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江戸時代の軽業士って今で言うサーカス団ですか?
江戸時代の軽業士って今で言うサーカス団ですか? それとも本職が大工や火消しという別にあって趣味で曲芸をやってた?
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サーカス団というのは、何人も集まって、場合によっては動物も含めてグループで練習し、集団芸として見せるものです。集団芸であり、個々のメンバーの個性なんていうのはあまり問題にしないものです。 軽業師というのは、個人が訓練し、ヤカンや土瓶を手玉にとったり、誰も抑えていない梯子や竹馬の上に逆立ちして乗ったりするような芸をする存在です。個人芸です。もっとも、小刀や手裏剣を3メートルぐらい先に立っている女性に向けて投げ、耳や肩にすれすれのところの壁に刺さるなんて言う芸なんかはペア芸といえますが、ワザをやっているのは投げるほうですから、やっぱり個人芸です。 いまでいうと、ジャグリングをやって見せたり皿回しをしたりボールを扇子の上とか刀の上でころがしたり、風船加工をしたりする大道芸人がいますけど、あの類です。 軽業師は悪口で「河原乞食」といわれたもので、投げ銭を飯の種にした芸です。 したがって、鳶職人とか大工のような、堅気の仕事をしている人間がやることは決してありません。
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