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ダブルナットの方法
ダブルナットの方法を教えてください。 吊りボルト式で部材を吊っていますが、ダブルナットの方法が 間違っているのではないかと心配です。 現在、真横から見ると ナット フラットバー ナット という様になっていますが、構造としては間違っていませんでしょうか? 施工した上司はこれで正解と言っていますが、振動で緩みそうで心配です。
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- kagakusuki
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ダブルナットによる緩み防止の原理は、2つナットが互いに強く密着する様に、部材に近い側のナットは部材から離れる方向に、部材から離れている方のナットは部材に近づく方向に、それぞれ締め付ける事により、2つのナットの間に挟まれている雄ネジを2つのナットが強く引っ張り合っている状態を作り、それによってナットのネジ部の斜面と雄ねじの斜面を強い力で密着させ、雄ネジと雌ネジの間に生じる摩擦力を大きくする事によって緩みを防止するというものです。 2つのナットの間に挟まれている板の板厚が1mmにも満たない薄板で、ナットの締結力が加わると簡単に変形する様なものである場合には、両側のナットを締め付ければ、板が変形する事によって、板の表裏の面とナットの上下面が平行になり、板の表裏の面とナットが隙間なく密着しますから、ダブルナットの間に平座金を1枚間に入れたのと同じような状態になりますので、その場合には緩む心配は殆ど無いと思います。(完全に密着していて隙間やガタツキが全くないため、振動等が存在しても締結力が一瞬たりともも弱まる事がありませんから緩み難い) しかしながら、御質問文では2つのナットの間に挟まっているものの事を「フラットバー」と仰っておられるという事は、板厚が3mm程度はある厚板ではないかと思います。 板厚が厚い場合、ナットを締めつけても板は殆ど変形しませんから、もしも板と吊りボルトの雄ねじが完全に垂直になっておらず、僅かながら傾いてた場合、板の表裏の面とナットの上下面は平行とはならず、上下のナットの締結面に対して、板が斜めに傾いた形で挟まっている事になるため、もしも振動等の外力によって板の傾き方に変化が生じますと、板とナットとの間に隙間が生じて締結力が失われるため、ナットが緩んでしまう恐れもさほど大きなものではないとは思いますが、無い訳ではないと思います。 >吊りボルト式で部材を吊っていますが という事ですので、下面側のナットだけをダブルナットにしておけば、取り敢えず脱落する事だけは防げるかも知れませんが、上のナットが緩む事まで防ぐ事は出来ないと思います。 それに、ナットが直接部材に接触している状態でナットを締めつけたのでは、部材であるフラットバーを傷付けてしまいかねませんから、フラットバーとナットの間に座金を入れた方が良いと思います。(例え平座金でも、座金がある事で緩みを防止する効果があります) 万全を期するのであれば ナット ナット スプリングワッシャー 平座金 フラットバー 平座金 ナット ナット としておけば安心です。(スプリングワッシャーは1枚だけで良い) 【参考URL】 エンジニアのための技術講座 > ローコストオートメーション講座 > 第256回 ねじ-2:不合理なダブルナット止めは危険がいっぱい http://koza.misumi.jp/lca/2006/05/256_2.html ねじ種類と締結 http://ginouzyuku.web.fc2.com/screw.pdf ※上記のURL上のpdfファイルの14頁
- donguri_boy
- ベストアンサー率28% (653/2293)
天吊りですね。 でしたら、上側:ナット1個ーフラットバーーナット2個(ダブルナット)下側です。
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
ご参考。 http://koza.misumi.jp/lca/2006/05/256_2.html http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch04/ch04_04.html (4.4.9 緩み止め)
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 やはりナットは二個要りますよねぇ。 思い切ってもう一度相談してみます。ありがとうございました。