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なぜ中小企業は合併しないの?
なぜ中小企業は合併しないの? 現在求職中の者です。 WEB系や編集系の求人を見ていて思うのですが、なんで数名の少人数で20万円代の給料でみなし残業月残業30~40時間含む、とかどう考えても割に合わない労働をしているのでしょう? 人が足りないのであれば、WEBなんかどうせどこも似たような事をやっているのだから、小さい会社同士でまとまって合併した方が有利になることの方が多いのではないか? と思います。 数名で回せる仕事の幅には限度がありますし、 いくら「様々な業務を経験できる、最初から最後まで裁量が与えられるから成長のチャンス」と言っても、 その人に取れる責任の幅にも限界があるはずです。 もし会社の人数やオフィスの広さによって税金を納める額が変わるのであれば、それ以上に利益を出せるようにすればいいと思います。 どうしてこういう会社ばっかりなんでしょう。 本当に稼ぎたいのならどう考えても数人の小規模な会社が乱立しているのは不利な事しかないと思うのですが。 単純に経営者のエゴなんでしょうか? 何かご意見いだだけますと幸いです。
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- tachin
- ベストアンサー率29% (136/458)
大抵の会社は、中小レベルからスタートするものではないでしょうか?。 経営者としては、昨年よりは利益をもっと増やしてという意識が、普通はあるはずです。なので、その経営の途次で、今は社員に支払える給与がその程度でしかないとも言えます。 しかし、経営者個人の利益を第一に考えている企業もあります。経営者の給与は経営者が決めてもいいわけですし。利益が出ていても、社員に還元しない企業はいくらでもあるのではないでしょうか?。大手でも手厚い手当や退職金等、次第に無くしている企業もありますが、中小は元から無いのがほとんどです。そもそも定年までいてもらいたいという意思はないと思います。いてほしいのは、経営者が自ら働かず、社員に働いてもらって利益を得たいから、いなくなれば自ずと働かねばならず、困るというエゴというケースもあるでしょう。社員は使い捨てでも成り立つ企業なら、安い賃金で廻していった方が会社には金残りますからね。給与が低い、イコール会社が利益を得てないではないですよ。 M&Aにしても、双方の利が合致しなければ成立しませんし、経営者が顔が狭く、人づきあいも悪いならば、合併してくれるような相手を見つける事もできませんから、合併できずに倒産という事になりえもします。 会社が小さいからといって、不利とも言えないと思います。 莫大な利益を得ずとも、そこそこ利益が出ていれば充分という企業もあるでしょう。ニッチな業種であれば、大手は介入してくるのが難しい場合もあります(大手では当然支出に見合った活動をする必然が出てきて、小さな案件にあえて手を出さないという事はありますし)。経営戦略に、ドラッガーやランチェスターというのを聞いた事がありますか?。その辺読んでみれば、多少の納得はできるものと思います。 また、経営者だからといって、あるべき組織の策定や労務・会計全てを社員より知っているとは限りません。また、労働者の立場が嫌で経営者になりたいという人もいます。リストラされて、仕方なく会社を興したという人もいるでしょう。詐欺まがいを企てて、あるいは宗教関係・犯罪関係のフロント企業というのもあります。全ての経営者が、聖人君主のように会社経営を廻していける素質がある人、あなたが思っているようなまじめな経営者ばかりではありません。 私はSEしてましたが、ソフトの世界なんて、労働内容悪辣なものです。Web業界も似たようなものと思います。新規参入がしやすいのです。まして、労働者側にいるより経営者側になって、社員を売り込んで稼ぐという人間リースが出来もしますので、経営者側に廻る人は多いです。しかも、ある年齢に達するとお払い箱という業界でもあるので、仕方なく先に申したように会社を興す人が多く、似たような経営の企業ばかりになるのです。自社サービスの提供をするだけの力がなく、社員も受け身なので力がなく、元いた会社や取引先だった会社から仕事を貰い、他社より安く供給しようとするため、必然的に支払い給与も低くなるという事も考えられます。
- osamuis
- ベストアンサー率10% (10/97)
中小企業の合併とは違いますが、昭和40年代に海外から進出した飲料メーカー(コカ・コーラか?)に対抗する為に日本の飲料メーカーが一致団結して「パレード」ブランドを立ち上げました。お役に立てた情報かどうかは分かりませんが。
- unkororin
- ベストアンサー率27% (3/11)
もし、それが是ならば、この世の全てのナンバー2以下の企業は合併するべきになります。 経営者のエゴかと言われればエゴです。 しかし、今の大企業も最初は皆、似たような小企業から始めているのですよ。 そして、経営とは常に不完全なものです。 役所ではないのです。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11083/34538)
貴兄が自ら会社を立ち上げて、苦労の挙句に従業員を増やせる段階にまできたとします。そこで人を雇おうとしますが、どこの世界も優秀な技術者というのは少ない。人件費ってのは経営に大きな負担となりますから、まあやっぱり業界の相場の待遇で雇うということになります。 そんな雇用状況で働いてきた人で優秀だと自分で思い込んでいる人は、何かで計算すると自分で会社を立ち上げて始めたらもっと金になるじゃないかと気づくわけです。当然、よーしやってやるかとなって独立開業し始めます。これがまず会社が乱立する原因となりますね。 そうやって会社が乱立すると、当然潰れる会社もぼんぼん出てくるわけです。独立に失敗した技術者はまた雇われるしかありませんが、そういうやつを雇うわけですから雇う側の企業もわざわざ高い給与を用意してやる義理もありません。かくして待遇も改善しません。 そしてもし優秀な技術者が独立して会社を大きくしたら、今度はそいつがライバルとなって自分の会社を圧迫してくるのです。 またIT業界は極めて浮き沈みが激しいですから、ホワイトな社長が社員の待遇を良くしてあげても、今度はそれが重い人件費負担となってのしかかり、会社が潰れるのです・笑。 また会社が乱立すると、自分の会社に受注を受けるため、単価を下げるしかありません。技術を売りにしたいのはヤマヤマですが、飛び抜けた技術なんてそうそう持つことはできません。結局似たり寄ったりの能力となります。どこへ頼んでも技術レベル的に同じ程度なら、当然「見積が安いところ」となります。見積が安ければコストも下げないといけないので、人件費を下げるしかありません。削れるところはそれくらいしかないからです。かくしていつまで経っても待遇が改善されないのです。 仮に合併すると、「そんなには社員は要らない」ということも起きます。例えばそれぞれの会社に総務の社員が2人ずついたけれど、合併しても2人でこなせる量だとなれば2人はリストラしなければなりません。 そうすると「合併して失業者が出る」という矛盾も生じます。 そういうのを防ぐには、技術者そのものを上限を決めた免許制にするしかないでしょうね。相撲の親方株みたいなものです。親方株を持たないと親方になれないと決まっているように、IT技術者の免許制にして、その免許は何人までしか持てないというふうにすると新規参入ができなくなりますから、既得権者が守られることとなります。
- tpg0
- ベストアンサー率31% (3785/11963)
こんにちは。 幾つかの中小企業が合併すると、社長というポストが1つになるからで社長の肩書きに拘りたい人は困るからです。 これは、中小企業に限ったことではなく平成の大合併があった頃に合併に反対する市長や市議会議員がいたように合併すると自分のポストが危うくなると思うからで、合併すると社長のポストが1つになるため小さいながらも一国一城の主に拘りたい中小企業の社長が多いからでしょう。 なお、大企業が幾つかの子会社を持つのも社長というポストを幾つも作りたいからではないでしょうか。
貴方が、webデザインの会社を一生懸命作って、 数年後、軌道に乗ったとします。感慨深いです。 一人じゃ人手が足りなくなって、事務員や使いっぱになる部下を雇います。 築いたノウハウにより、部下の増えた分だけ利益も上がってきました。 小さいながらも企業のトップの喜びを噛みしめると思います。 そこで同業他社の社長が、 「お前うちの傘下に入れー。お前は係長な。合理的だろう?」 とか言ってくるわけですよ。 貴方自身が、自分より格下を吸収するのは気分がいいかもしれません。 でも相手は屈辱です。 その屈辱を受ける立場になって考えてみると、当然抵抗しませんか? 人には人の想いや立場があり、第三者が外から見てこうしたら良いのに、 とか言われても内部の人からは「勝手なこと言うな」だと思いますよ。
良い質問ですが では逆にお聞きします それでは、大企業はなぜ子会社(関連会社)を作るのでしょう。 それが答えです。