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「テンション」の用法
「テンション」の意味を辞書で調べたら 「緊張」とありました。 気分が盛り上がっている事を「テンションが高い」とか 言うのを巷でよく聞きますが、 用法が間違っていませんか?
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日本語でも緊張状態で、心の状態を高揚と言うぐらいだから、”高い” は適当だと思います。 でもテンションが低いは違うかな~と思います。 テンションは”弛む”ものですよね、もしくは テンションの糸が”切れる” さてここからは英語の話 英語的にはhigh-tensionは辞書に乗っています。 気分が高揚した状態、これを発祥として、テンションが 高いとなったとも考えられます。英語的には時代遅れのようです。 ちなみにhigh-voltageも同様に使われています。実際どれくらいの人が使っているかは不明ですね。
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- aoneko
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なるほど、語源は英語の「high-tension」なのですね。 以下は実際にこの語を用いている側からのお話です。 またお暇なときにご覧ください。 本来「テンションが高い」状態というのは、精神がピンと張り詰め、感覚がするどく研ぎ澄まされた状態のことをいいます。 身体的には非常にニュートラルな状態なので、予想外のことが起きた場合でも臨機応変に対応できます。 「集中する」という表現が近いかと思います。 人が実力を存分に発揮するには、そのテンションを正しく保ちつづける必要があります。 たとえば能役者や執筆中の作家などは非常に「テンションの高い」状態にありますが、傍目からは静寂そのものです。 騒がしいこととテンションの高いこととは無関係です。 この用語はおそらくテレビ業界用語から広まったのかなと思います。 テレビの芸人さんたちにとっての「テンション」は、いかにおもしろいことを表現して視聴者の心をつかむかということに集中しています。 しかしそれは素人目からして「大はしゃぎする」イメージに映るだけです。 この言い回しが巷に広まったように思います。 空回りするばかりでおもしろくない芸人などは、本来の意味ですと逆に「テンションが低い/緩んだ」状態といえます。 しかし気分が盛り上がってアッパーな状態のことを「テンションが高い」というのが慣用となっていますね。 語源と現在の用法が食い違っている例がよく見られますが、これもそのひとつのようです。
お礼
精神がピンと張り詰め、 感覚がするどく研ぎ澄まされた状態… テンションが高い、というのは 元々そのような意味だったのですね。勉強になります。
- SAKURAMYLOVE
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本来は、緊張状態にある人(こと)を言うのでしょうが、慣用的にはあっていると思います。 酒の席などで、ひとり盛り上がっている人を 「あの人、テンション高いんじゃないの?」 なんていいます。
お礼
緊張と言うと、僕は 大勢の前でスピーチをする時の緊張… みたいなのを思い浮かべます。 そういう使い方もあるんですね。
- gagambo
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こんにちは。 「テンションが高い」という用法は、口語のあいだで生まれたもののようですから、 意味的には少しずれているかもしれませんね。 辞書で「緊張」とあったとこのことですが、 精神的な緊張だけでなく、物事の「張り」も意味します。 弓の弦の張りやテニスラケットのガットの張りも、 テンションが強いとか緩いとか言ったりします。 そこから「ピンと張っている」→「(口語的な意味の)テンションが高い!」というように使われ始めたのかなと思います。 ちなみに私は大学で国語学を少しかじりましたが、 国語(特に口語)とは、変化して当たり前なのだということです。 「ら抜き言葉」や「コンビニ敬語」は「間違っている」と言われがちですが、 間違っているというより、新たにそういうカテゴリーの言葉が派生したと考えるのもひとつの方法ではないでしょうか。 以上、ご参考までに。
お礼
こんにちは。回答ありがとうございます。 新たにそういうカテゴリーの言葉が派生した… なるほどー、そういう考え方もあるのですね。
お礼
なんと、high-tensionはちゃんとした英語なのですね。 和製英語だと思ってました。 そこから来たとするとあの用法も 間違いではないですね。