- ベストアンサー
北〇〇のミサイルの軌道について
最近頻繁に新潟と同じ緯度の国からミサイルが打ち上げられていますが、 ・ミサイルのベースとなっている推進部分は何を使っているのでしょうか。 ・そもそもミサイル(人工衛星)はどのような軌道を想定して打ち上げているのでしょうか? 1万メートルくらいだと民間の飛行機があるはずですが、それより高い高度を飛ばそうとしているのでしょうか ・人工衛星という割にはよく海に着陸していますが単純に某国の技術が足りていないのでしょうか?ニュースを見る限りではロシア製や中国製を流用したりしているので、普通にそれを使えば成功するような気もするのですが。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
移動式ミサイルですから、液体燃料でしょうね。硝酸とアンモニアを推進剤に使う方式だと思います。 移動式ミサイルの場合、燃料が空の状態でミサイルを立ち上げて、タンク車から燃料を注入して発射準備し、それから打ち上げる方式なので、発射までに時間がかかりますが、森の中などで発射されると、位置の特定が難しいようです。 固体燃料の移動式ミサイルもありますが、固体燃料では移動中に固体燃料にひび割れが入って異常燃焼する問題があるので、米国は移動式ミサイルの配備はおこないませんでした。現在のところ、液体燃料の移動式ミサイルが主流のようです。 ロシアで移動式ミサイルの打ち上げドキュメンタリーをテレビで見たことがありますが、時間がかかるのを除けば、意外と簡単に打ち上げていました。SS25(陸上移動式多弾頭戦略核ミサイル)だったと思います。 ミサイルを打ち上げると、短時間で宇宙空間に達し、数千kmの高高度軌道を描いて目標地点に落下するので、迎撃が難しく、高度6000mぐらいで核弾頭が爆発し、半径10kmぐらいの都市圏が壊滅するという弾頭が8基ぐらい搭載出来るものです。 今では弾頭数を減らして単弾頭にしたトーポリミサイルが開発されていますが、同じく移動式のスカッドミサイルを湾岸戦争時にイラク軍から発射されて、多国籍軍が発見に苦労していたのは有名な話です。 SS25は5500kmぐらいの飛距離を持つのですが、某国のミサイルは4000kmぐらいではないかと言われています。おそらく単弾頭で重量が大きい核弾頭を1発だけ搭載する予定だろうと思われます。 核弾頭は通常は1メガトンを基準に設計されると言われています。多弾頭ミサイルでは1発が550キロトンぐらいだと考えられていますが、単弾頭では1メガトンを超えるでしょうね。 某国のミサイルはロシアや中国の古いミサイル技術の寄せ集めですが、目的を達成するには必要十分条件を満たしていると考えて良いだろうと思います。
その他の回答 (2)
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
>・ミサイルのベースとなっている推進部分は何を使っているのでしょうか。 宇宙ロケットのような液体燃料は 軍事的には発射に時間がかかるとか移動できないとか デメリットが大きすぎるので 固体燃料であることは確実 (中身は他国と同じでしょうけど、基本的に機密)
お礼
ありがとうございます。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
・推進部分は軍事上の最先端技術なので秘密。大量破壊兵器に流用できる技術や科学者を流出させるのは国際的に非難の的になるので、自国の手持ちの策でなんとかするしかない。 ・大陸間弾道弾は、大気の摩擦を最低限にするために、さっさと成層圏とかに抜けてしまってから、再突入する設計。 ・打ち上げ後の推進ロケット部分は海上にわざと落として、先端に積み込んだ衛星だけを周回軌道に投入する。 最近みかけるものが、高度1000kmにも行っていながら、地表では400kmしか離れていない海面に落としているのは、「他国を横切ったり、他国の国土に落としたら、宣戦布告とみなされてボコボコにされるから」。
お礼
ありがとうございます。
お礼
詳細な情報、ありがとうございます。