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脊椎動物の系統樹について
図(脊椎動物の系統)より、両生類から系統的に近いのは魚類と哺乳類のどちらか。 という問題があり、 回答は哺乳類になっていたのですが、解説文の意味がわかりません。 解説文 系統樹の枝の長さは共通の祖先生物から分かれてからの 時間の長さ、系統の遠さを示している。 ここまではわかります。 両生類から魚類との共通祖先に達するには、哺乳類との共通祖先から さらに遡る必要がある。 ↑これがいまいちわかりません。 距離(目測)は、確かに哺乳類のほうが近くなっていますが、意味するところが わかりません。 宜しくお願いします。
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恐らく、著者の考えとしては「哺乳類は両生類の子孫であり、そこから分かれたものであるから、広い意味で両生類に一種である」ということを言いたかったのだと思います。今はどうだか知りませんが、私が中学生の頃の理科の教科書では脊椎動物は横並びで 魚類 両生類 爬虫類 鳥類 哺乳類 と分けて書かれていましたが、これがいかにいい加減なものかはちょっと考えればわかります。 正しくは、魚類(円口類は厳密には魚類ではない)のうち硬骨魚類のから分かれたものが両生類であり、そこから分かれたものが爬虫類、さらにその中から恐竜が生まれ、そこからさらに分かれたのが鳥類、別なグループから分かれたものが哺乳類ということになります。 つまり、哺乳類も鳥類も爬虫類の一種なのであり、爬虫類も両生類の一種と言えるのです。一方、両生類は魚類の一種ですが、逆はありません。ですから、両生類を基準に考えれば、魚類よりも哺乳類の方がより近いともいえるのです。
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- 雪中庵(@psytex)
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現在は、見た目ではなく、種分化の途中で 蓄積した遺伝子の変異の共通性(どこまで 交配していたか)で、種分化のプロセスが 分かります。 哺乳類と共通の祖先から、まず魚類が種分化 し(交配しなくなり)、次に両生類が分かれた、 という事です。(遺伝距離)
お礼
種分化のプロセスで分類しているのですか。 なるほど。 分離して切り離されていく・・・というイメージだとわかりやすいですね。 ありがとうございました。
お礼
遡ることはありえない、不可能・・・というような説明があればよかったの ですね。 問題集では「ハ虫類」となっていましたが「爬」のほうが爬虫類っぽいです。 ありがとうございました。