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全ねじボルトにナットを締めると通常のボルトナットとは違い緩みやすいのか
- 全ねじの寸切りボルトにナットを締めると、通常のボルトナットとは締め付け力や緩みの性質が異なります。通常のボルトナットはボルトの頭側が直接引っ張るため、締め付けが安定します。しかし、全ねじのボルトを通してナットで締め付ける場合は、ボルトの軸の力がねじを介してナットの面に伝わります。このねじを介する部分が緩みの原因となります。
- 一方、全ねじのボルトを二つのナットで締めると、緩みやすさが増します。これは通常のボルトナットとは異なる締め付け構造であり、締め付け力が均等に分散されないためです。また、ナット同士が相互に緩みあってしまう可能性もあるため、さらなる緩みの原因となります。
- 以上の理由から、全ねじの寸切りボルトにナットを締めると、通常のボルトナットとは異なる緩みやすさが生じます。このことを理解した上で、作業員に注意喚起する必要があります。また、設計図や指示系統が異なっている場合は、その理由を明確に説明し、適切な処置を取るように指示することが重要です。
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こんな説はどうでしょう。。。 緩むのは、ボルトナットに微少な振動が加わるからで、それが回転に変換されるものとする。 片側ナットの場合は緩む方向にも締まる方向にも回転する。 両側ナットの場合は片方が締まり、他方は緩みの回転方向になる。つまり常にどちらかが緩む回転をすることになり、それが限度を超えると急激に締付け力を失う。 専門家=試験を繰り返している緩み止めナットメーカに聞くと、まともな回答が得られるかと存じます。
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問題点はねじがなぜ緩むのか?・・・になるのでは。 なぜ緩むのかが理解で出来れば業者さんに理屈で説明可能ですね。 1.戻り回転によらない場合 締付け対象物の変形等が原因の事が多い 2.戻り回転による緩み(今回の質問のケース) 岩魚内氏の説の通りボルトに外力が加わり緩むケース この場合は緩む箇所が2ケ所となり危険性が増える。 余談ですがナットで固定の際ナットの厚みも重要な要素です 十分な厚みがあれば摩擦面積が増えて緩みにくくなると考えます。 簡単に緩むと不都合な場合はボルトも強度と粘りの材質のものを使います。 締付け時に弾性変形を利用して締め増しをします。 タップ+キャップボルトの場合では緩めるときに「パキン」と音がします。
当方、組立屋です。 ボルトに限らず全く同じ形状であれば、ワンピース構造が最強である と考えるのが普通かとおもいます。 とすれば、質問者さんが仰るツーピース構造とスリーピース構造なら ツーピースの方が強いと言うことになるとおもいます。 詳しい計算式まで分かりませんが、私ならそのように考えます。 あまり良い回答でなくてすみません。
こんばんは、難しい計算はわかりませんが(少し飲んでますし^^;) イメージ的には、ねじは緩むものと考えて、ボルト(軸)+ナットと、ナット+寸切り(軸)+ナットでは軸の摩擦などの影響で、緩むスピードに違いがでるのではないでしょうか?
他の回答者さんも記述していますが、 ねじは、振動等で一瞬でも軸力が無くなると、緩みます。 軸力が一瞬なくなる ⇒ ナットが微量廻る を繰り返して。 その要因が、2箇所あるのだから、2倍緩み易い。 ねじ長さを誤らなければ、 * ボルト+(ナット+ナット)の様に、ダブルナットで緩み止め * ボルト+ナットで、ねじロック材塗布 の緩み止め仕様では? それか、初期は前述の仕様であったが、メンテナンス時に取外しして 通常のボルト+ナットで再組立した。 そして、良く緩みが発生して、ねじが馬鹿になり、今回交換ですか? 以下にねじ緩み対策等の資料を添付しますので確認して下さい。 http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch04/ch04_04.html http://www.110.ne.jp/nejitech/neji_techdoc_016_1.html http://isogaifastener.co.jp/homepage/right3.htm 以下は、おまけです。 http://www.110.ne.jp/nejitech/ct1_003.html
お早うございます。 お話から察するに全ネジですね? 通常『あしまった!長過ぎた!』となれば必要長さを残して切り落とします。 そのまま使用して問題なくても無駄に長いボルトが組んであれば 見た目に気持ち悪いだけですからね。 本題ですが・・・ ナット締めは基本【緩むもの】として考えます。 (絶対緩まないナットは一般的に存在せず、どうしてもの場合は溶接止め) ナットは“座面でのフリクション”で止まるものですから それが両端にダブルで組んであれば「弛み率倍増」ですよね。 たとえば遠方の現場に出ていて、手元に通常のボルトが全くなく 寸切りボルトしかないようなケースであれば止むを得ず組む場合もありますが 一般的にはしてはいけない(常識を疑われる)ことですよ。 私事ながら、かれこれ20年以上設計開発業界にいますが そんな組み方をしてる機械をみたことはありません。 トピ主さんもこれからいろんな機械を見て知識を肥やしてくださいね。
お礼
早速のアドバイスありがとうございます。寸切ボルトを二つのナットで締めたのは、25年以上前の、かけ出しの頃の反省点です。さて、両端にフリクションがあれば緩みの確率も2倍になるのは十分うなづけます。しかし、追記に記したように、ボルトで締めこむのと、スタッドボルトをナットで締めこむのとでは、緩みやすさに違いがある(わたしは後者の方が緩みやすいと思う)と考えるのですが如何でしょうか。
お礼
お説ありがとうございます。 「両側ナットの場合、片方が締まり、他方は緩む」というのがしっくり来ます。