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アメリカの輸血は煮沸消毒が基本?
昔見たTVでは、アメリカの一部の病院では、輸血用の血液は、肝炎とエイズのリスクを下げる為に、煮沸消毒してます。と紹介されたのを見ました。 効果はあるのでしょうか? あるなら、世界中で輸血用の血液は入ったビニールパッケージごと熱湯に入れて煮沸消毒するべきだと思われますが、どう思われますか?
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- jkpawapuro
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おそらくフィブリノゲン製剤のことを誤解しているかな? 血液には血を止める凝固因子というものがあり、これを血液から集め濃縮すると非常に優秀な止血剤が作れます。昔はこの薬を血友病等出血が止まらない病気や、事故・出産等で大出血をした場合の止血剤として使っていました。ですがこの薬は加熱殺菌がなされていないので原料の血液に肝炎やエイズウィルスがある場合感染のリスクがありました。 その後アメリカでこの薬を一度加熱殺菌した薬が開発されました。(前者を非加熱製剤・後者を加熱製剤と呼びます。)ですが加熱製剤のほうが薬効は大幅に落ちます。 そこで厚生省はアメリカで加熱製剤が開発されたにもかかわらず、ぼう製薬会社が非加熱製剤の在庫を大量にあることを慮り、加熱製剤へ切り替えの指示を出さずたくさんのエイズ患者をつくりました。俗にいう薬害エイズ事件です。
- Dr_Hyper
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恐らく何かの間違いでは無いでしょうか? 血液はウイルスや菌が死滅するまでの処理をしてしまうと, 血液自身が細胞ですので,血液が死んでしまい(正しい表現ではないですが)輸血しても意味の無い液体になってしまいます。 煮沸消毒をするのは,輸血等に用いた器具や血液汚染がみられるような器具,りねんについての話だと思います。現在では器具に関しては殆どが滅菌処理をされて販売されている使い捨てのものを使用しますので,滅菌処理をしなければならない器具等もかなり減ってきていると思います。
補足
非加熱製剤、加熱製剤とは、違って輸血の時にアメリカでは、血液を温めて殺菌する様子をTVを見た記憶があります。
補足
非加熱製剤、加熱製剤とは、違って輸血の時にアメリカでは、血液を温めて殺菌する様子をTVで見た記憶があります。