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高校世界史:戦後のフランス

教科書には「アルジェリアの独立を認めた後、核兵器を保有」とありますが、アルジェリアの独立を認めたのは62年で核の保有は60年だと他の資料には書いてあるので、どちらが正しいのかわかりません。 教科書が間違っているのでしょうか?

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回答No.2

モヤモヤはしなくていいと思いますよ。 1960年 核実験成功=核(能力)保有 1962年 アルジェリア独立承認 1963年 核兵器製造開始 1964年 核兵器部隊配備=核(兵器)保有 話は単純です。 「核の保有」が1960年を表すのか、1963年以降を表すのかは前後の文脈で判断するしかありません。 歴史とはストーリーです。一つの出来事はその前後の出来事と密接に絡み合っています。 本来、アルジェリアの独立とフランスの核保有は別の主題です。それなのに一つの文脈で語られるからには、そこに関連があるからです。 フランスが核兵器を製造・保有するに先立ち、核実験を行ったのが植民地であったアルジェリアでした。 ですから、教科書が「アルジェリアの独立を認めた後、核兵器を保有」と記述しているのは、事実としては正しいですが、ストーリーとしては破たんしています。この表現ではアルジェリアの独立【承認】と核兵器【保有】に密接な関連があるような書き方ですから。 正しいストーリーは「植民地アルジェリア中部で最初の核実験を行った後、アルジェリアの独立を認めた。アルジェリアでの核実験はアルジェリア独立後も続けられ、核兵器の製造・保有に至った」です。

matcha2511
質問者

お礼

アルジェリアの独立とフランスの核実験には関係があったのですね!やっと理解できました 再度回答ありがとうございました。

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その他の回答 (1)

回答No.1

フランス最初の核兵器AN-11が製造されたのは1963年から、部隊に配備されたのは1964年からです。 エビアン協定は1962年です。 ですので「アルジェリアの独立を認めた後、核【兵器】を保有」というのは正しい記述です。 たしかに1960年にプルトニウム原爆実験に成功していますが、実験成功を持って兵器保有とはなりません。そこは北朝鮮の核と同じです。

matcha2511
質問者

お礼

核実験と核の保有は違うのですね…! 他の参考書(東進の一問一答、山川の用語集)はフランスの核の保有は60年と記載してあり、何だかモヤモヤはしていますが… 素早い回答ありがとうございます

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