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規模の経済と経験効果について

・規模の経済 ・経験効果 のそれぞれの意味はひととおりぐぐってみました。 (それぞれの言葉について、イメージはつかめたかも、というレベルです) そのうえで質問です。 Q1規模の経済と経験効果は、連続的に生じますか? Q2規模の経済と経験効果は、コスト低下の効果が生じない停滞期間が存在することは少ないですか? Q3規模の経済と経験効果は、物理的な特性が効率性の向上の水準を制限する場合がありますか? よろしくお願いします。 なお、カテ違いだったらご指摘願います。

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  • QCD2001
  • ベストアンサー率59% (342/575)
回答No.2

規模の経済性について勘違いしていらっしゃるようです。 Q1 たとえば、工場を1日10万円で借りたとします。 ある製品を1日で1000個生産すると、製品1個当たり工場の賃貸料が100円かかっていることになります。 その製品を1日で1万個生産すると、製品1個当たりの工場の賃貸料は10円になります。 つまり、生産規模を拡大すると、製品単価に占める賃貸料などの固定費が減少するわけです。 これを「規模の経済性」と呼びます。 このようなコスト削減効果が「連続的に生じる」というのはどのような状況を指すのでしょう?無意味ですよね。 Q2 1日に1万個生産しようと決めればコスト削減効果が生じるので、「停滞期間」などというものはそもそも存在しません。 Q2 1日に1万個生産しようと決めればコスト削減効果が生じるはずですが、素材が硬くて1日に5000個しか加工ができなければ、5千個分のコスト削減効果しか生じません。 経験効果というのは、作業に習熟するなどにより生産に要する時間が短縮され、あるいは歩留まり率が向上するなどによって人件費などの変動費が減少するものを指します。 Q1 作業者の習熟というのは、日々少しずつ生じると考えられますから、作業者の習熟による作業時間の短縮は日々「連続的に」生じていると考えられます。一方、作業を繰り返しているうちに「コツ」をつかんで作業時間が急激に短縮される、という場合があります。このような場合の作業時間の短縮は不連続であると考えられます。つまり、作業員の習熟による作業時間の短縮は、連続的に短縮される部分と不連続に短縮される部分の2つがあると考えられます。 ところで、実際の工場の多くでは、ベルトコンベアーなどによる連続的な生産が行われています。この場合、ある作業者が自分の担当する部分の作業時間を短縮できたとしても、ベルトが流れていくスピードが変わらなければ、製造ラインに素材が投入されてから完成品となってラインから出てくるまでの時間(リードタイム)は短縮されません。ライン全体の生産リードタイムが短縮されるためには、ラインのベルトを動かすスピードを変えなければなりません。これは通常は工場長が決めます。 工場長は工場全体の作業者の作業状態を見て、全員が余裕をもって作業ができるようになった時にベルトのスピードを変えますから、工場として、あるいはラインとしての経験効果による作業時間の短縮は不連続であると考えられます。 Q2 「停滞期間」というのがどのような状態を指すのか不明ですが、個々の作業者の作業効率が向上してから、工場全体のスピードを向上させるためにラインの生産速度を上げるという判断をするまでには、一定の時間が必要です。 Q3 たとえば、電動ドライバーを使用してネジを1本締めるのに1秒かかるとします。 ベルトが流れてきて、自分の担当する10本のネジを9秒で締めるようなスピードにすることは不可能ですから、「物理的な特性が効率性の向上の水準を制限する場合」があると言えます。

mev
質問者

お礼

特にQ1について詳しくありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

経済学カテでよろしくお願いします。 http://okwave.jp/c523.html

mev
質問者

お礼

カテ違いすみませんでした。