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金属粉が舞い上がるのはなぜ
昔、原発の安全についてのカンファレンスでプルトニウムは空気より重く密度も高いので舞い上がることはありませんという説明をしている人がいました。 しかし、現実には原発から数十キロ先まで検出されていて、現実に即していません。 理屈としては確かに重いからまいあがりにくいなと思うものの、現実に工作をしていれば細かい金属粉は舞って壁面にこびりつくし、どういう仕組みで舞い上がっているのだろうと疑問になりました。 説明ができる方教えていただけませんか。
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- foomufoomu
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相似形の物体の場合、質量は体積(=長さの3乗)に比例しますが、空気抵抗は表面積(=長さの2乗)に比例します。 なので、たとえば、大きさが10分の1になれば、10倍風で飛ばされやすくなります。 また、空気抵抗力(=風が物体を飛ばす力)は風速の1~2乗に比例します。(物体の大きさ、形状、風速で変わる)。当たり前の話ですが、風速が大きいほど飛ばされやすくなります。 これらの総合条件で、プルトニウムが飛ばされることも、飛ばされないこともあります。 ちなみにプルトニウムは密度(比重)が19.8g/cm3 あって、鉄の約2.5倍、鉛の約1.7倍です。きわめて重い部類の物質です。
- ambriel
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重力 (重さ) は物体の質量に比例するので、どんな物体でも細かくして質量を小さくすれば空気抵抗に負けるような落下速度になり、少しの風で吹き飛んだり、壁の微細な凹凸に引っかかったまま落ちなくなります。
仕組みも何も、単に風に吹き飛ばされているだけです。 小麦粉を、ふっ、って息を吹けば小麦粉が散るでしょう?風が強い日には、砂が吹き付けてきます。空き家の中にほこりが積もっているのは、誰もいないから空気が動かず、舞っているほこりが落ちてくるからです。 >プルトニウムは空気より重く密度も高いので舞い上がることはありません それ技術者だったんですか? どういう文脈で言っていたのか知りませんが、言って自分で恥ずかしくなかったんですかね?
何(風)もない。というような状況です。 なので、室内など、外気が出入りしにくい閉空間な場所であれば、舞い上がる可能性は低い。ということになります。 舞い上がるかは、細かさと、その場所で吹く風などによります。 自動車だって、竜巻が来れば舞いあがります。 小麦粉だって、部屋の中で、こぼしても窓が閉まっていれな、いつまでも漂い続けるわけでもなく、勝手に家の外まで飛んでいくわけでもありません。 工作をしていれば削って居るわけですから、その風も起こりますし、削る工具からの勢いもあります。
- tetsumyi
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金属粉であればほとんど舞い上がらないでしょうが、原子状態でバラバラであれば簡単に舞い上がりますよ。 非常に細かい鉄粉が工場内で舞い上がって爆発することもあります。 原爆は原子内の核反応ですから、ウラン、プルトニウムが爆発で原子状態となり吹き飛びますから空気と共に上空まで吹き飛び風で遠くまで運ばれます。 福島原発では原子炉は停止状態と言われていますが、実際にはすぐに核反応が停止することはありませんし、水が無い状態でメルトダウンが起き核反応を抑えることができなくなっていたと考えられます。 水に浸かって抑えられてはいるものの恐らく今でも原子炉内は解け落ちた核燃料が反応し続け、とんでもない高い放射線量となっていますし燃料取り出しができる見込みは無いと考えます。 中国の砂も簡単に日本まで飛んできますから、原子状態の金属は地球を1周することもあります。 原発の安全についてのカンファレンスなんて、安全を訴えるために作られた内容で現実に則していません。
補足
確かに竜巻で自動車が舞い上がるというのはその通りですね! ただ、どういう理屈なのかわからないのです。 感覚的には理解できても、どの理論体系が当てはまるのかを教えていただけると幸いです。