広辞苑には
《◇広く一般には「見」。
「視」はまっすぐに目を向けてみる、また注意してみる場合、
「観」は観察・見物などに多く使う。
「診」は●1に使う。》
とあります。
「視」は「注意深く見る」で「視認」「警視庁」などに使われています。積極的に自分からみているわけです。
これに対して「見」はぼーっとたまたま視界に入ってきた物も含みます。(視や観の意味もあります)
「聴」は積極的能動的に自分から聴こうとする意味なので組み合わせて「視聴」となるわけです。
観は「全体を眺める、本質を見きわめる」意味があり「外観、観察、景観、観照、人生観」などと使われます。
しかし他の人が言っているように和語では「みる」「きく」だけでそういういう自分からとかたまたまとか、全体を深くとかの区別はしていません。
ですから「じっくり見た」と強調したいのなら「視る」「観る」をわざわざ使うという選択もあると思います。
結論としては「見る」ですませても好いし強調したいニュアンスによっては「視る」「観る」を使えばいいのではないでしょうか。
「テレビを見ていたら裏番組で気になっている展覧会の紹介をやっているのに気付いた。その番組を視ていたら、前から好きだった作品が映されていて、じっくり観る事ができた」なんていう使い分けもできなくはないと思います。(こだわりすぎでやりすぎの感じがしますが)
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、判りやすくて説得力もありますね。