• ベストアンサー

稲荷閣

稲荷って神様だと思うのですが、稲荷閣と言う呼び名で寺にある場合は神様ではないのですか。キツネの像が一対立っていますが鳥居がないです。もし神様だとしたら住職が毎朝太鼓をたたいて稲荷閣にお参りしてるのはどう理解したらよいでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 177019
  • ベストアンサー率30% (1039/3444)
回答No.1

例えば、愛知県に「豊川稲荷」というお寺があります。曹洞宗のお寺で本尊は「千手観音」です。境内に祀られている鎮守の稲荷(だきにてん)が有名であるため、一般には「豊川稲荷」の名で知られています。豊川稲荷は神社ではないものの、商売繁盛の神様として知られています。このような形のお寺を「神仏習合」と言います。私は北陸ですが、このようなお寺は今にも残り、片方で阿弥陀如来が片方で稲荷を祀っています。

1buthi
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。 まず豊川稲荷と言う名で有名ですが本当は寺院ある点でびっくり。 神仏習合と言うことは簡単には理解できませんが、稲荷といっても祀ってあるのが神と仏とがあって、あまり深く考えずに、豊川稲荷は仏なので寺院、伏見稲荷は神なので神社という結論を出しました。

その他の回答 (1)

回答No.2

寺にある場合、あるいは「稲荷大明神」と書かれている場合も、これは仏教における神になります。荼枳尼天も大黒天も仏教における神です。 日本では仏教が伝わって以来、神仏習合の時代が明治まで続きました。しかも明治新政府は「神仏を分けよ」と言っただけでそこに明確な区別などできなかったのです。 そして中国においては仏教遺体の宗教の神々を「神」としたり「天」と言ったりしました。インドなどの仏教以外の神々は天部というところに押し込めていたのです。 神道では日本の神々以外にも渡来系の神が居ますから、これら仏教の神々も普通に受け入れたわけです。 〇〇閣というのは寺では「堂」や「殿」と同じく施設の名前ですから閣だから特別ではありません。神社でも神仏習合時代の呼び名で表しておかしい訳でもありません。  一応仏教では荼枳尼天は仏教の神(仏法の守護神ともされている)として読経したり真言を唱えたりします。しかし、算額系や密教系の神道では同じく真言を唱えることもありますし、稲荷神ではありませんが寺でも二礼二拍手で神を詣でる修行もあります。 もともと10世紀以上も区別など曖昧だったのですから、明治時代に政策として分けたからと言ってことさらに分けなければならない理由などないと思いますよ。 仏寺では仏教の神として読経や真言で祠っている、神社では神として祝詞を上げている、それだけの事です。 今でも春日大社に定期的に僧侶が参詣しますが、このときは読経しますし、昔は厳島神社で千人もの僧侶が読経を奉ずる式典があったそうですしね。

関連するQ&A