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野生の肉食動物はアミノ酸からブドウ糖を合成している
自然界に生息している肉食生物は炭水化物を食べないと思いますが、血糖(ブドウ糖)はどのようにして維持しているのでしょうか。また犬や猫はご先祖は食べなかった炭水化物入りのペットフーズを食べさせられていること、運動不足と重なって糖尿病になりやすいということはあるでしょうか。
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質問者様御自身が質問のタイトルに書いておられる様に、主にアミノ酸を分解してブドウ糖等の糖類を体内で作り出しております。(「糖新生」と言います) 【参考URL】 糖新生 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96%E6%96%B0%E7%94%9F 福岡大学 理学部 > 化学科 > 研究室紹介 > 機能生物化学 > 講義資料の目次へGo! > 代謝マップ > 糖新生 http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/gluconeo.htm それ以外にも、獲物である草食動物の胃や腸をその内容物とともに食べる事で、草食動物が植物を消化・分解する事によって生じた糖や、炭水化物を消化する事が出来る消化酵素を一時的に得る事も出来ます。 尚、膵臓で作られるインスリンは、血液中の糖が骨格筋や脂肪組織の細胞に取り込まれるのを促進する働きや、肝臓においてブドウ糖からグリコーゲンが合成される反応を促進する働き、前述の糖新生を抑制する働きなどがあり、血糖値が上昇しすぎた場合には膵臓からのインスリンの分泌が盛んになる事で血糖値を抑制している事は、人間も肉食動物も同じです。 【参考URL】 血糖値 - Wikipedia > 1 血糖調節メカニズム https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4#.E8.A1.80.E7.B3.96.E8.AA.BF.E7.AF.80.E3.83.A1.E3.82.AB.E3.83.8B.E3.82.BA.E3.83.A0 >犬や猫はご先祖は食べなかった炭水化物入りのペットフーズを食べさせられていること、運動不足と重なって糖尿病になりやすいということはあるでしょうか。 あります。既に問題になっております。 【参考URL】 北島動物病院 > コラム > 食事に関して > 食餌のいろいろ3・糖質 http://www.kitajima-ah.jp/?tid=100062 糖尿病について教えて最終版 - たけうち動物病院 http://www.takeuchi-vet.com/clinicnote/pdf/clinicnote01_05.pdf
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- suiran2
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イヌのペットフードとネコのペットフードは似ていても内容が異なります。共用は出来ません。 犬の先祖のオオカミの食性は,現在では歯の形態・消化管の機能・消化酵素等の研究から炭水化物等も食べる雑食に分類されています。家畜化されてイヌになってからは一層炭水化物の比重が大きくなりました。ですからイヌのペットフードにはかなりの炭水化物が添加されています。 一方のネコは,肉食に近いものです。ただし,多少は野生よりもアミラーゼを多く分泌しますから炭水化物も食べることが可能なのでは無いかと思います。ペットフードにはほんのわずかな炭水化物が添加されています。血糖は糖新生で調節されています。 元の食性が異なりますから,メタボでイヌとネコも糖尿病になりますが,糖尿病の型が異なります。イヌは1型糖尿病が多く,ネコの場合には日本人と同じで2型糖尿病が多くなります。
お礼
大変勉強になるご教示でした。1型と2型の差はどこにあるのか不思議に思います。
- hggg77
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比較対象物が変わる訳だから 比較基準も変える必要がある・・としか思えない・・ 人間と他の動物・・この違いは大きい・・ 動物と植物の違いよりも大きいのです・・ なので 人間と同じ基準で他の動物を考える事自体 不要・・
お礼
おっしゃっている意味がわかりませんでした。
お礼
犬も猫もアミラーゼなどの酵素を持っているのでしょうが、容易にグルコースを体内に取り込んで高血糖になると雑食動物や草食動物より害を受けやすいのではと思いました。ドッグランで走ればずいぶん違うのかなと思いますが、猫にはキャットランはないのでしょうか。