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黄銅棒のカドミウムCdについて(RoHS指令対策)
- 計測器メーカーでRoHS指令対策をしています。1年ほどかけてRoHS指令対策を行い、なんとか在庫部品の切替実施段階まできました。黄銅棒に不純物でカドミウムが100ppmを少し超えるものが存在するとの情報を受けました。数社から低カドミ黄銅棒が発売されているが、入手性とコストの問題から困難です。
- 取引先の回答によると、低カドミ黄銅材は出回っておらず、少量では購入できない上に高価であるとのことです。客先のグリーン調達ガイドラインには金属材料中の不純物のカドミが除外される項目があるが、大半はRoHS指令準拠か客先閾値とされ、金属中の不純物のカドミの規定はない。
- 低カドミ材に切り替えればよいというのは理解できますが、現実的にはコストと入手性の問題から困難です。RoHS指令の除外品目の追加について欧州で協議されているそうですが、この件も追加されるというような話があるかどうかは分かりません。現状と対応策について、RoHS対応をされている方や業界の方のアドバイスを頂けたらと思います。
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弊社は快削鋼を取り扱っています。 鉄の業界のカドミウムは不純物レベル(弊社取り扱い鋼種だけかもしれませんが・・・)で数ppmになっています。 本題の黄銅棒ですが、おっしゃっている様に通常は100ppm以下が基準のようです。 75ppm以下の黄銅棒はある問屋が在庫していると聞いたことがあります。 但し、コストは通常のものに比べ高いです。 環境対策ですから高くなるのは普通でしょう。 最近要望が増えたものは「カドミウムをICに表記して欲しい」という事ですが 回答としては添加していないものは表記できない。 また、別途に測定となる場合はコストが掛かると断っています。 現状、弊社で取り扱っている鋼種で現在のRoHS指令に掛かるものは存在しません。
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>個人的には、RoHS指令で明確でないこういうグレーゾーンの対策は やりすぎ(現実的でない)と思います。 日本各メーカーのグリーン調達基準は、 ・RoHSが不明確なこの現状では、基準を厳しくしないとはっきりしてからでは対策が時間的に間に合わない。 ・日本特有の考え方で、不明確な以上石橋をたたいて渡るしかない。 という考え方から設定しています。 それも、各社各様で一定していないので困ります。 ただし、とかくRoHSが叫ばれますが、最終的にはRoHSに適用しているかどうかではなく、各社グリーン調達基準を満足しているかが問題です。 この基準は、各メーカーの価値観が現れているので、良い悪いと言う問題ではなくこの顧客に合わせなければならないと言うことです。 黄銅に関しては申し訳有りませんが、詳しく分かりません。 但し、質問者様も知っているS社は、黄銅はカドミウム100ppm以下と具体的に基準書に明記しています。また、適合しない場合取り引き停止と謳っております。 S社の規準は、今後日本企業のデファクトスタンダードになるであろうと言われています。 中小企業泣かせであります。
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ありがとうございました。 確かにRoHS指令の閾値、除外品目等が明確にならない限り、 国内大手メーカー殿の規制が、現実的なものにちかづく とは思えないですね。 しかし、原材料メーカーなどの動きを見ていますと、 とても期限までにRoHS対応できるとは思えないですね。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 鉄材料でRoHS対策が必要なものは特にないと認識していますが、 特に問題になっているものはございますか。 もしよければご教授ください。 お手数をお掛けいたしました。ありがとうございました。