IAP横浜相談室の伊藤です。
私は病院でソーシャルワーカーをしていた時期があります。看護師は介護も診療の補助も両方できる。介護だけのヘルパーは楽な仕事、下の仕事とみられているのが現状だろうと思います。
しかしながら、激務の看護業務の中でしっかりとした介護=生活の質の向上に十分な時間が割けるかというと、難しいのも現状でしょう。
社会福祉出身の私としては、介護の専門性を高めQOLや尊厳といったような福祉的な視点を持った高度な支援をするためには看護師の一部業務でするのではなく、介護福祉の専門性を極める方向で仕事をしていった方が楽しいのではないかと思っています。しかし、給与面では看護師と介護士の差は恐らくここ10年は埋まらないでしょう。しかし、介護支援専門員は依然需要も高く給与も高い状況が続くと思います。介護支援専門員としてケアマネジメントを行うと同時に介護福祉の専門性を極めるという方向であれば、給与面も安定すると思いますし、ケアマネジメントの中で医療との連携をしっかり行うことが出来れば、医療ケアにも側面的に関わることになると思います。
そのためには、医療知識をしっかりと学ぶことが今以上に必要でしょう。放送大学では、看護師が学ぶレベルの科目がいくつか開講されています。研修というレベルではなく、大学レベルの医療知識を学べば、医療者とも対等に業務を行っていけるのではないかと思います。
決定するのはあなたですが、どちららにせよ今あなたが接している方が最も必要としている仕事をなさるのが良いのではないでしょうか?
IAP横浜相談室 伊藤 享司(@IAP-counseling) プロフィール
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