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比較生産費説のポイントは、それぞれの国で、少ない労働力で効率よく生産することで、全体の商品の生産量が増大するということです。それぞれの国の労働者数は決まっていますので、ある商品に特化して生産した場合に、どれだけの商品ができるかは計算によって出せます。 質問には、A国とB国について、それぞれが特化して生産した場合に、どうなるかが問われています。まず、現在の生産量を計算します。表には、それぞれの国の全労働者数が出されていますので、現在のブロッコリーの生産量はA国2単位、B国2単位なので、合計4単位になります。また、現在のワインの生産量はA国3単位、B国3単位なので、合計6単位になります。 ここから、それぞれの国が特定の商品に特化した場合を計算していきます。 A国がブロッコリーの生産に特化した場合の生産量は 22÷10×2=4.4 B国がワインの生産に特化した場合の生産量は 17÷8×3=6.3 A国がワインの生産に特化した場合の生産量は 22÷12×3=5.5 B国がブロッコリーの生産に特化した場合の生産量は 17÷9×2=3.7 (1)の条件だと、両方増やすことができます。 (2)の条件だと、ブロッコリーは増やすことができますが、ワインは増やすことができません。 したがって、これに合う内容が書かれているのは(3)になります。