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新聞販売店で働いてる方へ質問
(1)今は昔と比べて新聞の購読者が減ってきていると聞きますが 実際の区域の部数が減っているということはありますか? (2)新聞販売店には専業さんがおられると思いますが50代後半の未経験者でも仕事が出来るのでしょうか?(又は販売店側が50代後半ではそもそも採用しないのが普通でしょうか?) (3)販売店で営業とか拡張とか呼ばれるものは年齢はあまり関係ないと思うのですが メインの仕事である配達業務は未経験の50代ですとすごく時間がかかると思われますが 何とかなるものでしょうか? どうか宜しくお願いします
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働いているわけでないですが、知っていますからお答えします。 新聞販売店の業務は3つあります。 販売拡張つまり営業活動です。 集金 配達 順次お話します。 拡張は、新聞をとっていないひとに取ってもらう契約を取るか、別の新聞を取っているところに自分のものを配達させてもらうかです。 配達される新聞というのは、「くせ」になっていて継続している客がほとんどです。 自分の価値観とか哲学があって今日はこの新聞を読む、という人はいない。 なんとなく毎日その新聞を読む習慣がついているだけです。 もちろん、報道の態度に問題があって、とか、特定の話題に偏向しているとかいう不満が湧かないことはない。 だけどそのときは、駅なんかで購買するものをやめるだけであって、配達まで停止することはそうありません。 拡張のやることは、それを切り崩すことですから、ひと月だけでいいといったり、洗剤やらたわしやらいろいろおみやげをもってきて頼む。 チケットを持ってくることもある。 どうしても押し売りであり、ごろつきじみてきます。相手が男の独り者だと判明したら風俗の割引チケットなんかをちらつかせることもあります。 成果報酬ですから、そうそうは食べていけません。 集金は、その月の料金をいただいてくるだけの話ですけど、不集金という事態が起きます。 未入金はいいのですが、払わない。居留守をつかわれたり、出てきたおばあちゃんが「私は留守番で分かりません」と言ったり。 踏倒されてどうだというようなお金でないだけに不自然ですけど、あるお金はもっと優先度の高いほうに消えるのでしょう。 そのうち何の連絡もなく居なくなられたりする場合もあります。 で、配達ですがこれが一番楽な仕事です。 その人その人でできる部数というのが最初にチェックされ、それ以後は、この地域とこの地域、という枠を与えられ、その範囲内の契約者に届けるだけの仕事になります。 当人にがんばらせてノルマ向上みたいな話にはなりません。 無理に頑張って最後に配達した時間が朝の10時なんていうことになったらその配達員をしかりつける以前にお客からクレームが来ます。 店はお客を失ったり悪い噂が出るのが一番困ります。 だから、できそうにもない数をふられることはありません。 70歳でやっている人もいます。 酔っ払いと出会ったり、直接いま一部買いたいとかスポーツ新聞はないかなどと言ってくる人間もいますが、その場合の対応はマニュアル化されています。 部数が減るかという心配は、何十年も先の話は別として今はそれほどのことはないはずです。 前にいいましたようにクセになって配達させているのですから、ある日突然やめてくれといったうえ他の新聞もとらずに同じ家に住み続けるということはあまりない。 ネットでニュースを読む人はいるかもしれないけど、これで響くのは駅の売店の新聞販売量でしょう。 そんな人は自宅では新聞をとっていて、外で読むのはスポーツ新聞だけという話になるだけです。 売店は新聞の売上だけで食べているわけじゃないから、これは痛くもかゆくもありません。コンビニも一緒です。 もっとも、朝刊だけ配達というのに切り替える人はいますので、これだと契約件数は減らず部数は減ります。
お礼
素晴らしく丁寧な回答に驚きました。 ありがとうございました。 50代でも配達は出来るようになるが、その他の事などを考えて総合的に判断すべきだと言うことですね 「自分の価値観とか哲学があって今日はこの新聞を読む、という人はいない。 なんとなく毎日その新聞を読む習慣がついているだけです。」 なるほどと思いました。 慣れた新聞が生活の一部になっているということですね 色々、教えてくれてありがとうございました。 貴方様がベストアンサーです♪ 確かにそうですね