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高圧ケーブルのサイズ選定 お願い

電気容量から高圧ケーブルのサイズの選定依頼を受けております。計算の仕方を教えて頂きたいです。 設計会社さんがある程度ケーブルのサイズを選定して下さっておりますが、サイズダウン出来ないか確認したいです。 容量は分かっているのですが、電流や電圧が分からない状況です。これでも算出することは可能でしょうか?? 【 A 棟 】 A棟分 6600V CVTと6600V EM-FPT のサイズ選定をお願いします。 < 275KVA > 1Φ3W 75KVA 3Φ3W 200KVA スコット30KVA 数量は図面記載の通り115mです。A棟分の計算方法を教えて頂けたら、あとは自分でやります。

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  • mdmp2
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回答No.1

1Φ3W 75kVA が25kVAずつ各相に配分されていて、各相のバランスが取れているものとします。 合計容量(変圧器の容量)275kVA、3Φ 6600V 図中に、スコット30kVA がありますが、それは3Φ200kVA の下に接続されるものなので、合計容量に追加されません。 容量(kVA) =電圧(V)x電流(A) x √3 /1000(kVA/VA) から、 電流(A) = 容量(kVA) x 1000(VA/kVA)/電圧(V) / √3 = 275(kVA) x1000(VA/KVA) /6600(V) /√3 = 24A 高圧配電線の電圧降下で一次電圧が6000V に下がった場合は、 電流(A) = 275(kVA) x1000(VA/KVA) /6000(V) /√3 = 26.5A 以上は、変圧器を100% としてのはなし、 変圧器の効率を98% とすると、電流はそれぞれ、24.5A, 27A になります。 条件の悪い方を採用して、電流を27A とします。 ケーブルを選定するときは、ケーブルの許容電流と、ケーブルの電圧降下を考慮します。 ケーブルの許容電流は、 http://www.swcc.co.jp/cs/products/industrial_cable/p_plastic/products_data/6600v-cv_cvt_data.html を参考にしてください。 6600CVT60 またはEM6600CET60(エコケーブル) ケーブルの許容電流は、布設方式と周囲温度により違ってきます。 最も条件の悪い、管路布設の場合、周囲温度25℃において、200A (CVT, CET とも)となっています。 ※CVT, CET は、「トリプレックス」のところを見てください。 周囲温度を40℃とすると、補正値は0.88 なので、176A になります。 実際の電流は、27A なので、許容電流の観点からは、このケーブルは安全です。 ケーブルの電圧降下は、同じ資料の、「インピーダンス表」を見てください。 CVT, CET 60の90℃、50Hz におけるインピーダンスは、0.413Ω/1km となっています。 115m では、約0.05Ω になります。 銅線の抵抗値は温度が高いと大きくなりますので、周囲温度が40℃のときは、やや小さい値になりますが、細かいことを言わずに、115m あたり、0.05Ω とします。 このケーブルに27A の電流が流れると、27(A) x 0.05 (Ω) = 1.35(V) の電圧降下が生じます。 1.35V は6000V に対してごみ(.0.225%)のようなものなので、電圧降下は無視することができます。 よって、このケーブル(CVT60, CET60)を使うことができます。 60の下は38, 22, 14, 8 となりますが、それぞれについて検討してみてください。 どうやら、サイズを落とすことは可能と思われますが、貴殿が電気工事士など、資格の裏付けがなければ、貴殿の判断は素人の判断ということになります。それでは誰も納得しませんので、設計会社に60 を選定した理由を説明してもらう中で、サイズを落とす相談をされたら良いと思います。

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