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残ったバーク堆肥の保存方法
- バーク堆肥を買ってきましたが、大量に残ってしまいました。
- 開封すると湿った状態でしたが、どうやって保存しておけばよいのでしょうか?
- 乾燥してもかまわないのでしょうか?
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- cactus48
- ベストアンサー率43% (4480/10310)
どの程度のバーク堆肥を買われたか、どの程度の量が残っているのか 分かりませんが、開封済みの袋の場合は袋内部の空気を良く押し出し てから紐などで良く縛ってから納屋などの薄暗く風通しが良い場所に 保管します。内容物が乾燥するのは好ましくありません。バーク堆肥 は湿っている事が大切で、乾燥するのは良くありません。 袋を良く見ると細かな穴が所々に開いていますが、これは息抜きのた めにワザと開けられています。バーク堆肥も一応は呼吸していますの で、それで点々と穴が開いている訳です。 とにかく安かったからと大量買いは止めにして、必要量だけ購入して 出来るだけ使い切る事が大切です。 余った堆肥の使い道ですが、バーク堆肥は土壌改良材で肥料ではあり ませんから、樹木の周辺に薄く撒けば土の乾燥を防ぐマルチングの役 目をします。保管場所が無いなら、このようにされてはどうですか。
- bannzaiusagi
- ベストアンサー率74% (562/758)
再びしっかりと封を閉じて暗く涼しい場所での保管が基本ですが(ビニール袋は材質によっては長期保存すると徐々に水分が抜けるものも)、バーク堆肥中の微細生物は時間がたつほど減ってしまうので長期間での保存だとどうしても買った時ほどの効き目は望めず、質が落ちてしまいますね・・・。 土に堆肥を入れるのは、土や堆肥の中に含まれる有機物を食べて良質の土に替えてくれる「有用微細生物(バクテリアなどの菌類やミミズ・微細昆虫など)の補給」なのですが微細生物の中には新しい堆肥内ほど活発に働く数が多いので基本堆肥は出荷されて間もないものほど効き目が良く、売れ残りや使い残しほど数が減ってしまいます・・・。特に乾燥させると休眠してしまったり死滅するものが多く、すべてが居なくなるわけでは無いのですが確実にかなりの数が減ってしまい、次回使って生物が目覚めたり孵化すれば活動を始めますが同じ効き目に戻るにはしばらくかかってしまい効き目も遅れてしまうことがあります・・・。 なので本来は使い切れる量を買うべきなのですが事情によっては余してしまう事もありますよね・・・。庭木などあれば周囲の土を浅く耕して少し混ぜたり植えっぱなしの宿根草(3年以上たっていれば株分け植え替えの時など)の周りの土を掘ってその土に堆肥を二割ほど混ぜて埋め戻すなどで消費できれば良いのですが・・・。 今中に棲んでいる有用微細生物の数がもったいないので良い環境の保管場所に置いていても数か月のうちには使い切った方が良いです。 大量に残っている時は、「次回は効き目が劣っているの承知で使う」か、「それを元種にして新たな堆肥を作るか」でしょうね・・・。 効き目が劣るからといって決まった量(多くて土の二割)より多めに土には混ぜない方が良いです。バーク堆肥には鶏糞が混ぜられている事が多く、決められた量ならその影響はないのですが、それ以上の量が土に混ぜられてしまうと別に使用する肥料と成分が重複してしまう事もあり、その成分が効きすぎると植物に影響することがありますから・・・。どうしてもバーク堆肥を多めに与えたいのなら肥料の方で重複する成分を控えめに考え与えることになります。案外その調節が面倒で、それを考えると古い堆肥を使う土で育てるには肥料控えめを好む植物を選んだ方が良いかもしれません。野菜よりはハーブの類(肥料成分控えめの方が植物の優れた成分や香りが多く出来ます)、観賞花では園芸品種よりも改良の進んでいないワイルドフラワー系統を選んだ方が無難でしょうね。 ハーブやワイルドフラワーには水はけの良い土や痩せた土を好む種類も多く、それらにはバーク堆肥の様な有機物が多く保水性の高い堆肥の多用は行わない方が良いものもあるのでご注意を。 もし興味がお有りならですが、私ならコンポスト堆肥の微生物補給資材の一つ(元種)として使うと思います。新たな堆肥を作って熟成後は野外に放置しておくことで湿ったまま効き目が落ちずに済んで次の土つくりに使えます。ただし出来上がったものはバーク堆肥では無いですし効き目も厳密に言えば少し違うのですが、長く保管しておいて微細生物を減らしてしまうよりもマシ。また別の面で良い事も多く、新規に始める場合は初期費用がかかってしまいますが(地域によっては役場に申請すれば1個目のコンポスト容器の購入助成金がもらえます)繰り返し何年も長く使えるので以降は低予算で良質の堆肥が得られ以降はわざわざバーク堆肥などを購入する必要もなくなります。大きい容器1個でも良いですが家族数や材料の出る量によっては必要により買い足すと良いです。敷地が広かったり家庭菜園などで大量に材料が出るのならコンポスト容器よりも、外国で行う様な木材などで堆肥置き場の枠を作ってその中に次々と投入し中を踏み固めていく方法もあります。 コンポスト堆肥の場合は普通堆肥化促進剤を使用しますが、それの代わりにバーク堆肥を使うのです。材料は雑草・落ち葉・台所の植物性ゴミ・野菜収穫時に出る捨てる部分・観賞花の開花後摘み取ったものや剪定した枝茎(木の類の枝は小枝に限りできるだけ短めに切る)・鉢植えやプランター植えの古い土などです。ただ、台所の植物性ゴミでは柑橘類の皮や玉ねぎの皮やドリップコーヒーの豆カスなど、落ち葉の場合は使うと堆肥化しにくい樹種(イチョウ・サクラ・ツバキなど)を入れると堆肥化が進みにくいので使わない様にご注意ください。まだ小さく大量では無いのなら果樹や野菜の摘果なども水分が多い物なら数日天日に当て萎びさせると混ぜられます。これらが有用微細生物の棲みか兼餌として使えるので、今まで燃えるゴミとして収集に出していたものがかなり減らせるのも良い点です。 まず、置き場所にコンポスト容器の直径と同じくらいの広さで15cmから20センチほどの浅い穴を掘り(置き場所は水はけ良い土の場所で、ある程度は日当たりがあるところ、水はけが良い場所が無い場合は水はけ良く保水性の乏しい土を盛り上げてその上に設置。日あたりの悪い所はできれば避ける)、容器を設置し縁を土で埋めて踏み固め固定し、まずその穴の土と堆肥に境目ができる様に底の方には木質化した硬い茎や細い枝がたくさんあれば敷き詰めておければ良いですが(堆肥完成時形が残っていても脆くなっているので混ぜてしまう)、土質によっては無くても大丈夫だと思います。下が完全に地面と完全に遮断されていると堆肥材料の水分の逃げ道が無くなるのと、その場所の土在来の微細生物が材料の方に引っ越してくることを妨げてしまうので、できるだけ地面とつながっている構造は守って下さい。 材料ですが、雑草の抜いたり刈ったりしたものや濡れ落ち葉は生のままや濡れたままでは入れず数日乾かし萎れさせ病害虫の害に遭った物は使わない、台所の野菜ゴミなども生ゴミ入れにはいれず、できればバラバラにして萎れ気味にしておく、湿り気が強く乾きにくいものならお茶や健康茶などの出がらしをあらかじめ乾かして砕いて取っておいたものや乾かした古い土を多めに塗してから容器に入れます。できる限り材料は含まれる水分を半分くらいは減らし入れつつ「コンポスト容器に動物性残渣は絶対に入れない」などを守っていけば不快臭や不快昆虫の発生が防げます。時々乾燥させておいた古い土(根など混ざっていても良い)やバーク堆肥を時々振り入れて層に重ねていきます。バーク堆肥が湿っている分材料は乾き気味を意識していくのが良いです。もしバーク堆肥で補給できる微細生物以外の物も加えもっと良質な堆肥にしたいのなら「EM菌入りの堆肥化促進剤」を規定よりも少なめに定期的に入れても良いですし(私の場合はこれだけを使ってました)庭土にミミズが棲んでいるなら掘ってきて数匹入れておきます。時々中を混ぜ込み、容器にほぼ一杯になったら容器を抜いて、中身を別の場所に積みなおすかよく混ぜてから同じ場所に戻し、容器は使わず上からビニールをしっかりかけ出来れば横も包み込み熟成させます。冬など季節によってはもう一度積みなおす必要があるかもしれません。容器から抜いて早くて3か月程度で堆肥が熟成し、上手にできていれば掘って匂いを嗅ぐと良い土の匂いがし、ミズアブなど腐敗した土を好む虫の発生などがなければ出来上がり。使うまでその場所にビニールシートを被せて放置しておくだけで周りの土から湿り気が移って乾かず適度に湿り続けるので(乾きすぎる場所や雨水が入り込む場所は避ける事)熟成さえしていればいつでも使いたい時に使えます。 私はコンポスト堆肥を作るようになってからは一度も堆肥を購入したことが有りませんでしたし、まるでペットなどの動物を飼う様に愛着が出てきました。バーク堆肥を加えれば山にしか棲んでいない種類の大きなミミズや有用微細生物も補給出来て庭や畑の土をより良質なものに変えることが可能。その後化学肥料の使用はできるだけ避けて最小限に、有機肥料や腐葉土などを使えば土の地力が保ちやすく肥料分が少なくても病害虫に強くて質が良く、味の濃い野菜や育ちが良く綺麗な花が咲くようになります。コンポストの様な規模が無理なら段ボール堆肥と言う、段ボール箱内で土に材料を混ぜていき堆肥化させるという方法もありますが出来あがった物は袋などで保管せず、コンポスト堆肥の様に屋外で積んでおいた方が有用微細生物が減りません。バーク堆肥を混ぜていない普通のコンポスト堆肥はバーク堆肥ほど効き目が強いわけでは無いですが(それでも有機物と微細生物がとても豊富なので充分に効き目が有ります)、使用量をあまり気にすることなく使え庭の痩せた土などを多く入れれば効き目が緩やかで地力を保ちやすい土に替えることが可能です。それにバーク堆肥を加えると、同じ有機物主体である稲わら堆肥や馬糞堆肥程度くらいの効き目は期待できるはずです。 バーク堆肥に大量に含まれている有用微細生物(私は有機物の補給と言うよりも「発酵食品の元菌の様な位置付け」に考えています)は、平地には少ない種類のが豊富に含まれていて地元で生産された詰めたての良質で新鮮なものだと、よく目を凝らして見れば微細な昆虫がウヨウヨうごめいているのが見えるほど。時間が経つほど活動の活発なものが減ってしまうので保管中にそれらをかなり減らしてしまうのはもったいなく、将来の数が殖えるのが遅れてしまうよりは生きているうちに有効に使い殖え続けてくれる方が土にも良いです。どうしてもそのままでの保管しか出来ないのなら仕方がないですが、庭に植えてある植物があり堆肥を与えても良い種類なら早めにそれらの土に混ぜ込むなどして(基本的に枝ぶりの先端の真下あたりに漉き込む)早めに使い切る方が良いですよ。
お礼