『自然に再生』したというのは、どういう状態のことでしょう?
薬を飲んだり、固定したりという手当をまったくしなくても、100%元通りになるか、という意味なら、どれもダメでしょうね。
脚の骨を折ったって、ギブスで脚を正しい形に固定するなど正しい措置をとれば、誰も珍奇に思わないし、自由に元通り跳んだり跳ねたりできるようになりますよね。あれで「自然に再生した」ことになるならば、
(当方は医者ではないので、以下、・・・ 「と思う」 です)
1)末梢神経(完全断裂)
神経の太さにもよりますが、細い末端部なら再生するはず。
2)脳(脳血管障害)
これは再生は無理。ただ、迂回路ができて、失った機能を代替することはある。
3)骨(骨折)
難しい場所もあるが、基本的には再生する。
4)筋(肉離れ)
これも「移植した」とかの話を聞かないが、切れた部分を繋ぐなどの手術はしているかもしれないので、推測する情報不足。
なんとなく、固定などの措置で治りそうな気がするが、不明。
5)軟骨(変形性膝関節症)
股関節や椎間板の異状などには手術が必要。場合によっては金属製の関節をいれたりする。つまり軟骨は再生しない。
6)血管(術後)
ガン細胞は自分で、自分の周囲に血管を作り出して栄養を盗って成長する。ので、血管は再生する。(但し、患者の希望通りの経路で再生するとは限らないが)
7)毛根(年による禿頭)
毛は、成長期、休止期、停止期を繰り返す。休止期を終わると毛根ごと抜け落ちるが、また生えてくる。間違いなく、毛根は再生する。
はげてしまうのは、国語辞典に出ていなかったが「毛母細胞」と私が記憶している細胞(毛根を作る細胞)がまで消滅してしまったせい。それも、毛生え薬でなんとかなりそうな時代(毛生え効果を政府が認めた薬はある)。
8)角膜(角膜損傷)
角膜異状は「移植手術対応」なので、再生しない。今iPS細胞でなんとかしたいと研究中のはず。
9)網膜(網膜剥離)
剥離したらレーザーなどで焼くなどして固着するしかないので、網膜も、再生しない。
10)歯(虫歯)
唾などの成分で、歯の成分は日々、少しずつ入れ替わっているらしいが、歯としての再生は無理。入れ歯にするしかない。
ただ、鮫は何段も歯列が用意されていて、最前列の歯列を失えば順番に奥の歯列が前に押し出て来るので、人の歯でなければ、再生する(場合もある)と言える。象の歯のすり減り方でおおよその年齢が分かると言っていたので、象の歯も再生しない。
11)爪(爪がはがれた場合)
爪は剥がれてもまた固くなるので、再生する。もちろん、病気でなければ。
但し、爪が生えてくるより、爪があった部分の皮膚が固くなるほうが先だったと記憶している。
お礼
ひとつづつ丁寧に回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。