準結晶の研究から、空間的な四次元の方向がどうやらあるらしいということが判明しつつあります。
その空間的四次元から宇宙を見たなら、宇宙はおそらく球体になっているものと思われます。
ですが実際に見ることが出来ないなら、実際にはどのような形になっていても問題はない。
人間に観測されるなら、辻褄の合う形にならなければならず、球体になっていると考えるのが妥当でしょう。
だから、そもそも、ハジまで行くことが出来ない、というよりもハジがない。
球面上に特別な点がないのと同じ話です。
そのような構造をした宇宙で、時間を考慮しない場合、世界がどのように見えるかですが、地球表面に例えるとしましょう。
日本から日本の真裏にあるブラジルまで歩いていく旅行者を観察することにします。
日本を出発してブラジルに向かう旅行者は、地球の反対側に向かっているのですから背中が見えるはずです。
ブラジルに向かう間は背中が見えていることになります。
そしてブラジルに到着、ブラジルを通過すると今度はこれまで見えていた方向の反対側に旅行者の顔が見えるでしょう。
ですが、これでは反対側から反対側へワープすることになってしまいます。
地表が途切れているのではない以上は、反対側から反対側へ連続的に移動しなければなりません。
どこを通過して反対側へ移動するかというと、全天を通って反対側へ移動します。
もちろんブラジルに到着した瞬間に全天に投影されるわけではなく、ブラジルへ近づくにつれて徐々に大きくなり、また全天を通過した後は徐々に小さくなって再び日本へ戻ってきます。
このように観察されるはずです。
ただしその地球では地球の半周しか光は進まないものとします。でなければ合わせ鏡のようになってしまうから。
これを宇宙に当て嵌めるなら、宇宙におけるブラジルは全天に投影されていることになります。
ですが光学的地平の方がブラジルより手前にありますので、実際にみえるのは宇宙の晴れ上がりの時点の背景放射です。
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