金型内のタッピング加工について教えてください。

質問

プレス金型の設計（主に自動車部品）をしている者ですが、
今回、順送型内で、タップ加工出来ないか検討することになりました。

（部品は、土木関係の部品で、たぶんＳＳ材350とか400　t4.5でバーリング（4.5+3.5＝8ｍｍ）後にＭ１０タップ）

　１０年程前にＭ５程度の加工をする図面を書いたことがあるんですが、
資料が無くなっていますし、記憶も定かでなくなっています。
たぶんカムかギヤ式のユニットを使ったと思うのですが・・・
その後、その型がどうなったのかも解りません。

今は、いろんなタイプのタッピングユニットがある様ですが、
過去に、こんなのを使ってどうだったとか、
現在こんなのを使っているなどといった経験のある方がおられましたら、
いろいろ情報を教えてください。

また、価格とか、耐用個数とか、設計するうえでの注意点とかも全く見当がつきませんので、よろしくお願いします。

ここに書き込むのは、初めてなので、上手に対応出来ないかもしれませんが、
おゆるしください。

追記

製品は展開形状が50Ｘ100の２個取りです。
型のサイズ（予想）は、型内タップなしで、800Ｘ1000　プレス300ｔｏｎ位　と思います。ありだと300～400長くなるのかな？
（Ｐ40Ｘ15ＳＴ＝600　Ｗ＝100Ｘ2+40≒250）

曲げの鋼材ほとんどＴｉＣなので、型費もそれなりだと思います。

生産台数が多いので、（２００００個/月）型内タップ加工を検討しているところです。

タッピングユニットを販売している会社２社に、いろいろ質問して価格とかの情報は、多少わかったのですが、販売の方の意見と、現場の意見は、多少ズレがあるのではないか？と思っています。

過去に使用経験のある方は、おられませんか？

もうしばらく、待ってみますので、経験談を教えてください。

よろしくお願いします。

回答No.2

noname#230359

弊社でも金型内タップ加工は検討しましたが、順送とは別ラインでタッピングマシンを使用した方がいいということで流れました。
理由として

１，金型内だとSPMがあげられない（別にした方が速い）
２，設備費も安く済むし、タッピングマシンは他の作業にも使える
３，タップの摩耗や折損に対しての対応を考えると、金型内ではメンテ
　　が大変

以上の点で採用しませんでした。

お礼

プレス屋三代目様 ご回答ありがとうございます。

確かに、それらの事を考えて、タッピング作業にかかる経費（人件費等）と比較すると、不採用のほうになっちゃいますね。

回答No.1

noname#230359

ウチではプレス金型の設計製作をしています。
ウチでも過去にタップ加工付順送を考えたことがあります。
ですが、流れてしまいました。
その理由は
?プレス仕様がどうしても大きくなります。
もし、ｚ軸方向にタップ加工をするならば400トンプレスクラスが必要になるかもしれません。
横からタップ加工するとしても、通常のカム加工と比べても金型の大きさは大きくなります。
つまり、通常手のひらサイズの製品にタップ加工をすることが多いと思いますが、これを順送金型の中でタップ加工をするとなると製品の大きさに対して金型が非常に大きくなる（必然的にプレスも大きくなります）ことが予想されます。
??で説明しましたように金型はかなり大きくなります。
ということは、金型費用も当然上がります。
どのくらい費用が上がるかは製品を見てみないとなんともいえませんが、最低100万円は上がると思っていいのではないでしょうか。
?プレス加工の早さに関しては、タップ加工しない順送金型に比べてずいぶん遅くする必要があると思います。

以上の理由で製作はキャンセルとなりました。

この意見はあくまでもウチでの話ですから、他では違うかもしれません。

参考になれば幸いです。

お礼

tara555様ご回答ありがとうございます。

自分の今までの経験と、「技術の森」の質問・回答を読んで、型サイズが大きくなることと、型費がアップするのは、知っていました。

プレスのＳＰＭは、私の書く型では、およそ30～40と聞いていますので、そのストローク数に対応できるタッピングユニットは現在では、あるようです。
（参考資料　http://www.nakayaseisakusyo.jp/kaihatsu/index.html）