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六角ボルトの中心に円柱状の孔の空いた製品を成型する際の割れ現象について
- 六角ボルトの中心に円柱状の孔の空いた製品を六角部からサイドゲートにて成型する際、ゲート周辺からの割れ現象が発生しています。
- 割れの起点はゲート周辺だと考えられますが、ゲート部周辺が他の部分よりも弱くなる原因は何でしょうか?
- 最近ゲートとランナーを広げたことで成型条件は安定しましたが、その後に割れの不具合が発生しました。このことに原因があるのでしょうか?
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いろいろと原因があるかと思われますが一番多いと考えられるのは、ナイロンの場合はゲートを通り抜けた瞬間から冷えが始まるので、多数個取りの場合はゲートを通過するタイミングが均一でないといけません。タイミングがずれていると先に製品部流れ込んだ製品があとから他のゲートに樹脂が流れ込む瞬間に流れや圧力のムラを受けて波打つようになります。こういった場合はゲート部付近に湯ジワの層ができるようになります。 たまたまそういう影響を受けたところが割れやすいのではないでしょうか。割れが発生している製品が特定の型番なのかを調べてみてください。特定できる場合はゲートサイズ、形状の違いがあるかもしれません。不特定の場合にはゲート付近の型温が低いことも考えられます。
その他の回答 (1)
こんにちは、製品の組み付け時に発生する割れなのでね? そうであれば、ゲート部とボルトの首部の割れの因果関係を 別に検証してみてはいかがでしょう。 ナイロンの場合、成形離型時に製品凹角部に顕微鏡で見ないと 分からない僅かなクラックが入る場合もありますので 検証してみてください。 ボルト形の場合は、首にR1以上を設けクラック発生、補強 対策を施してあるはずなのですが、もしも6角頭の首から いきなりネジが始まる形なら それが原因かとも思えます。 後は、ガラス繊維入りの場合にもゲート部からの溶融樹脂流れに 方向性がでるので、首部の割れが繊維の流れに沿ってゲートや ウエルドに走る場合もあります。 いずれにしても吸水処理を基本通りに行ってから成形割れを 調査してみてはいかがでしょう。
補足
アドバイスありがとうございます。 首部の形状は確かにRがついていません。 設計的に応力が首部に集中することは分かっていたのですが、過去10年ほど同様の形状で問題が起こっていなかったので形状変更はしていませんでした。 ガラス繊維は入れていません。 吸水処理なども問題はないと思います。 同じように成型を行っていて、最近割れの現象が出てきているのですが…
補足
アドバイスありがとうございます。 製品をよく観察するとゲート部近辺に湯ジワ(フローマーク)があります。 それも色の違いだけの部分と若干の段差のついている箇所もあります。段差の付いている部分は六角部とネジの始まりのある角です。 キャビNoによるかたよりもあります。No.5からNo.8までが95%ぐらいを占めています。ゲートサイズ、形状の違いはどのくらいの寸法誤差でも影響がでるのでしょうか?現状は2×2のサイドゲートです。