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鉢植えの河津桜の成長を止める芯止めについて
- 鉢植えの河津桜の成長を止める方法について知りたいです。幹の成長を止めないようにするためには、どのように行えば良いのでしょうか?また、幹を切った場合に幹の成長に何らかの影響が出るのか気になります。
- また、もう一つの河津桜の鉢植えについても同じように成長を止めたいです。この鉢植えの成長が停滞している理由を知りたいです。
- 幹の高さや太さを自由に調整したい場合には、芯止めという方法が効果的です。幹を切ることで成長を制限することができます。しかし、幹を切ることで成長に影響が出る可能性もあるため、慎重に行う必要があります。
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- bannzaiusagi
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すみません書き忘れていたので追加させていただきますね。 河津桜の実生で育った株の場合、自家受粉では無い可能性も出て来ます。 近くに生えている別の種類の桜の花粉を蜂が運んできて受粉させた可能性もあります。蜂は結構遠くからでも通ってくるもので以前住んでいた家の庭にセイヨウミツバチが沢山訪れては花の蜜を運んでいくので「住宅地だから養蜂箱は置いてないはずなのに」と不思議に思っていました。家のすぐ傍の一級河川の広い川の対岸は原野と農地がありそちらに散歩しに行ってみると畑の脇に巣箱が何箱か置かれていました。カボチャの花の受粉目的で農家が借りてくる物で、近くのカボチャの花の蜜よりも遠くの我が家の花の蜜の方が好みだったようです。 もし交雑でも他花受粉の方であればF1にあたり、こちらの方が良い特徴を持つ花を咲かせる確率が高くて将来自分の家オリジナルの桜が出来るかもしれないという楽しみもありますよ。交配で新しい個体が出来たのを体験することはとても興味深く、我が家では桜ではありませんが蜂かアリのおかげで(アリと共存する性質を持つ)お互いかなり離れた所で咲いていた宿根性の植物の2品種が偶然交雑してしまい実生で育って我が家オリジナルの美麗な花を咲かせてくれたものがあり(種子親の横に生えて育っているのに気が付かず、種子親と違う色の花が咲いているのを見て初めて交雑していた事に気が付いた)、それがきっかけで交配や世代を繰り返す作業を楽しむようになりました。種を沢山採取しては育苗箱に蒔いていきます。園芸植物なのでいろいろな花色が出てきて毎年のように予想しない様な色を見つけるのも面白く今年の開花が今から楽しみです。 桜も割と交雑し易いので他所の桜と自然交配する事が多く、それらから選抜された由来を持つ園芸品種がたくさん世に出ています。もしお知り合いに綺麗な桜が咲く木をお持ちの方がいらっしゃればお願いして花を少し分けていただき河津桜の雌蕊に受粉させてみると実が成ってくれるかもしれません。受精が出来ていれば種子を蒔けば無事に芽が出てきて育ち、花が咲いてくれるのを待つのが楽しみになりますよ。ただ園芸品種や八重咲き品種だと花粉が出来ないものもあるので、お願いするときに桜の実が毎年成っているか聞いてみると交配に使えるかの目安になると思います。 実生苗木が育ってから咲いた花がもし河津桜と違う特徴を持っていご自分にとって好ましい・綺麗な花であったなら、是非枝から接ぎ木もしておいて育て数本苗木を栽培しておくと元々のオリジナルの木の方がもし自根が弱めだったり短命で枯れてしまっても同じ特徴の物(それも株姿が自然に整って)が健康に育つ状態で残せてずっと楽しむことが出来ます。場合によっては挿し木が可能かもしれませんが接ぎ木の方が台木の根で生える分丈夫に育つでしょう。 それと、気になったのですが別の質問の方で書かれていらっしゃる実生株でまだ年数が経っていない幼い株に蕾が付いたというもの。この時咲く花はその株の本来の特徴で咲くとは限りません・・・。なのでもし今回地味な花が咲いてもガッカリせずに育て続けてみて下さいね。 バラ科果樹の他には柑橘類でもこの「幼い株に咲く初花」の現象が見受けられますが(私はグレープフルーツの小苗で咲いたのを見ました)株自体がまだ幼く未熟なためにこの時の初花は将来咲いてくれるであろう花と同じ特徴を持つとは限りませんし、この花が咲いてくれたからと言って来年以降も花が咲いてくれるわけでも無く、どちらかと言うと気まぐれに咲いたものと考えて下さい(普通咲かない方が多いです)。大抵はその後何年も花が咲かずに木が育ち続け、実生株がようやく成熟してきてから何輪かまばらに咲きだし、年々徐々に花数が増えてきます。ようやく多く咲きだした頃の花に現れている特徴の方が「その株の花の本来の特徴」となりますので。
- bannzaiusagi
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現在の幹の細さから考えると種子から育てた実生株ではありませんか?接ぎ木苗木だとその高さならもう少し幹が太いはずですから。実生株だとするとこれからの栽培について支障があり、ご判断によってはこれからも栽培し続けるのかどうかとなるので、まずはそちらの方から書かせていただきますね・・・。 もし河津桜から採れた種子から育ててきた苗木であれば、それは河津桜ではなく似た花が咲かない可能性があります。 河津桜は元々「交雑由来の園芸品種」なので木を殖やすのは「接ぎ木」だけ。河津桜自体が交配一代目(F1)にあたる為、自家受粉であっても採れた種子から実生で苗木を育ててしまうと河津桜の交配親両方の特徴情報の中からランダムに選ばれ出現する「メンデルの法則」によって2世代目(F2)だと劣った特徴が出易く、沢山の株を育てているなら一部に良い物が出現してくれる可能性があるものの、もし一株か数本しか無いのであれば必ずしも良い物が育つとは限りません・・・。野生の桜の様な地味な花が咲くならまだ良い方で、花が小さいとか花弁が奇形になって観賞価値が無い・育ち方に問題が有ったり病気に弱い物が育つ可能性も出て来ます・・・。どのように育つかどんな花が咲くかは試しに何年も育てていかないと確認できないのが厄介です。 もし「河津桜の交雑個体」を承知でどんな風に育つか分からなくても構わないのでしたら以降も育ててあげて、咲いた花を見てから栽培を継続するかをお決めになられるとよいのですが、それだけにとどまらずまだ問題が・・・。 桜の「鉢植え栽培」の時は実生苗を使うと「桜の木本来の育ち方」に成ってしまう為に、人為的に姿を整えようとするのが難しいのです。 春に咲くソメイヨシノや河津桜などのお花見で楽しむ桜のほとんどは「接ぎ木増殖した個体(一種のクローン)」です。優れた特徴が出現した個体1本から多く早く苗木を得るために挿し木や接ぎ木で殖やすのですが、その際に親木の枝から穂木を作りそれを使い苗木に育てます。穂木は元々枝なので既に成熟している木の枝の細胞で出来ており、人が人為的に木として育てはしますが細胞自体は「枝の時の情報(記憶)を持ったまま」なので継いだ時点でもう成熟していますから、実生苗木より成長が良く何年も早く花を咲かせます。そして元は枝として育つはずだった部分だったので幹として育つ事になっても実生苗の幹ほどには伸びていく育ち方はせず短めで、脇枝も短めに生えてきて枝分かれも短めのが多く横に広がり易いので、将来ずんぐりした樹形で株幅(枝張り)が適度に横に広がった姿に育っていきやすいのです。極端に例えれば木から切ってきた太い枝を土に刺したのが育つイメージの様な感じで、接ぎ木株の実生株ほど大きくは成れない性質というのがかえって人には都合よく管理し易くて花も近くで見て楽しめるので公園に沢山植えたり桜並木として植え、盆栽や大鉢での鉢植え栽培でも姿が整い易い為に桜の市販の鉢植えは大抵台木に接がれた接ぎ木苗から育てた物。その整った姿や大きさは接ぎ木だからこそできて、実生苗では切り詰めただけでは自然には整いませんし似た様にするのも難しいわけです。 接ぎ木苗木に対し、実生から育てた物は種子が発芽し本葉が出てからはまず幹がまっすぐとどんどんと伸びていき、幹が太くなっていくには何年もかかってしまいますし、花を咲かせるほどに木が成熟するのも遅いです。また桜の本来の樹高に育つのでそれに伴い途中で脇枝が生えてきても幹の方の成長が優先で幹を切り詰めなければ枝の育ちがゆっくりですが、実生株の枝はどうしても一本が長く育ち易い。実生株は幹を切り詰めていなければかなりの高さに育っていきます。よく「樹齢数百年の〇〇桜」と巨木で物凄い数の花を咲かせる木の話題がテレビなどで紹介されますが、あれほどの規模の大株には成らなくても木の高さだけならあれくらいまで育っていきます。我が家の近所の神社にエゾヤマザクラの大木がありますが、すらりとした樹形で株幅があまり無いものの幹の高さが物凄くて見上げるほど。実生株の幹から生えた大枝は横には広がりにくく斜めには向いていますが角度が結構立ち気味に伸びていき、おそらくこの性質は幹を切り詰めても変わらないと思います。 今回のものが実生から育った苗木だとすれば、実生で生えてきた時点で接ぎ木苗で育った株姿と同じようには育っていきません・・・。途中で幹の伸びを切り詰めて止めてしまったとしても、一番上の脇枝が幹の代わりに育とうとするのでご希望の高さに抑えるのは難しそうですし、何より枝の張りをバランスの良い形にするなら柔らかいうちから銅線を巻き付け徐々に角度を矯正したり、剪定を頻繁に繰り返して人為的に枝を横に育てていかなければならないでしょう。でも桜の場合は基本的に剪定はしない方が良く切り口や皮の裂け目に菌が入れば枯れ易くなります・・・。 もう一方お持ちの鉢植えの河津桜と言うのはおそらく購入された接ぎ木から育てたものだと思われます。そちらは接ぎ木なのであまり人が手を入れなくても自然に姿が整い、早いうちから幹を切り詰めた可能性はありますが、私の経験からも接ぎ木苗木なら地植えでも剪定せずとも樹形はバランスよく整います。 私の実家の庭と我家の庭に小型の桜のチシマザクラの木があります。偶然ですが樹齢は大体同じくらい。実家のは父が種子を貰ってきて蒔いて育てた「実生株」、我が家のは苗木屋から接ぎ木後一年経ったのを購入して植えた物です。チシマザクラは他の桜ほどの樹高がありませんが実家のは枝がのびのびと伸びていきながら3メートルくらいで高さが落ち着き、一方我が家の物は全体で1メートル強でもう高さは伸びず幹だけの高さも60センチくらいで、枝が短めに詰まって育ち充実してきていますがこれから育ってもあまり高さは変わらない事でしょう。まるで別の種類の様ですがどちらも同じ種類。この見た目の差は実生株と接ぎ木株から来る「育ちの違い」なんです。 私の住んでいる北海道の各地ではチシマザクラは基本的に自生は無く元々北方領土の野生種で、終戦直後に引揚者が持ち帰ったたった一株から繰り返し殖やされ広まったのだそうです。その親株が今も某所にあるのですがその株自体が挿し木か接ぎ木で殖やされたものらしく丈が桜とは思えないほどに低いのです。初期の増殖で枝を穂木に使うと大切な親木が弱るので最初のうちは種子で殖やしていたらしく花色などの特徴に個体差が有り、実家のは薄いピンクの花で我が家のは白い花が咲きますがどちらも同じチシマザクラ。おそらく我が家の株に成った実の種子を蒔いて育てれば見た目は実家の木の様に高めの木に育つ事でしょう。 本来の河津桜では無い、実生株は姿を整えにくいのを承知であればもう何年かそのまま育てて幹の太さが出来てから、60~70センチくらいの低めで幹を切ると少しは将来の高さを抑えられるでしょうが、よほど上手に整えていかないと不格好な樹形に成るかいずれ2メートルを超えてしまうと思います。毎年脇枝を全体のバランスを考えて切り詰めたり細枝を軽く剪定したり根を切り詰めたりで勢いの調整は出来ますが、切り口はある程度の大きさが有れば癒合剤で塞がないと成らないので見た目が悪く見て痛々しく感じるかもしれません・・・。できれば桜の年間管理が載っている栽培本を購入し、それに沿って育てていく方が良いです。 雑種であるその実生苗木を台木に使い、もう一方の河津桜の枝を穂木にして接ぎ木すれば接ぎ木苗木となってあまり大きくは育たない本当の河津桜の木として育てることが可能です。でも河津桜の特徴が濃い個体なら自根自体が丈夫ではなく育ちが良くない可能性がありますが・・・。もし交配親の方の特徴が強い様なら丈夫に育つかと。私だったら失敗覚悟で接ぎ木にチャレンジすると思います。初心者で台木が一本だけだと挿し木のやり方をちゃんと理解して行ってみても失敗してしまうかもしれません。それでも根元近くからまた芽が生えてくれば自根が強い個体であると言えるので雑種としてそのまま育てても良いですし(切り口は幹が育つうちに目立たなくなる。)また台木として使えるまで数年育てて接ぎ木に再チャレンジしてみても良いです。 接ぎ木失敗後に台木の根元から生えてくるのはおそらく桜の木の伐採後に切り株の根元から生えてくるヒコバエと変わらないので一本が細いままでグングン伸びて育ってしまう可能性は高いと思います。 サクラを始めバラ科の木は接いだ台木の性質に影響され易く、バラ科の果樹だと育った時の高さを抑えて果実を収穫し易くする目的で「矮性台木」というものが使われ、市販の鉢植えでもう実が成るほどに育った「サクランボの木」はこの台木に2品種の穂木を接いで育てた物。実家でも鉢植えを育てていましたがとてもコンパクトな大きさに育ち地植えの木と同じものとは到底思えないくらいです。 もし接ぎ木を行ってみたい場合、成功率をあげたいなら台木は別の種類を使うと良いです。桜の台木は河津桜の交雑時の片親と言われるオオシマザクラを使うと活着成績が良くなるそうです。他のヤマザクラ系の種類でもいくらか成功するかもしれないので、もしご地元で山に普通に野生種の桜の木が生えて咲いているのなら実が熟す頃に種子を拾ってきて洗ってすぐに蒔けば発芽率も上がりますが人が植えたと思われる木は園芸種の可能性が有り園芸種は自根が弱いので台木に使わない方が良いです。 なお、突然変異で実生でも矮性に育つ品種が有るのならそれを台木にして接ぐとあまり高く成らなくなるかもしれませんが、市販の矮性品種は由来がはっきりしないのでそれらだと台木には使えないかと・・・。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。確かにこれは、もう一つの鉢の方のさくらんぼの種を植えて発芽したものです。この冬はとりあえず切らないで様子を見ようと思います。花が咲くかどうか、咲いたらどんな花だったか、補足の回答の方にまたお礼します。もうしばらくお待ちください。
補足
言い忘れましたが、どういう形の木になっても、栽培は続けます。枯れてしまえば仕方がないですが、発芽させた以上、責任を持ちたいと思います。間引きという行為が、人間で言えば中絶に当たるとすれば、中絶できる時期を過ぎたと考えますから。
お礼
回答ありがとうございました。結局、今年は葉だけでした。