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医学部の難易度を下げて金持ちは良い医療を受ける?
クロコーチという漫画で、頭があまり良くない人でも医者になれるくらい医学部の定員を増やせば医師不足は解消される、老人向けにその医者を使えば医療事故が次々起きて少子高齢化も改善される、その世界でも経済力ある自分のような人間は高度医療を受ける権利がある、と書いてありました。 しかし医者が頭悪くてもなれる仕事になれば、権威が失墜して待遇が悪化し、そうなれば優秀な生徒が医学部を目指さなくなりませんか? またそもそも毒にも薬にもならない医療を効果絶大かのように宣伝して売るほうが、失敗の可能性も高い誠実で高度な医療より儲かりませんか? なぜ医者が増えた世界で金持ちが優れた医療を受けられる前提になるんでしょう 素人の自分が考えてもわからないので詳しい方がいたらお願いします
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- QCD2001
- ベストアンサー率59% (342/575)
論文じゃなくて漫画でしょ。 漫画のストーリーを展開するために適当に書いているだけです。 実際は「医師不足」というのは医師の数が不足しているのではありません。医師が地域的、診療科的に偏在しているために、医師が不足する地域や不足する診療科目が存在しているのです。医学部の定員を増やしても、儲かる地域や儲かる診療科に医師が偏在し、儲からない地域や儲からない医診療科の医師不足は解消されません。 十把一絡げで「医師不足」にしてしまっているところがまず間違いです。 >経済力ある自分のような人間は・・・ 現状でもお金をたくさん持っている人は、テレビで紹介されている医師だけでなく、力のある優秀な医師を探すためにお金を使うことができ、北海道や沖縄にいる優秀な医師、あるいは外国にいる優秀な医師のところへ行って治療を受けることができます。「その世界でも」というのは意味のない言葉です。 漫画のストーリーに対してこのような間違いを指摘するのは、無粋なことであると思いますよ。たかが漫画ですからね。
- asuki07
- ベストアンサー率25% (34/136)
医療は多くの場合常に売りて優位になるためですね。 実際、それと似たような状態になっているのがアメリカや中国や幾つかの途上国ですね。まぁ日本でも一面としてそのような実情があったりもしますが、全体としてはアメリカや中国ほどにまではなっていないですが。 単純な価格メカニズムの考え方では「消費者は高ければ買わない、高ければ他のものを選択するという行動し、生産者は売れなければ価格を下げたり製品やサービスを改良して消費者獲得に動く」ということを前提にしています。 この時、消費者はどんな時でも、商品知識があり、良し悪しを的確に選定し、必要なのか不要なのかを合理的に判断していると仮定しています。 しかし医療は高度な専門性などその特性から消費者となる患者がこの判断がまるで行われないために「患者に以上に評判の良い無免許医師」などが度々現れ逮捕されたり、高い効能を唄いながら全く効果のない健康食品が飛ぶように売れたり、価格メカニズムが機能しない場合が多いのですね。もちろんこれは医療に限ったことではなく、度々価格メカニズムが機能していない状況というのは存在します。例えば、リーマンショック前には、サブプライム関連証券が高い格付けを受け高い商品価値を持って販売され多くの投資家が購入していたりもしました。 安くても高くても売れるなら、生産者は当然利益のために高く売ろうとします。あるいは昨今では価格メカニズムを働かせないための経営などが行われたりもします(例えば、同業者に暗黙の談合を持ちかける強いメッセージを出す手法など)。 例えば、広大な森に10年寿命を伸ばしてくれる木の実が数個存在していたとします。しかし森には同じような木の実が沢山実っており、誤って食すと死んでしまいます。このような場合、その木の実を手に入れられるのは、木の実が腐る前の短時間で木の実に辿り着ける高度な調査能力を持ち、また同時にどんな辺境の地でも木の実を収穫できる運動能力や資材設備投資が行える人という事になります。結果的にそれをできるのは多くのお金を自由に使用できる人に限られることになるという話ですね。
高い代金を受け取ってミスがあったら弁護士が出てきて裁判になるのは確実だから富裕層相手といっても安全とは言い難く、ノーリスクで無意味な医療を製薬会社と協力して盛り上げるのが儲かりそう、これなら賠償保険に入らなくて済みます。 今井社をやってるような優等生は中高でアメリカに留学して利益と技術が高い現地で医者になる、が一般化してその辺が不確定な日本に残らないと思います。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
しかし医者が頭悪くてもなれる仕事になれば、権威が失墜して待遇が悪化し、 そうなれば優秀な生徒が医学部を目指さなくなりませんか? ↑ 全体的な質は下がるでしょうね。 でも、何時の時代にも優秀な医者はおりますし 出て来ます。 毒にも薬にもならない医療を効果絶大かのように宣伝して売るほうが、 失敗の可能性も高い誠実で高度な医療より儲かりませんか? ↑ そうかもしれません。 なぜ医者が増えた世界で金持ちが優れた医療を受けられる 前提になるんでしょう ↑ 医者の数が増えれば、貧乏人は安い医者医療へ 金持ちは優秀な医者、高度の医療へ、というように 別れると思います。 金持ちの間では、どこの医者が優秀で、どこの治療が 高度か、という情報が共有されます。
- kaitara1
- ベストアンサー率12% (1159/9192)
医療は典型的な4Kです。4Kであるが故に尊敬される職業であるはずです。当然その尊敬を裏付ける経済的保証もあってしかるべきです。国家資格があるものだけが医療を行えるのは、養成にお金がかかるからです。あるひとは看護師に医師と同じ資格を与えるべきだと言っています。またある人は医学部と看護学部の入れ替え制度を提案しています。学生の時点で医学部の下位半分と看護学部上位半分を入れ替えるということです。しかしいずれにしても医療に自由経済が適用されるのはあまり好ましいことでないことは教育の場合と同じなのではないでしょうか。
- pupPeTear119
- ベストアンサー率25% (23/90)
高く売れるからです。 つまり正当な医療行為が行える設備を持った病院や、あるいはその医療知識や経験を得られる場がごくごく限定される、希少価値の高いものになるからです。 また医者が少々頭悪くてもなれる仕事になっても権威は失墜することはないでしょう。医師の試験の水準を下げたところで、患者から医療内容が明確に把握できたりすることがないからです。専門性が高い分野では明確でわかりやすい基準で価格競争が行われることも起こりません。 昨今、様々な過去の経済の常識を覆している行動経済学などの分野によって示されている「情報の非対称性」によって指摘されるような内容の話ですね。 またその漫画がどこまで想定しているのかはわかりませんが、日本の医療裁判では裁判所は常に医師を擁護するための存在であり、裁判官はもう酷いもので、医師を志す人は権威があり信頼できる人物であり医師は聖人の集団であるかの如くの扱いです。医師が自ら率先して犯罪でも行わない限り医師は公的に何も問われません。 > そうなれば優秀な生徒が医学部を目指さなくなりませんか? それは関係ないと思われます。高い所得が得られて、事実上の身分保障があり、他よりメリットが高い状況は変わりませんから。むしろ合法的に詐欺を行っても犯罪にもならない という権力が得られるようなものですから、なりたい人は減らないでしょう。 > またそもそも毒にも薬にもならない医療を効果絶大かのように宣伝して > 売るほうが、失敗の可能性も高い誠実で高度な医療より儲かりませんか? これは両方儲かります。実際現在のアメリカがこの状態です。まぁアメリカの場合は医師よりも保険会社や製薬会社がそのシステムを利用して大儲けしている状態ですが。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12497)
http://www.jobcafe-h.jp/jrm/lnk_job/cht_eigyo/cht_eigyo_02.html 医者は、もともと昔からなりたくない職業ランキングで上位を占めてきた仕事です。 また、恋人にしたくない職業、婚活で人気の職業とも上位です。 ぶっちゃけ、一部の使命感のある人たち以外は、医者の仕事自体は人気がなく、本人がというより配偶者や親に人気がある職業みたいですよ。 入りやすくしたら医者が増えるというのは正しいと思いますが、もともと質が高いわけではなく、学力の高さを質と勘違いしているだけかと。 金のために勉強して手に入れた学力になんの意味があるかです。
- akauntook
- ベストアンサー率19% (295/1481)
漫画の話なんで、詳しいもなにも解釈や考え方次第です。 あなたには、医者は医者という一括りの考えしかないかもしれませんけど、医者にランク付けして、優秀な医者は高額な医療費が必要とすれば良いだけでは? 優秀な医者ならバカではないので、医者になるための敷居が下がったら、自分にブランド価値があるようにすると思います。