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日食の原理
日食の説明の図では、地動説で説明しているのは現代では当たり前ですが、これは天動説でも説明できるのでしょうか。
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- Zhāng(@zhang1998aee)
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天動説は天体の動きを周転円説で説明するだけで、他の事は説明できません。 火星の明るさの問題を考えただけで、天動説の間違いははっきりしています。 火星はふだん1等星の中で暗いほう、という程度の明るさですが、明るいときは木星以上で金星の明るさに近づきます。 50倍も明るさが変わります。 これは地動説なら、簡単に説明できます。 地球のすぐとなりを回っているのですから、地球と並んだとき大変近くなるからです。 近いから明るく見えるのです。 100ワットの電球でも100メートル向こうでは新聞が読める明るさにならないが懐中電灯でも近くから照らせば新聞が読める事はみな知っていますね。 火星はいつも太陽の光の当たる部分を地球に向けていますから、明るさは距離の問題です。 ところが、明るさの変化を天動説で説明しようとすると周転円が大変大きい事になりますが、そうすると逆行が大きくなりすぎます。 火星が一番明るく見える時は夜中12時に南中する日であり、それは地球と火星が並び、火星がちょうど太陽の反対側にあるという事だから地動説なら説明が簡単です。 しかし天動説では一番明るいのが夜中に火星が南中する時だということも説明できないのです。 だから、天動説は間違いであり、プトレマイオスが「地動説は間違っている」という3つの議論のほうがおかしいにちがいないとコペルニクスはいいましたね。 プトレマイオスの議論はインチキです。 もし地球が公転すれば、季節が変われば恒星が変わって見えるはずです。 しかし、変わらないという第1の議論に、コペルニクスは何と答えたと思いますか? コペルニクスは「宇宙は広いので、変わって見えないだけ」と正しく答えています。 コペルニクスはプトレマイオスの議論が「変わって見えない」と「変わらない」を区別しない間違った議論である事を見破ったのです。 次に、もし地球が公転すれば、空を飛ぶ鳥や雲はおいてけぼりになるという第2の議論にどう答えますか? さらに、もし地球が自転すれば、ものは振り飛ばされ、地球はバラバラになるという第3の議論に、どう答えますか? しかし、コペルニクスはガリレオやニュートンより前の人ですから、慣性や重力の研究を知らないはずです。 慣性や重力の研究を知らなくても、これらの議論が第1の議論とおなじく、いい加減な議論であり、天動説が間違った科学である事が証明できるのです。
- staratras
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天動説(地球中心説)を集大成したプトレマイオスの説では、地球を中心に近い順に月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星が回っているとしています。このため「地球に近いところにある小さな月が、地球から遠いところにある大きな太陽を隠す」という日食の本質そのものの理解は地動説(太陽中心説)と変わりません。日食が起こる理由も説明できますし、将来の予報も可能です。 プトレマイオスの説は惑星と太陽は単純に地球を中心とする円軌道を回っているのではなく、中心が地球とは別の離心円上でしかも惑星は周転円(周天円)という小さな円の上を回っているという複雑なものでした。(大きな円運動の上で小さな円運動をしているイメージ) このため地球-月-太陽の間の距離も変化しますので、日食に皆既日食と金環日食があることも説明できました。プトレマイオスの天動説は、それまでの肉眼で行われていた月や惑星や太陽の位置観測をうまく説明できるように作られた巧妙な幾何学的なモデルだと考えられます。 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A5A2A5EBA5DEA5B2A5B9A5C8.html
- SPS700
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説明、というより神話でしょう。 例えばギリシャ神話ではヘルクレスとカクスの神話で、インドラが眠っている間に泥棒が光を盗み、大地に闇をもたらす、という類です。 下記の「神話に登場する日食」の項をご覧ください。 ヒンドウー教では二人の魔術師の争い、中国では金鳥(=黄金の鶏=日)がヒキガエル(月)に食われ、バイキングでは太陽がストーカーの狼に追いつかれる、などいろいろです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%A3%9F