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落ち葉堆肥にコバエ発生はどうなのか?
- 落ち葉堆肥を作っていますが、コバエが大量発生しています。パサパサだったので水を撒いたり、野菜残渣を乾燥せずに入れたりしました。
- 作ってから3ヶ月経過していますが、コバエの発生が収まらない状況です。
- コバエの発生を抑えるためには、湿度を下げるために堆肥を乾燥させたり、野菜残渣を控えめにすることが有効です。
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- bannzaiusagi
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一番の具体的な対処は、落ち葉堆肥を作るのは諦め土に還す事ですね・・・。今の物は極端に例えると側溝に溜まった腐敗臭がする堆積物と似た状態、更に進めばヘドロ状に崩れてくるものです・・・。 堆積物やヘドロ・家畜の糞尿を堆肥化して植物栽培に使う事もありますが(汚水処理場や一部の畜産業で行っています)その方法は技術が個人が用意できる設備では難しく似た様な良質な堆肥に変える事はほぼ無理です。 どうしても今の物を落ち葉堆肥に作りたいのならば、新たな落ち葉を今の量よりもかなり多く混ぜて再堆肥化を行い数か月放置する事で新たな落ち葉が分解され今の物と混ざりあってコバエの発生も終わるでしょうが、これから十分な量の落ち葉集めというのは難しいですよね・・・。また、冬の間に作るのと違いだんだん気温が上がり、出来上がる前に梅雨時期に突入してしまうと環境が違い過ぎるので良い状態に出来上がるかが定かでありません・・・。 もし行うなら今の状態の物を掘り出し広いところにビニールシートなど広げ薄く広げて晴天の日に数日乾燥させればコバエの幼虫も死滅するので、あらたに乾燥させたものと土を交互に高く積んでいって「土と堆肥の中間の物」を作り上に雨除けのビニールシートなど掛けて風で飛ばない様にしておきます。積んだ横から入ってくる空気を多く含ませたいので踏みつけや重石はしないで下さい。出来るだけ良い状態で分解させたいなら積むときに堆肥化促進剤を少量づつ撒くと良いです。1か月経ったら混ぜながら別の場所に積みなおし、それを2~3か月繰り返せば堆肥と土の中間の物が出来上がり。全体に落ち葉の形がかなり崩れて匂いを嗅いでみて不快な臭いの無い土の様な臭いがすればどうにか大丈夫と思います。 もし不快臭があるならまた新たな土を足し混ぜて積みなおし2か月ほど置けば出来上がると思いますが、あまりに臭いがきつい様なら使うと不快昆虫を引き付けてしまうのであきらめ深い穴を掘って全て埋めて処分するしかないでしょう・・・。 なお、何度か上に乗って踏みつけるのは積んだ時の落ち葉のかさを減らし少しでも多く入れる目的のため。重さは最初しか必要はなく以降は分解が進むうちに自然に減っていきます。常時重さを上からかけてしまうと空気の通りが悪くなって堆肥化に必要な微細昆虫や土ダニ・好気性微生物が住めなく成ったり繁殖の妨げになるので堆肥化の場合は重石を使ってはいけません。 水を多く与えると嫌気性の腐敗菌が殖え(腐敗が堆肥化するわけでは無く逆に悪くし栄養が乏しい物に成ります)そういう環境を好んでコバエの幼虫やミズアブの幼虫が大量発生します。 材料の湿り具合は濡れた物をぎゅっと握って水分を抜いた後の少し湿っているくらいの状態で、私は落ち葉堆肥では無いですが堆肥の材料で水気の多い物は細かくして萎びるまで乾燥してから、果物の果汁を絞ったカスなどあまりに水分が多くて良く絞れず放置すれば腐る物は、あらかじめお茶・健康茶・麦茶の出し殻を干して軽く砕いて貯めておいたものをたくさん塗してから堆肥の材料にしていました。乾燥してる物はもちろん乾燥したまま入れます。堆肥を作る容器は底が無く地中とつながっていましたから材料に水分が少なければ地中から徐々に補給されますし、水分が多すぎれば水蒸気となって容器の蓋に付着するので、そうなっていたら乾いた土を入れて容器内の湿度を調節し容器が一杯に成ったら外に積みなおして時々混ぜるか積みなおしながら熟成、おかげで不快昆虫も発生せずとても質の良い堆肥が出来て、それを使うと作物の出来が格段に違いました。過湿は厳禁。必ず腐敗昆虫の大量発生や不快臭の発生源になってしまいます。 次回落ち葉堆肥を作る時は上に乗って踏みつけるのは最初の積み上げ時だけ、米ぬかは使う量が多すぎるとコバエのエサに成るので量を控えるか使わない、有用微細生物の補給目的で時々土もいれて費用に余裕があれば堆肥化促進剤を使う(特にEM菌入りの物なら米ぬかは必要ありません)、落ち葉などの材料はパサパサでも長い時間置けば適度に湿るので、よほど乾燥していない限りは水は撒かなくて良く撒くのでもあまり深く迄染み込まない様にさっと撒く程度で問題ありません。 個人的には落ち葉堆肥の作り方は牛の飼料のサイレージ作りに似ているなと感じます。昔サイロでサイレージ(牧草を乳酸発酵させたもの)を作る時にサイロ内に草をある程度の量入れると人が中で踏みつけ、また草を入れ人が踏み・・・と何度も繰り返しサイロ内が一杯になるとそれで作業は終わり。出来上がるまでほとんど手を付けず(何らかの理由で内部に入ってしまうと発酵ガスの充満で人が酸欠になり死亡する事もあった)放置して発酵を待ち「牧草の漬物」の様な物を作って牛に与えてました。 それが時代が変わって作り方が変わりサイロは使わず乾燥させた牧草を集めてロールにして、ロールごとビニールで包んで積んで保管してサイレージを作る方法に変わりました。その方法も変わり今ではコンクリートで作った専用の枠に牧草をいっぱいに積んで上からゴムシートやビニールシートをかけ雨が当たらぬように全体を覆い、上に風でシートが飛ばされない様にと不要な巨大なタイヤをところどころに載せて押えてます。昔の空気さえも遮断されたサイレージの作り方と違いロールやコンクリート枠で作るサイレージは空気中の湿度が適度に補給される程度、でもすべてに共通しているのは水を足すような事はせず、後からの過剰な水分も遮断する作り方。 これらは状態的には堆肥を作っているのとほとんど変わらず、サイレージの場合だと分解途中で取り出して牛のエサとして利用(適量を牧草や配合飼料と併用し与えます)、対し堆肥は分解がもっと進みほぼ出来上がった状態。 酪農家では時々作った物が余ったり(一種の漬物なので古くなると味が変わり牛が食べたがらない)、新しくても一部出来上がりの状態が悪くて与えられない物を牧場内の使わない場所へ積み上げて放置する事がありますが、何年か経つとサイレージはパサパサの繊維だけに変り徐々に下の方から、置いている場所の土に住む生き物が土へと分解していきます。 今の物を堆肥に作りなおしたとしても出来上がるには更に数か月かかり、養分や成分が変質しているので質が良い堆肥とは言えません・・・。おそらく腐敗菌が多く殖えすぎててしまっていますから。この菌は殺菌しない限り全滅はせず(殺菌作業しても死滅しない種類もいます)多くは空気にさらされても長い間休眠できるので土に過剰な水分が含まれればまた活性化してしまいます・・・。 おそらく今年の土作りや植え付け時期に間に合わないでしょうし、保管するにも場所を取りその間に堆肥の効き目は更に弱まってしまう、次の作付けに作物を作る土に混ぜても生じる病害虫の発生や野菜が充分な育ちが出来ないかもしれないデメリットの方を考えると、もし私だったら今回の堆肥作りは完全に失敗したと諦めて深い穴を掘って全て埋めてしまうか、完全に乾かしてから畑では無い場所に少しづつ撒いて自然に土へ分解させる(ただし近所の風下にあたる位置に人家などあると不快臭が風に乗っていくので迷惑をかける事があります)などの処分をすると思います・・・。
- terepoisi
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コバエ発生の主な原因は生ゴミのニオイがコバエを引きよせ産卵させてしまうことです。生ゴミ、特に果物の残滓はよく乾燥させてから投入するか防虫ネットでまず防ぐことが肝心です。 堆肥作りに水が必要なのは水分量が極端に少ない落ち葉だけの場合です。乾燥が不十分な生ゴミや雑草などを混ぜる場合は不要で、むしろ過剰になる水分を抑えるために籾殻などを投入して調整します。 水分が多すぎると腐敗分解になり堆肥化しません。 押しつぶして酸素不足になるとドブ臭くなってしまいますから堆肥の上下を入れ替える天地返しをして充分かき混ぜ、空気をよく含ませてください。可能なら黒いビニル袋に密閉して天日にさらし内部音頭を上げてやるといいです。40度以上になればコバエは死滅します。 うまく回復してくれるといいですね。
- okvaio
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https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20161124_004367.html 腐葉土の作り方です。上記リンクを参照して下さい。 今の状態は、発酵ではなく「腐敗」の状態だと思います。 水分が多すぎだと思います。
私もボカシ堆肥を作る時に水分を足したりしましたが、本などで学ぶと、水分は足す必要はないようです。しかも、ゴミ処理器などで乾燥させた場合もです。乾燥させてないのなら尚更です。 密閉したり、空気の通りが悪い状況が続き臭いや虫の発生につながったことがあります。頻繁にかき混ぜて空気に触れさせてあげるのが良いと思います。実際、以前売っていた堆肥を作るゴミ処理器は自動でかき混ぜていました。蓋もゴムパッキンで密閉するものではありませんでした。ただかぶせて隠すためだけの蓋でした。重しも必要はないかと。