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人工知能は既に人間より賢いですが?
人工知能は既に人間より賢いですが、アスペルガーの人たちより融通も利き、空気も読めるのは何時ごろでしょうか?
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まず言いたいのはアスペルガー症候群を低い知能と決めつけています。この認識が間違っています。過敏なのであって、知性でいうと優れているのです。人を見下すような言動は控えたほうがいいですよ。 人間の知性というのは、可能性の海なんです。昨日まで思いついてもいなかったことを突然考え付き、展開して当たりまえにするというやりかたはとんでもないもので、こういう人間を「頭がいい」なんておもおうとするから間違いの元なんです。頭がいいというのは情報を整理する能力であり、そんなもので「発想」なんか生まれません。天才的発想というのは肉体から生まれるものです。 その情報を整理する能力についてAIが人より勝っているかというとそんなことはない。AIは情報を処理する能力が高いだけです。そしてメモリが発達していますから巨大なデータを同時処理する能力に長けているのです。 だから、人間が見つけられないことを発見したり、こうじゃないかという仮説をたててその妥当性を検証したりするのは簡単なことです。ものごとを発見する能力は優れています。ただ、これは頭がいいということじゃないでしょう。 単純作業をする人間を10億人も集めて解析処理をしたら、AIより精密に発見もできると思います。しかし、処理速度だけが違う。AIが0.01秒で発見することに到達するまでに120年かかったりするわけです。 だったら、人間が自分をいためつけながらやる仕事なんていうのはAIに任せたほうがいいわけです。 何をしたいか、それはAIは一切考えません。意志がありませんから。。 人間なら、病気で苦しむのがいやだから病気を早期発見したいとか薬剤を速く開発したい、と考えるのです。というか思いつくのです。それはAIはやりません。 彼らはガンで苦しむこともないし歯が痛くて悶々とすることもないのです。人を幸せにしようとも考え付きません。 病気の母親を速く医者にかからせたいと思ったから、フォードは自動車を作り量産する気になったのです。こんなことはキカイが思いつくことじゃありません。 ただ、何かを思いつくまではいいとして、さてそれをやるとなるとたくさんのデータを使って分析したり仮説をたてたり、模擬実験をしたりして対策を模索しなければいけません。そういうことは人間がやるとしんどいし、ミスをする可能性もあるから、AIにやらせたらいいじゃないですか。 人間とAIのすみわけはそこにあると思いますよ。AIが痛がって何かの薬を生み出すなんて言うことは絶対にありませんけど、人間が痛がって薬をさがしてくれとAIに頼むのはあり得ます。 前に羽生永世七冠と将棋ロボットが、なんだったかな、詰め将棋だったかなんかのゲームをさせるというのをテレビでやったことがありました。当然というか羽生さんの独り勝ちで敵なしです。 このときAIの中で起きたことは、段々負けようとし出したということです。このAIは、勝負のときの周辺の反応を見ることができます。自分が全力で考えた手で対戦しても羽生に勝てない、だからもっと強くなろうとすることは可能ですが、そうではなく弱くなろうとした。なぜか。 AIは周辺の反応をモニターしていたのです。そして、羽生さんが勝つたびに周辺の人たちが喝采し喜ぶことが見えた。ああ、自分が負けるとこのひとたちはうれしいんだな、と判断して、周辺を喜ばすように行動し始めたのです。 これは「空気を読む」ということがすでにできているということです。いつ頃も何もなく、すでにできています。 観点は「なぜそんなことができるのか」であって、AIがうれしいからではありません。AIのプログラム中に、周辺が喜ぶと勝っていると判断するんだと人間が考え、周辺を喜ばすように動け、という命令が入っているだけです。 通常ならAIが勝ったほうが周辺をよろこばせますから、AIが勝つたびに周辺は褒めるわけです。 しかし、たかがAIが人間に勝つのはおもしろくないと考えている人間たちが周辺に居たら、喜ぶのは負けるほうですから、AIは負けるように動いただけです。 単にプログラムされた通りに動いただけです。空気を読め、とプログラムに書いてあったのです。そんなことはいくらでもできます。 できないのは、自分自身がうれしい、悲しい、痛い、苦しい、という感覚がないので、何をどう片付ければ問題の解決になるかというような思考が一切できないということなんです。 一応AIの開発現場にいますのでお答えしました。たかがプログラムにすぎません。
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- SPROCKETER
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人工知能は全然賢くありません。チェスや将棋で人間が勝てないだけで、それ以外の問題では必ずしも人間よりも上というわけではありません。 たとえば、一つの文章を読んだ時に、人間は関連する予想を立てて、「一を聞いて、十を知る。百を悟る。」という連想予想をおこないますが、人工知能はまだ洞察力の点で貧弱で、人間のように多くの事象を関連付けて考える能力に達していませんし、人間は関連した問題を連想する時には、それを知った場所の光景、匂い、感情、雰囲気まで連想していますが、人工知能は、そこまで理解出来ません。 人工知能は人間のように考えていると相手に思わせて騙す能力は急速に向上すると思いますが、本当に人間と同じ思考をしているかと言えば、おそらく、そうならないと答えるしかないでしょうね。
- notnot
- ベストアンサー率47% (4900/10358)
賢いか?というと全然賢くないです。 知っている知識データを使って一番ありそうなことを会話したり、将棋を指したり、囲碁を打ったりしているだけです。 そうじゃなくて、人間の思考をシミュレートするような研究もされているようですが、こちらはまだまだのようです。