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釉薬に含まれる鉛とカドミウムの問題とは?
- 陶器に使用される釉薬には、RoHS指令の対象となる鉛やカドミウムが含まれていることがあります。
- しかし、無鉛釉薬と呼ばれる代替品も存在しており、市場には既に出回っています。
- 食器などに使用される釉薬には、食品衛生法によって鉛の使用が規制されています。
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>焼成温度ですが本焼きが980~1000℃です。 生産は海外で行っており釉薬は無鉛のものを指示していましたが、蛍光X線検査で鉛が入っている結果となりました。海外の釉薬なので信頼性が欠けていると考えた方がよいのでしょうか? 1000℃迄ですか 白雲質陶器の類いですね。 この温度域で無鉛釉薬を要求すれば有鉛フリットを使うでしょうね 低温域での無鉛釉薬はフリットが高いので 多少ならいいだろうと言う安易な考えが働くと思います。 タイですか? RoHS指令を言われているので食器ではないですね。 もう少し詳しく書いて頂くと的確な事を書き込めますが? >陶器原料を混ぜる時に使うガラス水にも鉛が入っているということは ないでしょうか?(原料(土)状態での成分分析の結果では鉛は入ってませんでした) 現地には無鉛フリットの指示をしようと思います。 ほぼ正解でしたね、ソコで陶器原料を混ぜる時に使う A)ガラス水 とは水ガラス(珪酸ソーダ=解膠剤)の事でしょうか? A)も検査した方が良いでしょう 確かに電化製品に使われるのでRoHS指令の規制値以下でないと駄目なので 確かな無鉛フリット と言う指示を出された方が良いと思います。 大切な事を以外と簡単に考えられてしまう恐れが有りますので、釉薬を作るところに絶対に鉛の含まれたモノを 置かない様に(特に有鉛フリット等を置かない様に指示される事が重要です)指示される事が重要です。 原料等(釉薬も含めて)を調合する場合 器具等もハッキリと分けて使わす事等も重要です。 勿論釉薬を細磨するポットミル、トロンミル等は無鉛専用にするべきです。 チョッと位大丈夫だと言う安易な考えがワーカークラスには有るので要注意です。 原料(製土)に含まれていないのであれば釉薬を押さえれば無鉛になるでしょう。 ただ厄介なのは焼成炉や炉材に以前に有鉛のものを焼成されていた場合は、無鉛モノを焼成すると移る場合が有りますので、完全に無鉛にして製品を焼成してチェックする必要が有ります。 今日本ではそれが問題になっており業界では困惑しております。 以上ご参考になれば >ただ厄介なのは焼成炉や炉材に以前に有鉛のものを焼成されていた場合は、無鉛モノを焼成すると移る場合が有りますので、完全に無鉛にして製品を焼成してチェックする必要が有ります。 今日本ではそれが問題になっており業界では困惑しております。< 補足致します。 上記の件ですが今迄に有鉛の釉薬を使って製品を焼成されていた場合、鉛分(蒸発して焼成炉や焼成時に使う炉材に付着している可能性が考えられる)が焼成時に無鉛のものに影響を及ぼす事が日本で問題になっています ので念の為にチェックされる必要が考えられます。 以上 、ご理解頂けたでしょうか? ご不明の点が有れば書き込んで下さい。 >当社の取引メーカーの鉛の基準値が500ppm以下(RoHS指令の規制値は1000ppm)とされているのですが、そのまま既存の焼成炉を使って基準値の500ppm以下のもが作れますでしょうか?やはり焼成炉を新造することも考えないといけないでしょうか? 一度無鉛釉薬を使って今迄の焼成炉で焼成テストされて鉛が500ppm以下かどうかをチェックしてみて下さい。 今迄にどの程度の有鉛の商品を焼成されていたかによって違って来ますので、一概には答えれない状況です。 焼成炉を新規に作れば問題は有りませんがその前に上記のチェックをしてみて下さい。それで500ppmをクリアー出来ない時は焼成炉と炉材を変える必要が出て来るのではと思われます。 日本では可成り以前から有鉛ものを焼成(発色がいいのとコストが安いと言う利点)して来ていましたので焼成炉の内部や炉材に鉛分が付着してしまっているのです、どれくらい付着しているかは炉を見てみないと分からない状況です。 >業界でも問題になっているとのことですが、現在どのような対応されているのか 差し支えなければ教えて欲しいです。 新しく築炉し炉材を変えるとなると相当な設備投資になるので頭を抱えているのが現状です。 特に上絵付け製品は有鉛フリットを使って来たので今後規制が厳しくなると言う事で行政に泣き付いています。 新規投資以外方法は無い様です、長期間使って来た焼成炉や炉材が多い為 全体が有鉛状態と言っても過言では有りません。 行政の支援を等と言っているのが現状で未だに有鉛製品でも国産は許されている様です。 今後大きな問題になるでしょう。 文脈が乱れている事をお許し下さい。
まず焼成温度を教えて下さい。 焼成温度によって違って来ます。 でも最近は鉛の使われている様なものは無いはずですが、国内で生産されているものには外側ならいいのではないかと言う話しを聞きますので 気を付けられた方が賢明でしょう。 特に上絵付けされたものは危険性が高いと思って下さい、日本の大多数の陶業界の方々はRoHS指令すら御存じない方が多いので注意が必要です。 特に上絵付けの絵具には低温で焼成しますので有鉛のものが有ると思って間違いないでしょう。 無鉛釉薬なら指定すれば市販されています、が焼成温度が分かれば書き込んで下さい。 こじろうさん の参考資料がご理解出来れば良いと思いますが・・・
お礼
ありがとうございます。jyskdさんような専門家の方の意見参考になります。 焼成温度ですが本焼きが980~1000℃です。 生産は海外で行っており釉薬は無鉛のものを指示していましたが、蛍光X線検査で鉛が入っている結果となりました。海外の釉薬なので信頼性が欠けていると考えた方がよいのでしょうか?
こちらの文献はいかがでしょうか?
お礼
ありがとうございます。参考にさせてもらいます。
お礼
ありがとうございます。iyskdさんの言われる通り白雲質陶器です。 生産はネシアで、食器ではなく電化製品です。 蛍光X線検査は完成品で調べましたので、単純に釉薬が怪しいと思っていましたが、フリット(ガラス粉)に鉛が入っているということは、 陶器原料を混ぜる時に使うガラス水にも鉛が入っているということは ないでしょうか?(原料(土)状態での成分分析の結果では鉛は入ってませんでした) 現地には無鉛フリットの指示をしようと思います。 貴重なご意見ありがとうございます。「焼成炉や炉材に以前に有鉛のものを焼成されていた場合は、無鉛モノを焼成すると移る場合が有ります」とのことですが、 当社の取引メーカーの鉛の基準値が500ppm以下(RoHS指令の規制値は1000ppm)とされているのですが、そのまま既存の焼成炉を使って基準値の500ppm以下のもが作れますでしょうか?やはり焼成炉を新造することも考えないといけないでしょうか? 業界でも問題になっているとのことですが、現在どのような対応されているのか 差し支えなければ教えて欲しいです。 水ガラスは言われる通り珪酸ソーダ=解膠剤の事です。 ありがとうございます。現在素焼きのものと無鉛釉薬(日本の瀬戸製を使用します)と個別で検査する段取りをしております。その後無鉛釉薬で現在の焼成炉で焼成したものを検査するようにします。新規に焼成炉を作るかどうかはその検査結果 が出てからにしたいと思います。