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中学受験算数 価格の問題
- 中学受験算数の問題で、税込価格を求める方法について説明します。
- 消費税が5%、8%の場合に税込価格としてなり得ない金額を求める問題です。
- また、消費税が3%、5%、8%のすべての場合に税込価格としてなり得ない最小の金額を求めます。
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5%がいちばん考えやすいでしょう。 まず、1円の商品を買うと消費税込みの値段は1×1.05ですから1.05円になります。小数点以下を切り捨てると1円ですね。 2円だと2×1.05で2.1円です。切り捨てて2円。 これを続けていくと、小数点以下は0.05、0.1、0.15、0.2…と増えていきますね。 そして、切り捨てたあとの値段、つまり消費税込みの値段は1円、2円、3円、4円と増えていきます。 そして、19円の商品に消費税をつけると19×1.05で19.95となりますね。切り捨てると値段は19円です。 そして、その次の20円に消費税をつけると20×1.05で21円となります。これは小数点以下の数字はないので切り捨てる必要はありません。そのまま21円です。 ということは、消費税込みの値段には20円はない、ということです。19円の次は21円なのですから。 つまり、小数点以下の数字が0.05円ずつ増えてゆき、やがて0.95になって、そして次に0になる、その間の数字がないということになります。 そして小数点以下の数字が0になるということは、もとの値段×1.05が整数になるということですから、21の倍数になるということです。 そして、その前の数字(つまり1小さい数字)が、消費税込みの値段としては出てこない数字なのですから、求める数字は21の倍数-1だということになります。 つまり、値段として出てこないのは21-1の20円、42-1の41円、63-1の62円…ということになります。 同じように考えると、消費税が3%の場合は、もとの値段×1.03が整数になればいいのですから1.03の倍数が整数になる最初の数を考えて103円を出し、それより1小さい102円は出てこない、と考えればいいことになります。 確かに、100円の商品に消費税をつけると100×1.03で103円ですが、99円の商品は99×1.03で101.97で、切り捨てると101円になりますから、102円は出てこないことになりますね。 というわけで、消費税が3%の場合は103の倍数-1を考えればいいんだ、ということになりそうですね。 102、205、308…と続く数字です。 これは正しいのですが、実はまだ他にもあるんです。ここが面倒なところです。 消費税が3%の場合、1円の商品だと1×1.03で1.03円、2円の商品だと2×1.03で2.06円になりますね。つまり小数点以下は0.03円ずつ増えます。 そして、33円の商品の時に33×1.03で33.99円になります。切り捨てると33円です。 そして次の34円のときに34×1.03で35.02円になりますね。切り捨てると35円です。 だから34円は出てこないんです。 さらに、66円のときは66×1.03で67.98円。切り捨てると67円です。 そして次の67円は67×1.03で69.01円。切り捨てると69円です。 だから68円も出てきません。 つまり、103の倍数-1の102円の前に、34円、68円のふたつがあるのです。 そして、規則性の性質から考えて、このあとは104から206までの間に3つ、207から309までの間に3つ、と続いていくことになります。 102の次は103+34で137、103+68で171、そして206-1で205ですね。 実際の計算では34、68、102のそれぞれに103を足していけばどんどん書き出せます。 8%については御自身で考えてみて下さい。1.08×25が27になる、ということだけお伝えしておきましょう。
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- f272
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#1です。 #2さんが色々と書いてくれたので,それ以外の話をします。 消費税が3%のとき 税抜1円なら,1.03円を切り捨てて税込1円 税抜2円なら,2.06円を切り捨てて税込2円 税抜3円なら,3.09円を切り捨てて税込3円 途中省略して 税抜33円なら,3.99円を切り捨てて税込33円 税抜34円なら,35.02円を切り捨てて税込35円 途中省略して 税抜66円なら,67.98円を切り捨てて税込67円 税抜67円なら,69.01円を切り捨てて税込69円 途中省略して 税抜99円なら,101.97円を切り捨てて税込101円 税抜100円なら,103.00円を切り捨てて税込103円 ここまでで税抜で1円から100円まで100通りを考えたのですが,税込金額は1円から103円まであります。税込金額も100通りであるはずですから,ここまでに出てこない金額が3通りあるはずです。 その出てこない金額がいくらなのかも,かなり規則的ですから容易にたどり着けるのではないですか? 消費税が5%のときも同様に,税抜1円から100円までで税込1円から105円までですから,出てこない金額は5通りです。 消費税が8%のときは,税抜1円から100円までで税込1円から108円までですから,出てこない金額は8通りです。 これを念頭におけば,漏れがあったとしても気がつくでしょう。 税抜で100円を超えるところは,考えるのがもっと簡単です。 税抜で101円から200円までは,税抜100円を引き算して考えると,全く同じ規則性で「出てこない金額」が見つかります。 税抜で201円から300円までは,税抜200円を引き算して考えると,全く同じ規則性で「出てこない金額」が見つかります。 以下同文ですから省略します。
お礼
とても丁寧な説明をありがとうございました!
- f272
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中学受験と言う事なら,小さい方から調べていくのが早いと思う。 3%なら34円,68円,102円がすぐに分かって,その後はそれぞれに103円を加えたものになります。 3%なら20円,41円,62円,83円,104円がすぐに分かって,その後はそれぞれに105円を加えたものになります。 8%なら13円,26円,40円,53円,67円,80円,94円,107円がすぐに分かって,その後はそれぞれに108円を加えたものになります。
補足
「3%なら34円・・・」など、もう少し説明をいただけたら助かります。
お礼
とてもよくわかりました。ありがとうございました。