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外向とか、外向傾とかのスキー用語について
ユーチューブでスキーを学んでいますが、動画の解説の中で、”外向”という説明がよく出てきます。読んで字の如しとは思いますが、今一実際の動画との結びつきが理解できません。教えてください。 またできれば、そのほかのスキーの説明語や解説言葉についても、分かりやすくアドバイスしていただければ、幸いです。
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人様の回答にけちをつけるのは規約違反なのですが、外足荷重という考え方は、カービングスキーの登場で時代遅れになってしまったのです。確かに、そのデモンストレーションの時代はそれで正解でした。だけど、同じ滑り方を真似しても今の時代だと残念ながら上手になれません。 そのデモンストレーションの時代は、板が長いほうが直進&高速安定性に優れているので中上級者は長い板を使っていました。最低でもだいたい身長くらい。上手い人なら身長プラス15センチくらいで、中には200センチを超える板を愛用している人もいました。 でも今はカービングスキーです。ワールドカップの選手でもせいぜい160センチ程度の長さです。この時代では、滑り方の常識が根底から変わってしまったのです。 https://youtu.be/h4RWyY7AFIo こちらの映像を他の方の映像と見比べてみてください。はっきりいって、昔の時代のほうが見た目はエレガントですよね・笑。でも、これが今のカービングスキーの滑り方なのです。 スキーは揃えずに、荷重はどちらかというと内足6:外足4という感じです。 昔の時代は、「外側の板の内側のエッジで滑る」という感覚です。わかりやすくいうと、足の親指側で滑る感覚です。 しかし今のカービングスキーは、「内側の板の外側のエッジで滑る」という感覚です。足の小指側で滑るという感覚です。 ですから昔のデモンストレーションの滑り方の真似をするとコケてしまいます。もう板がそういう滑り方を許してくれないのです。カービングスキーは体重を移動させるとそのまま板が勝手に曲がってくれるので、板の流れに逆らわないと外側のエッジにのる感覚になるのです。 昔のスキーがマニュアル車なら、カービングはまさにCVTです。だから私、カービングスキーが大嫌いなんです。滑ってて楽しくないから・笑。自分で滑ってるのではなく、板が勝手に滑ってる感覚なんで面白くないんですよ。 カービングスキーが登場したのは90年代頃ではなかったかと思いますが、これが普及すると、スキーのワールドカップでも上位選手が一斉に入れ替わったのですよ。 それまでトップクラスで活躍していた選手たちはみなカービングスキーが使いこなせなくて表彰台に上がれなくなったのです。一方、いち早くカービングスキーに慣れた若い選手が一斉に台頭してきました。あの世代交代は見てて驚きましたね。 カービングスキーの使いこなしというのは、実はまだ誰も極めていません。 ので、実はほぼ毎年といっていいほど滑り方のトレンドが変わるのです。10年くらい前まではスキーの先はV字にするのが流行りでしたが、今はその滑り方は間違いとされています。 極端に内側に身体を乗せるのも、今は流行りませんね。上半身はひねるように反対側を向く滑りをする人もいます。私のいう滑り方の情報も数年前のものなので、今はもう時代遅れかもしれません。 まあテクニックが確立していないということは、逆にいえばのびしろがあって面白いということかもしれませんね。 しかし85年の石内丸山とは懐かしいですねー。よく行ってました。映っていたレストランにも入りましたし、撮影しているゲレンデがどこなのかもわかります・笑。
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- nekosuke16
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追記 https://www.youtube.com/watch?v=dZM2e_qqUng 佐藤正人の少し先輩の佐藤正明のキャンプのシーンです。基礎スキーですから、躍動感も無く静かな滑りですが、デモたちのパラレルターンに、何となく外向、外向傾を感じられるかもしれません。 あと、スキーで一番大切なのが、「外足荷重。」 内足2で、外足8の割合でしょうか。 スキーをする際には大方外足に荷重を掛けますから、内足は半分浮いた状態になると思います。上手い人をよく観察していると、必ず内足が持ちあがっていると思いますよ。また、ウェーデルンなどの際には、歩いているような感覚でしょうか。 用語や解説には、今でも「ski-journal」や「ski-graphic」などの雑誌があると思いますので、そちらで勉強を。 若かりし頃スキー三昧だったオッサンより。
お礼
早速、見させていただきました。大変参考になります。それと、すごい!画像も、カメラも・・・・時代を感じさせてくれますね。昔のスキー人口の多さが分かる画面です。
- nekosuke16
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昔のスキー教本(全日本スキー教程)などの写真を見ると、最も解りやすいですね。 スキーで山回りの際に、外スキーは内スキーよりも僅かに後ろ側にズレますが、その時の上体は、スキーの進行方向よりも斜面の下側の方を向く形になります。つまり、上体が外側に開く。 これが外向です。 そして、そのときに旋回による遠心力とのバランスの中で上体は自然な立ち上がりを見せますが(写真では上体がぶれず斜面に対して垂直なイメージ)、これが外向傾です。 競技スキーでは、タイムを競う関係上、空気抵抗をできるだけ少なくするために、あくまで上体は低く落としますから、極端には現れないかもしれません。 また、外向傾を強調したドイツスキーと、スキーに正対する傾向のあるフランススキーの滑りを比べると、その違いは歴然です。 外向、外向傾がより顕著に強調されるのは、基礎スキーですから、YouTubeなどでは、1980年代の佐藤正人や渡部三郎以前のものの方が理解しやすいと思いますよ。 解りづらいと思いますが、ターンをまだクリスチャニアと呼んでいた頃の、イカ帽にタイツのようなピッチリしたウェア時代の写真が最も解りやすいかもしれません。 スマホからで、文章だけでは解りづらいですが、あしからず。 試しに、YouTubeを SKI NOW、佐藤正人で検索してみて下さい。
お礼
早々と、アドバイスありがとうございます。意味はほぼ理解できましたのでもう一度咀嚼してみたいと思います。YouTubeで見直してみます。それでも、”外向”というようごを初めて使い始まった人は、偉大(?)な方ですね。いつごろから使用された用語なのですか?ほかのサイトでも、私と同じような疑問を感じた方もいるようでした。
お礼
実は、私68歳!今年もリフト券前売りは入手済みです。50年滑っていてもまだ満足できないが、スキーは本当に楽しいスポーツです。内足6.外足4・・・うーん?。カービングは去年から使ってきましたが、チョット、目から鱗です。今年、確認します。アドバイスありがとうございます。