社長の聞き方と双方の確認の仕方だと思います。 どんな時でも必ず図面を見ながら確認をする必要があると思います。 まず二人で図面を見て 社「どの部分を削るんだ?」 私「この面(部分)です」 社「現状の寸法はいくつになってる?」 私「現状は69.95です」 後は社長がどれだけ削るかを判断して加工すれば良いのではないでしょうか。 とにかく必ず図面を見ながらやりとりする事が重要だと思います。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。
今、70.55であると言えばいいのでないですか。 下加工されたものを自分で測定せず、加工するんもねえ。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。
考え方は色々ですので 後いくら削るのかでなく現状の寸法を伝え 後加工する人がその情報を自分なりに判断し加工すれば良いだけです 真ん中ねらいなのかどうかは図面には出てきませんので残りいくらでやり取りするのは間違いの元 面倒くさいかどうかは本人でなければ判らない あくまでも伝えるのは”現状の寸法”のみ
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。
私は 設計ですが、NCボール盤をオペレートしていたことはあります。 私の経験では 知り合いの社長の話と同じでした。 作業する側で考えると、各種補正を入れる前までの寸法指示値はあくまでも 図面が正で、今回の例では 加工条件の設定前までは 必ず 70.5mm 0/-0.5 で指示をします。 この数値は 設計 => 図面 => 加工作業者への指示 とそのまま 使用します。 公差は加工作業者が機械の位置決め精度や工具の公差、工具の摩耗度合い、 軸振れによる誤差などを見てその範囲内に納めれば良いとするものだと思い ます。 社内の工程内であれば 補正値を入れた中心値でルールを決めるのは有りかも知れませんが(会社や工程責任者の考え方によって異なると思いますが) 「だれが作っても同じものが作れるようにする」のが図面の役割ですので、会社から出て他の会社に加工を依頼する場合には 図面値と図面公差を最優先するのが一般的です。 +-公差が同一でなく片側が0の場合は理由がある場合が多いです。 作業者がわかりやすいからと言って、下手に+-の中心に公差を持ってきてしまうと初期にその設定をしたことが忘れられてしまい 長年製作するものに関しては将来不具合が出る可能性がありますので図面のまま進めることをお勧めします。(どうしても変更したい場合には設計者に確認) 参考になれば幸いです。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。