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軸受の超音波洗浄時に回転調子や音響が悪化する原因は何か
- 軸受の超音波洗浄後、回転調子や音響が悪化する原因について知りたいです。
- 簡易的な超音波洗浄器を使用して軸受の洗浄データを収集していますが、洗浄後の性能が悪化しています。
- 軌道表面粗さの変化はないのに、超音波洗浄後の回転調子や音響が悪化する原因を教えてください。
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軸受の超音波洗浄の経験があります 一定以上のレベルで洗浄を行わないと指摘の現象が発生すると思います 原因は複数の要因が関係していると思いますが、超音波洗浄について検討されることを進めます (参考 数年前までは数十キロヘルツと数百キロヘルツの超音波を利用していました)
どれくらいのサイズの軸受でデータを取られているのかわかりませんが,小さな軸受の超音波洗浄時に内部フレッチング(キズ)が発生した例を聞いたことがあります. 小さな軸受を完成状態で超音波洗浄すると,ボール質量が軽い為にボールが激しく振動して軌道面に衝突・こすれが生じ,ボール表面および軌道面にキズが発生する場合があります. (おそらく深さは1ミクロン以下,顕微鏡で見ても光の加減によっては見 つけられないレベルです) 上記のような極微細なキズでも小径軸受では回転調子や音響にはっきりとあらわれます. 分解して内輪軌道面を詳細に観察して見てください. 粗さというより微細なキズが疑われます. 小さな軸受を完成状態で超音波洗浄する場合は,短時間で複数回洗浄した 方が良いと思います. また,あまり強い設定だと短時間でもキズが発生することもあります. ただし,洗浄により脱落した異物やもとから洗浄液中に入っていた異物が新たに軸受内部に付着した場合も回転調子や音響が悪くなります. なにかが引っかかるような回転調子で,パリッ チリッ チッといったピークの立つ断続音が出る場合は異物の影響が疑われます.
洗浄後に騒音が大きくなった事は洗浄が原因でしょう。 眼鏡の洗浄器程度では工作機械用のベアリング内外輪の洗浄の役には立ちません。況してや適当な洗浄剤も使用出来ないと思いますが。 今日ベアリングを洗浄して使う遣り方は殆どの所で已めているのではないですか、余程特殊なベアリングで入手難でなければベアリング洗浄は已めたほうが良いと思います。 洗浄器の予算があればベアリングは沢山購入できませんか。 ベアリングに異物を入れた時は廃棄するしかありません。 ベアリングの製造メーカの方でしたか、頓珍漢な釈迦に説法的アドバイス申し訳ありません。 外輪内輪の研削加工を為さっている様ですね。 微細な研削屑の除去には超音波洗浄が優れものですが、SUJなどの焼入れ品の研磨加工の全工程に亘って非着磁であるの管理はどうでしょう、案外環境の磁性を見落としている事があります。ことに鉄分が多く含有された地域では水道水の中の微量の鉄分がワークに付着してトラブルを起こす事もあります。 ワークの付着物を特定してから進めたらばいかがでしょう。
補足
ご回答ありがとうございます。 すいません補足します。 軸受Assy状態ではなく、単体部品(内外輪)での状態です。 確かにAssy状態では、フレッティングも考えられるのでが。。。 恥ずかしながら、当社では、軸受を製造販売している会社ですが、 今日まで洗浄が充分ではなく、現在に至っています。。。 ちなみに軸受サイズは6900で、洗浄時内外輪の軌道に他部品が干渉しないように洗浄しています。