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西郷さんの心
西郷さんって、 僧月照との入水やら お江戸からの刺客に対し「それはご苦労様でございます。いまなら家人はだれもおりません。 どうぞ私の命をうばってください」という対応とか 蹶起の若者たちとの面談でも「おいどんの命ばさしあげましょう」とか 浜松での鉄舟山岡との会談でも有栖川親王に一言もせずに「分かり申した。お江戸を火の海にはしません。人も殺しません」とか、鉄舟を見送って「金も命も名誉も地位もいらぬという奴は始末に負えぬ」という嬉しそうに述懐する。 なんてことは現実のことに心なんかおいてなくて、自己を天にしか置いてなかったのでしょうか。
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noname#252332
回答No.1
歴史上の人物が小説に書いてある通りのことを言ったというハナシはめったにありません。マリーアントワネットが「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃないの」と言ったというのは実際には別の貴族がふざけて言ったセリフでした。大衆の妄想にこたえてマスコミがマリーアントワネットのセリフをねつ造したのです。映画の八甲田山で高倉健が「案内人殿に敬礼」と民間人の秋吉久美子に礼を尽くしますが、彼のモデルとなった軍人は凍傷になった案内人たちを山に置いたまま下山して、後遺症を負った民間人にはほとんど補償も有りませんでした。まあ歴史上の人物を正しく理解したからどうなるというわけでもなく単なる娯楽ですが、実際のところはほとんどが物書きの頭の中から出てきたという訳です。
お礼
そういう解釈ですか。 ありがとうございました。 物書きというより、東大の美学や哲学の先生たちの著作からのいんようでしたがね。ありがとうございました。