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電界強度試験対策
- 電界強度試験対策についての質問文章です。スイッチング電源の再設計で電界強度が規格限度値を超えてしまい、対策を考えています。
- 近々電界強度試験が行える施設に行き、試験結果を見ながら部品交換やコアの巻き直しを行うなどして対策を行おうと思っています。
- ノイズ対策として、回路にはAC100Vの電源トランス、ダイオードブリッジ、コンデンサ(0.47μF、1000pF、4700pF)、コモンモードチョークコイル(5mH)、DC-DCコンバータなど9つの部品が使用されています。同じ乗数の部品がある理由についても知りたいです。
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電界強度と言うのは不要輻射のレベルのことでしょう。 問題なのは放射性のノイズなのか伝導性のノイズなのかどちらなのでしょうか? 伝導性のノイズの場合AC1次側なのかDCDCコンバータの出力側のどちらなのでしょうか? どちらの問題なのかで対応方法が異なります。 ところで、使用可能な機材や設備、予算等はどうなっていますか? DCDCコンバータを使っているのに電源トランスを使用しているのにはどのような意味があるのでしょうか? 特別の理由が無いのでしたらACDCコンバータに変えることでトランスを廃止してコストダウンが可能です。 もっといいのは電源メーカーからACDCコンバータを購入することです。 開発に必要な時間とコストを省略することが出来ます。 耳が痛いかもしれませんが、不要輻射は対策するものでなく設計に盛り込むものです。 後付の対策は効果が薄い場合が多く、大幅な設計変更が必要になることも多いのです。 どのような対応が有効かは個々の場合によって千差万別ですのでそのすべてをここで述べることは出来ません。 少しだけアドバイスします。 DDコンの入出力のYコンのアースをどのような配線で接続するのかが問題になることが有ります。 場合によっては接続しない方が良いこともあります。 DDコンの輻射が電源トランスに飛びついてACラインに伝導している可能性があります。 この場合、ACライン側にノイズフィルターを挿入すると効果が見込めます。 ACラインの配線がDDコンに近づいているとノイズを拾って輻射することがあります。 DDコンが原因の場合、回路基板上の部品の配置や基板パターンの構成など設計を全部見直す必要があるかもしれません。 参考資料を挙げておきます。 まずはこちらの入門編を見てください。 フェライトとでんげんのメーカーなの でそちらに偏っている感じはありますがそれなりにまとまっています。 http://www.tdk.co.jp/techmag/emc2/index.htm こちらのほうは私の知る限りで一番充実した内容です。 EMCのための設計テクニック(第2版)を見てください。 http://t-sato.in.coocan.jp/compliance.html 内容は膨大ですが分かるところだけでも眺めてみると良いでしょう。 Part.1の0.1項はぜひ読んでください。
補足
勘違いしてました。 スイッチング電源ではなかったです。 すみません。 昨日電界強度試験を行って来ました。 30MHz~1000MHzの中で 39MHzあたりでのdb値が規定値ぎりぎり でしたので、色々と対策を施しましたが db値に一切の変化は見受けられませんでした。 なにがノイズの原因でしょうか? (39MHzを詳しく見てみると5秒おきぐらいに通所より 20dbぐらい大きなノイズが乗っていました) 対策内容は下記です。 1.供試品筐体(今回目的の電源が入っているもの)-オプション機器間 の配線すべてにフェライトコアを巻く。 2.供試品筐体の穴をアルミ箔で塞ぐ。 3.接地をしない(通常は接地) 参考サイト拝見いたしました。ありがとうございました。