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シール鉛蓄電池と制御弁式鉛蓄電池の違い
シール鉛蓄電池と制御弁式鉛蓄電池(valve-regulated lead-acid battery)は、 両方とも密閉型鉛蓄電池という理解ですが合っていますか? 又、同じ密閉型であれば、何が違うのでしょうか?違いを教えてください。
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言葉の意味はまるで違いますが、今のところ、どちらも密閉型電池を指すと思います。 シール=密閉 制御弁式=電池の内圧が高くなった時ガスを逃がす弁を備える 鉛蓄電池は充電時に水素ガスを発生しますので、昔はシールすることができませんでした。 電界質が液体だったこともシールを難しくしていました。 今は、発生した水素を水に戻すシステムが考案され、電解質がゲル状になったことによりシールすることが可能になりました。 過充電や大電流で充電すると発生する水素を処理する能力が追いつかず、電池の内圧が高くなります。悪くすると破裂します。それを防ぐためにシール電池には内圧が高くなった時にガスを逃がす制御弁が取り付けられます。 シール電池といえば、制御弁が取り付けられている。制御弁が取り付けられている電池はシール電池...ということから「両者は同じものを指す」と結論づけました。 将来、制御弁がなくてもガスの処理が可能になり、制御弁のないシール電池が作られるかもしれません。そうなると、「両者は同じもの指す」とは言えなくなります。「今のところ」というのはそういった事情を表現したものです。