適切な回答としては、NO3さんの "これらの質問の答えはありません" が一番良いように思えます。
数学や物理学は観測された物の性質を出すのには適しますが "その外側" を出したり "なぜそうなっているのか" を出すのは容易ではないです。
どんな回答でも良いようですので一応少し書かせてもらいます。
質問1-5
質問1 凝縮していた,
質問2 凝縮状態にあった(拡散してない状態にあった。これは現在も同じ),
質問3 凝縮の真偽,
質問4 膨張の理由,
質問5 膨張の性質,
おろらく5点は同じ質問と思います。
結局の所、不明な数値分には、不明なエネルギー(ダークエネルギー)を仮定しますので、
不明なものは不明と言うことです。
ダークエネルギーと言うのは、名称不明の数値があると不便なので便宜上命名した、と言う以上の意味はほとんどありません。
(ダークエネルギーは計算の結論ではありませんし、説明したい内容自体でもありません)。
また宇宙内での量子論ですら、原因過程結果 の因果が成立しないので、
宇宙内の理論 (特にアインシュタイン的な世界) の延長でその外側を計ることは難しいと言うか、
そのままの延長上に、もし宇宙の外側が導きだれれたらそれはおそらく宇宙です。
特に量子論では因果が不成立、また直接的な観測が不可能な物が存在します。
そして、それらもそれらで完結することができず、さらに外側を求めます。
仮にこれらが宇宙内部の構成要素であったとして、
現段階ではそれは "外側" か "内部" なのか を判定する基準を人間は持ちません。
どこが境界(宇宙の端)なのかも分かりません。
質問3については、ビッグバン理論自体は実は一点に凝縮された宇宙を肯定する理論ではありません。
正式名称が "ビッグバン仮説" なのはそのためです。
「"もしも" 膨張が過去と未来に続くとしたらこうなった」と言うのがビッグバン理論の主張です。
ビッグバン理論自体は、別に本当にそうだったとは言ってないし、膨張の理由やその外側にもあまり興味がないんですね。
実はビッグバン理論自体が欲しがっているのは、時代ごとの膨張速度だけです。
過去に遡り1点まで凝縮するかは、予測とその数式はありますが、根拠と観測はありません。
予測と言うのは何かと言うと「"もしも" "こうだとしたら" "こうだろう"」と言う仮定の数値であって、仮定の範囲内で矛盾を起こさないようにしている、と言う事です。
"事実としてそうだった" と主張する物(根拠)ではありません。
これはよく勘違いされやすい所です。
その証拠に、ビッグバン理論は元々宇宙年齢が40億年と言う事になっていて、
しばらくすると250億年になってみたり、結局今は138億年になっています。
これは、ビッグバン理論が膨張の速度をを気にする理論であり、その膨張の速度が測定できないためにころころ変わるのです。
膨張の存在を、観測と理論から断定出来たのは宇宙の晴れ上がりまでです。
晴れ上がり以前の膨張速度も不明です。
晴れ上がり後の膨張速度の測定も、この題材の観点からすると非常に雑です。
(よく勘違いを見ますが、観測範囲は膨張内で光速が届く範囲ではなく、晴れ上がり後の範囲です。今の宇宙は、光が機能する全ての時代を観測可能です。位置は無理ですが)。
質問5については、そもそも加速度が本当に適切な値を出しているのか怪しいです。
案外綺麗な曲線かもしれないし、もっと汚い曲線かもしれません。
質問7は意図がうまくつかめませんでしたが、
例えば、なぜ物理定数がその値を取っているのかは分からないし、
なぜ光がその性質を持つのかも分からないです。
結局のところ、内外の区別はつかないどころか、内の構成内容も把握できない状態なので、
何に起因してその性質を持つのかも不明です。
有と無、外側と内側に関しては、理論によって大きく変わります。
この宇宙の外側がどうなっているのか、と言うのも宇宙論ごとに全て違うのですが、
それ以前の無と有についても扱いが違います。
たとえば最近は内部完結ができないので、多次元的な理論が多くなっていますが
ブレーン論では見えない場所も存在しない場所も、全部有であり宇宙。
弦理論では無から色々なものがどんどん発生し、無にはエネルギーも次元も空間のようなものもあるけど、それでも無。
と言うように扱いだったと思います。
お礼
>NO3さんの "これらの質問の答えはありません" が一番良いように思えます。 そこを一つなんとか。私にとってはあまり良くないです。 私にとっては困るのですが分からないと言うことを力説した内容に見えました。 余談ですが ダークエネルギーとはエネルギーなのでしょうか。