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窒化処理による金型の圧縮耐力の向上
- 金型に窒化処理を施すと、その金型の圧縮耐力が向上するか疑問です。
- 窒化処理による金型の圧縮耐力向上について、詳しく教えてください。
- 金型の耐久性を向上させるためには、窒化処理が有効なのでしょうか?
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その後どうなったのでしょうか? 問題が解決したなら締め切りませんか? それと結果を教えていただけると助かります。
答えはズバリbigheart氏が分かりやすく出されていますので、基本的でない答えをやります。 極薄く表面硬化する表面処理がされた金型の圧縮耐力が母材そのものより向上すると言える条件はどういったものでしょう? 窒化処理層は、条件次第ですが、2030μmなりの厚さを持っており、窒化層の厚さの中は母材より硬さが高い分圧縮耐力が向上しているとは言えます。 しかしながらそれで金型の圧縮耐力が向上していると言えるかどうかは、その金型が使用される応力、加工速度に左右されると思います。普通金型は、薄い表面処理層の下の母材も含めた広い範囲に応力が加わり、その範囲の平均値で捉えると、金型の圧縮耐力が向上しているとは言えないのですが、その金型が極端に弱い力で応力が加わるものであった場合、その応力が加わる範囲における表面処理層部分の割合が高くなった分は、金型の圧縮耐力が向上したと言えると思います。もう一つ高速衝撃的なの加工条件の場合にも同様に、金型母材の変形する範囲が狭まることで、同じくその応力が加わる範囲における表面処理層部分の割合が高くなった分は、金型の圧縮耐力が向上したと言えるでしょう。この応用例としては間違っているかもしれませんが、ゴルフクラブの表面をダイヤモンドコーティング等の硬化処理をするのは、衝撃的に力が加わることから表面処理による圧縮耐力向上の効果が大きいからであると思います。 このように普通では無い条件でしか、表面処理によって金型の圧縮耐力が母材より向上したとは言えません。
基本的にはあまり変わらないと思ったほうが良いと思います。 例えば豆腐の表面にアルミホイルを被せても軽く押すだけでへこみます。 見た目はアルミですが豆腐は豆腐です。 表面処理は内部の組織までも変えるほどの効果はありません。 同じ条件(環境)なら表面処理をしたほうが摩擦に強くなるとか錆びない等の変化が期待できるだけであって材質の基本特性の変化はどうにもできません。 ご参考までに、
お礼
回答ありがとうございました。 わかりやすい説明を頂き、頭の中がすっきりといたしました。