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私鉄の車両
鉄道車両のリーディングカンパニーといえばJRというイメージがありますが、 私鉄もオリジナル?の車両を走らせているようです。 この私鉄の車両は、JRと同じように私鉄が自分で考えて作っているのでしょうか? それともJRなどが作った既存の車両をちょっと変えただけなのでしょうか?
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元々は「オリジナル」の車両を作っていたんですが・・・。 でも、最近は日本鉄道車両工業会が定めた「標準ガイドライン」に沿った 車両を作っていることが多いようです。問題はこの「標準ガイドライン」が ほぼJRの新型車両に沿った仕様になってるってことでして・・・。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%8B%A4%E3%83%BB%E8%BF%91%E9%83%8A%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E3%81%AE%E6%A8%99%E6%BA%96%E4%BB%95%E6%A7%98%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3 ということで、最近は「既存の車両をちょっといじった」だけの車両が 多くなってます。まあ、箱根登山などの「線路が特殊」な鉄道は上記の 標準仕様の電車が入れないので、個別に設計してますが。
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- ts0472
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昔々 まだ国鉄時代 鉄の電車の時代ですが 私鉄は私鉄なりの設計図がありました 完成車両の外観は似ていても中身はまったく違うもの 大手私鉄の新車製造に関しては独自のままだと思います 第三セクターなど新車製造が難しい企業でなければ中古を改造して使うという事はありません JRになってからは小田急電鉄の方が先見的な車両を作っていると感じます 製造メーカーはJRと重複している部分もあり 工場は違う 電車は特徴を持たせるのが難しい車両でもあると思います 車両の前後正面に出入り口を付けると似た顔になってしまう ガラスの面積しだい 駅にホームドアを設置すると車両のドア枚数や大きさが限定されてしまう 徐々に制限も増えて似た車両になってしまうのも時代の流れのように感じます
- mineshi
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電車は工業製品として価格を抑えて作るので、 鉄道を運行する会社と別に、製造を得意とする会社があり、 そこが鉄道各社の企画ニーズにあったものを請け負って作ってます。 なので、企画面から見ると、どの鉄道会社のもオリジナルなのかなと。 でも確かに、車両のベース部分の設計などは、 既存の車両をちょっと変えた、というケースは実際見られるので、 このあたりは、No1の回答者の方もおっしゃられた通り、 車両の製造規格や基準、鉄道会社の企画トレンドが時代によって変わるので、 そこに引っ張られる部分が大きいと思います。 あれとこれ似てるよね、というの結構増えましたし、 最近では、そもそも複数会社の共同企画とかもあるぐらいですから。 一方で、例えば、駅間が短い鉄道(例えば都市圏の私鉄)と、 駅間が長い鉄道(例えばJR)と比べた場合、路線での走り方が全然違うので モーターや変速機をはじめとした足回り全般の仕様が全然違うこともあります。 外装デザインや、内装などは、ご予算やこだわりに応じて、という面もあります。 典型例だと、関西の阪急電車は、ステンレス車両であっても、 塗装原価を抑えたステンレス仕様は絶対にやらず、あの阪急マルーンと呼ぶ 色彩を塗ることに、強いこだわりがあります。 あと、蛇足ですが、 業界構造のイメージしやすさだと、航空機業界と一緒で 基本的には、運行者と製造者が別なんですよね。 ただ、新幹線とかリニアに代表されるような、次世代研究開発では、 航空機の場合、製造者が主体的に取り組むのに対して、 鉄道会社(主にJR)が主体的に取り組んでたりするので、 このあたりは大きな違いでしょうか。
鉄道車両は、トラック・バスを含めた自動車のようにメーカーが設計・製造した商品としての車両をユーザーである鉄道会社が購入するというものではなく、それぞれの鉄道会社がその鉄道路線の特殊条件に見合った車両を鉄道会社で設計し、車両メーカーに製造の発注をするというのが鉄道車両の納入についての大ざっぱな流れです。 そのため、特に電車について見てみるとある鉄道会社に新車で納入された車両は大抵の場合、同じ型の車両が他の鉄道会社には存在しないということになります。 しかしながら、たった1両の車両でも億単位の製造コストがかかる鉄道車両を少しでもコストダウンを図ろうと、JR東日本のE231系が製造されたころから鉄道会社間で技術や各部材を共有しようとする思想が出てきて、相鉄の10000系や京成3000系がJR東日本のE231系と共通の設計コンセプトで製造されたりするようになりました。 ただし気動車については状況が少々違っていて、経営基盤がぜい弱な地方の特に非電化私鉄向けに新潟トランシスという車両メーカーが基本仕様までを設計・製造し、鉄道会社がオプション部分を決めて車両の納入がなされるというケースもあります。 なお、設計については全て鉄道会社自身でやるというというのではなく、台車や電気機器について専門メーカーの助言によってなされるいうことも付け加えておきます。このことについてはイカロス出版J-train通巻55号にEF67型の電気機器の設計について東洋電機が関わったことが紹介されています。参照してみてください。