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病原体と宿主との関係
病原体が宿主に感染するとき、一般的に病原体は、宿主を殺さずに生かしていた方が有利だということを聞きました。 それは病原体が、例えばヒトの体内でしか生きられない場合で特に言える事で、宿主を殺してしまうとその宿主に感染していた病原体は死んでしまうしかありません。結果、高病原性をもつ病原体は淘汰を受けて長期的に繁栄することができない。 とまあ、ここまではいいのですが、反対に宿主にとっても病原体を徹底的に排除しない方が有利だということらしいのですが、これが良く分かりません これって一体どういうことなのでしょうか?
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溶血性連鎖球菌やヘルペスウイルス、場合によってはBCGもそれにあたるかも知れません。 病原性の比較的低い状態のものを保持することにより、強毒株のものが繁殖しにくくなり、また、免疫を維持できることがあります。 正常細菌層も抗生物質を使用することにより病原性の高いものを繁殖させやすくすることもあります。 キャリアーというと悪い状態ですが、多くの人や動物、宿主が健康状態で保持している微生物はそのものが生物学的バリアーとして皮膚や粘膜、外部から内部への侵入を堤防として守っていることを言いたいのでしょう。 腸管内は生物の内部のように見えますが、外部であり、粘膜面の内側、微生物フリーの方が本当の内部です。鼻腔も外耳も同様です。
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- inoue
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必ずしも全てのケースに当てはまるわけではないのですが、たとえば大腸菌などは量が増えすぎると有害ですが、ある一定量を保有していれば腸の働きが活発になり人の役に立ちます。ただしある生物にとっては劇症を引き起こすかもしれません。 エボラウィルスもそうで霊長類に感染した場合は劇的な症状を引き起こしますが、宿主には別の作用をもたらしている可能性があります。 もしエボラが全ての生物にとって有害な症状を引き起こすなら、エボラ自身が滅んでいるからです。 ゆえにエボラの宿主はまだ判明していませんが必ず存在すると考えられます。 私の予想ですが、必ずしも体にプラスになるだけでなく、種としての生存率の向上なんかも理由になるかもしれません。 例えばエボラの宿主が昆虫だったとします。 その昆虫はエボラを宿すことによって活性化作用を引き起こすことはないかもしれませんが、その昆虫を食した者は恐ろしい死に様をさらすことになります。 ゆえに、この昆虫は食べられないと他の種に認識させ、遺伝子に組み込んで継承させることに成功させれば、その昆虫種は外敵が減って、種の保存にプラスに働きます。 これと似たようなケースは幾らでもあると思います。 河豚の毒は生物濃縮の結果ですが、河豚自体に害はなくその目的は種の保存であるとも考えられます。 いかがでしょうか?
お礼
う~ん、そうですよね。おっしゃることは間違っていないと思うのですが、でもすみません。多分これは私の求める答えではないんです。 私の表現がまずかったのでしょうね。私は今回の質問では、一般的な話を聞きたいと思いました。しかしあなたの回答を見る限りでは、どうも一般的な話ではなく、ちょっと違うかな?という感じがします。 でも読んでて面白い話でしたよ。どうもありがとうございました
お礼
なるほど、きっとそういう意味で言ったのでしょうね。納得です。 どうもありがとうございました。