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日本の電機が出したアップル的製品が伸びなかった理由
SuperH・モバイルギア、ザウルス、クリエなど、今で言うARMやスマートフォンになりえたような製品を日本の電機メーカーが出していました。 他にもパイオニアが全面タッチパネルの携帯を出したり、カシオがスマートウォッチを20年前に出したりしているようです。 要素で見ていけばかつての日本の電機メーカーはアップルコンピュータと比べてもさほど違いがありません。 当てずっぽう、こじつけかもしれませんが、世界を席巻した海外のテクノロジーと同じようなものがいくつか存在していたともいえます。 なぜ往々にして大成せず、海外に負けてしまったのでしょうか?
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iPhoneが発売されたとき「既存技術の寄せ集め、新しいものも何もない」と専門家に酷評されました。しかしながら発売前から話題にはなっていましたし、電話でネットブラウザができ、タッチパネルで操作という発想だけで一般人も話題にしていました。 当時のアップルはマイクロソフトよりも有名ではなく、ジョブスという名前すら一般人は知らない状況でした。それなのにこのデバイスが一般人に発売前から話題に上がるということ自体に鍵があると思います。 要するに購買意欲をあおるという戦略です。マーケティングの重要さというのは当時の日本では考えられていなかったのです。せいぜい商品のオマケ程度にしか考えていなかったわけです。「いい商品さえ作れば宣伝なんかしなくても売れる。」日本人が高度成長時代よりずっと持ち続けていた信念。これがマーケティングなど小細工だと軽視した原因でありすべての敗北なのです。ジョブズの死によりアップルは伝説を手に入れました。皮肉な事にジョブズが死ぬことでさらに収益を上げたのです。 企業イメージというのは今では大きな利益につながると認知されていますが、日本ではそれがつかめずにいます。旧来のマジメさが邪魔をしているといってもよいでしょう。これは現在の創業者の意思ばかり継いだ方針ではダメだということなのです。ベンチャーから新しい企業が生まれる事が望まれますが、それさえも軌道にのると大手にM&Aをかけられ吸収されるという繰り返しです。大手のブランドを持ったベンチャーにはもう魅力が無くなるという事実からすれば、今の大手の一掃が大事になると思われます。SONYがVAIOなどを分社したのはよい傾向だと思います。他の企業はまだ大手の上であぐらをかいていたいという経営者ばかりで期待は出来ませんね。東芝とか。
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- hekiyu
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なぜ往々にして大成せず、海外に負けてしまったのでしょうか? ↑ 1,バブルが崩壊し、経営者が臆病になって 受け身の経営に転化したからです。 2,家電などは、部品を購入して組み立てるだけになり 何処の国でも作れるようになったのが原因です。 何処の国でも作れますから、結局、価格競争になり 途上国が有利になるわけです。
- wormhole
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CLIEだけに関していえば、CLIE自体が元々Palmの互換品です。 CLIEは高機能化した結果海外のユーザーから見放され、日本国内のユーザーは携帯電話の方を選んで廃れた感じです。 また本家のPalmの方はスマートフォン化しています。