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会社で受ける
会社で受験料個人負担でQC検定を受けさせられています。 で、その検定の合否が給与賞与の査定に加味されるそうです。 (1)強制で受ける検定が個人負担 (2)個人負担で受ける検定が査定にかかわる これって、何かの法律に抵触しないんですかね。 言葉足らずかもしれませんが、詳しい方よろしくお願いします。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家楚山 和司(@k_soyama) 社会保険労務士
社会保険労務士の楚山です。 まず、大前提として、使用者側が画一的に労働者側に課す教育訓練は、業務上の指揮命令と考えられますから、労使ともにそれに拘束されることになります。 すなわち、いっぽうで労働者の側に受講は義務付けられますが(もちろん、業務との関連において合理性が求められます)、使用者側とて業務の一環である以上、当然のことながらその受講費用においても、全額経費負担すべきであることは言うまでもありません。 たしかに高額の費用負担をしたところですべての労働者が継続して、高い意欲とパフォーマンスを発揮してくれるようになるかどうかはわかりません。 場合によっては、個々人のスキルとして生涯転職においても有利に働く(そして自社にはその成果は残らない)という「リスク」も考えられます。 とはいえ、その半額以上の負担を労働者に強い、しかも不合格の場合のみならず合格の場合においても課され、当該負担を補填する他の手当等も存在しない、かつ事前の説明や合意形成がないのであれば(またそれが高額になればなるほど)、少なくとも不適切な慣行といわざるを得ません。 しかしながら、直接に労働法規でそうした費用負担にまで罰則をもって介入する規制は今のところありません。民法上、公序良俗違反として損害賠償責任を問うことはできるかもしれませんが、強行法規ではない以上、立証は難しいこともあります。
楚山 和司(@k_soyama) プロフィール
OKWAVE Professionalをご利用のみなさま、はじめまして。 社会保険労務士・保育士・キャリアコンサルタントの楚山 和司(そやま かずし)です。 このたびは当プロフィールページをご覧い...
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