- ベストアンサー
美的基準はいつ頃・どんなふうに決定されるのでしょうか?
美的基準は、主観的なものだと思いますが、いつ頃・どんなふうにして決定されるのでしょうか?親の影響でしょうか? 例えば、美男・美女の基準には、個人差がありますが、多くの人が美しいと考える共通認識があることも事実です。ただ、この認識を、言葉で明確に表すことは難しいと思うのです。 また、この関連での何か良い参考資料等ありましたら、あわせて教えてください。 これは、心理学の分野の質問だと思うのですが、違ってたら、すみません。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんわ。 私は、美的基準の形成は、先天的な要因と後天的な要因の両方からだと思います。 No2の方のホルモン云々は進化心理学ですね。進化心理学によれば、男性が女性を選ぶ基準は、「よい子ども」を産むことが予想される体型だと言われています。つまり・・・ 胸が大きい→子どもへの授乳がより多い お尻が大きい→安産 ※腰の細さの強調は胸とお尻の大きさを強調するのに都合がよいためと考えられるが、立証はできていない また、女性が男性を選ぶ基準は、自分を養うことができるか否かにかかっているので、 筋肉が多い・胸板が厚い→力強い(食料をより多く獲ってこれる) が重視されると言われています。 でも、美の基準が時代ごとに変化すること、また、成長の過程で修正されることがあることなどを考えると、価値観の反映があるため、後天性の要因も大きいのでは…と考えられます(価値観は文化的に形成される後天性のものから)。 多くの人の共通認識については、社会心理学(対人魅力)の分野では、女性の魅力として、 ・造形美、バランス、シンメトリー ・牽引性(出るとこが出て、引っ込むとこが引っ込んでいる)、凹凸の明確さ ・表出性(感情の表出しやすさ=目や口の大きいことに表れる) ・幼児性 の4つを挙げています。男性魅力は主に美よりも経済的魅力等に比重が置かれるため、ほとんどのテキストには詳しく載っておらず、私も力強さ以外はわかりません。 あ、あと、幼児性については、No2の方が言っているように世界共通というには語弊があります。 社会心理学の分野では、幼児性の好みはモンゴロイドの特質であり、コーカソイドでは重視する人は少なく、コーカソイドは牽引性に高い比重をおくことが立証されているからです(蔵、1993)。日本で昔、アメリカで大ヒットしたバービー人形は売れなかったのに、リカちゃん人形はヒットしたことからも裏付けがとれます。 以上、長くなってごめんなさい。。。
その他の回答 (2)
- x68000
- ベストアンサー率25% (31/120)
こん**は 男です まあ単純に共通認識という点で言えばこの3つ位に集約されますかね? ・ホルモンが潤沢である わかりますよね、女性ならば豊満なスタイルに長いまつげ… 交尾OK度が大きければ大きいほど惹かれてしまいます ・明るい色を持っている アングロサクソンに世界中の人が憧れるのは、最強国家ばかりではありません。 人間は基本的に明るいものを好む傾向がありますので、 黒い髪よりも金髪 黒い瞳よりも青い瞳 黒い肌より白い肌 ・幼顔 3分割の黄金比やつぶらな瞳などは全動物共通の美(?)の基準なのではないでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 共通認識は、全動物・人間に共通だろうということですので、後天的なものではなくて、先天的なものということですよね。 共通の美的基準は、環境など周りの影響なほとんど関係なく、人間の本能的なものということでしょうか?確かに後天的に、多くの人が、同種の基準を持つということは難しいかもしれないですものね。。。 2つ目の「明るい色を好む」と言うのは、なんとなく、わかるのですが、残りの2つは、共通認識なのでしょうか・・・?うーん、よくわかりません。
おはようございます、 【美的基準はいつ頃・どんなふうに決定されるのでしょうか?】 【…いつ頃・どんなふうにして決定されるのでしょうか?親の影響でしょうか?】 下記URLの本にあなたの知りたいことが詳しく記されております。(お勧めします) 著者P・D・ウスペンスキーの知名度などで決めるのでなく“直感”で判断なさってくださいね。 この本から、わたしの言葉で要約します。(言葉たらずで、?が起きたら補足欄にお願いします) 【美的基準はいつ頃・どんなふうに決定されるのでしょうか?】 (質問文にも書かれておられますが) 美(善・愛・神)は言葉では定義できない! 本質は感性の分野で“感じること”ですよね? *****参考(辞典)******* ***** 【感性】 〔哲〕認識の上では、外界の刺激に応じて、知覚・感覚を生ずる感覚器官の感受能力をいう。ここで得られたものが、悟性の素材となり認識が成立する。 ***** ******* ***** で、【美的基準はいつ頃…どんなふうに決定されるか】は、その個人が生まれてから様々な〔表象を集めて→美の概念となり→観念〕として決定・定着?する、だから それは個人差の問題である。 換言すれば、美的基準は“いつ頃”かは“わからない”又は“決められない”となりますよね。 ***** ******* ***** 【…親の影響でしょうか?】 生まれてから(子宮内にいる胎児も含まれるかも?)のことですから、親に始まり…すべての環境が影響をおよぼすのでしょうね。 (他の文献によると、7才までに基本的なことが“決定される”とあります) ***** ******* ***** 蛇足になりますが、参考になると感じましたので…「私が愛した本」和尚。より抜粋、 G・E・ムーア(イギリスの哲学者)の「倫理学原理」だ。私はこの本を愛してきた。 これは大いなる倫理の実践の書だ。彼は『善とは何か?』という問題を考えるだけのために200ページを費やし、『善』は定義不可能だという結論に達する。大したものだ!だが彼は宿題をやってのけた…略 …彼は一歩々段階を追って進んだが、神秘家と同じ結論に達した。 『善』とは定義不可能だ。 『美』もそうであり、『神』もそうだ。 実際は、なんらかの価値あるものは すべて定義不可能だ。…略 Osho ***** ******* ***** 参考になったでしょうか? 私見です、“本質的”なことを“研究”することで人生にたいする価値観が深まると理解しております。 ので…頑張らずに“がんばって”くださいね♪
お礼
早速回答ありがとうございます。 P・D・ウスペンスキーを初めて知りました。勉強不足で申し訳ありません。早速、本を読んでみたいと思います。(ちょっと難しいそうですが。。。) ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。 先天的・後天的の両方が関係するということなんですね。 私が美男・美女の基準を例に出してしまったのがいけなかったのでしょうが、美的基準には人間に対するものだけではなく、人物画じゃない絵画など、「もの」に対する基準もあります。 こちらも、やはり、同じってことですよね?