- ベストアンサー
「言う」と「言った」、よく分かりません
- ライトノベル「狼と香辛料」の一部で、農夫との会話が続く。
- 「言う」と「言った」の時制の違いについて、意味・ニュアンスの違いを教えてほしい。
- 絶対裏表のない農夫の笑顔に、ロレンスは敬意を示し、商売用の笑顔で礼を述べる。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本語は英語とは異なりはっきりとした時制の概念がありません。 「言う」は主に現在のこと(現在形)、今まさに起こっていることを言います。 「言った」は主に完了のこと(完了形)、完了していることから過去に起きたことを言います。もちろん、現在であっても「言うという動作が完了している」なら「言った」を使っても間違いとまでは言えません。 作中で「言う」が使われているのは、場面が第三者視点で今起きている事象を書いているからと考えられます。この「言う」を「言った」に変えてしまうと、場面が第三者視点で過去に起こった事象を書いていることになります。 大きく意味は異ならないと考えられますが、場面として「現在進行で書かれている」か「(回想などで自分は未来の立ち位置にいるなどで)過去進行で書かれている」かの違いでしょう。 ただ、「声をかける」という動作に対して、文中では「声をかけた」という完了形でかかれています。ここは時制をそろえるよりも読みやすさや、「主語のある動作に対してあえて変えている」のかもしれません。
その他の回答 (3)
>「・・・楽しそうに言う」の「言う」 >の時制はよく分かりません。 あなた自身が使ってます。 >時制はよく分かりません。 分かりませんでした。 「あなたが分からなかったのは何時ですか?」 誰も聞かないでしょう。
お礼
すみません、意味は分かりますけど、いつも誤用しています。もっと練習します。ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
「た」は、過去の他に、下記のように完了、存続、確認などの意味があるからでしょう。 http://国語文法.com/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%83%BB%E5%AE%8C%E4%BA%86%E3%83%BB%E5%AD%98%E7%B6%9A%E3%83%BB%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%AE%E5%8A%A9%E5%8B%95%E8%A9%9E%EF%BC%88%E3%81%9F%EF%BC%88%E3%81%A0%EF%BC%89%EF%BC%89.html
お礼
ご回答ありがとうございました
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
一般に小説などで、過去のできごとであるにもかかわらず、現在形が使われることがよくあります。 語り手が自分が語っているできごとを、あたかも目の前で起きているかのように述べるという効果があります。 欧米の言語でもよく使われる手法なので、 historic (hitorical) present dramatic present narrative present という名前もついています。 ここでは 「よく実った麦だ。」 「先物《さきもの》買いをした連中はほっと胸をなでおろしていることだろう。」 「農夫は日焼けした顔にいっぱいの笑みを浮かべながら楽しそうに言う。」 「商人には絶対にいない、裏表のない人間だけが浮かべることのできる笑顔だ。」 がそうです。 過去形でもいいのですが、生き生きとしたイメージが弱まり、客観的な印象が強くなります。
お礼
よく分かりました ありがとうございました
お礼
よく分かりました ありがとうございました