NO・5 です。
1)>人間は、他の生物とは逆に自然に逆らうことによって、生き延びてきたのではないかと
それがおおむね常識です。人類というものの地球歴史的な特徴をあげれば、ですね。ただ、私が着目したのは
2)>人は元来怠惰なので、必要に迫られないと対策を考えないということなのでしょうか
このアイデアが面白かったのでこれに悪乗りした面はあります。どちらも真理の一面であり、
いずれにせよ従来は 1)が強調されてきたのですが、元来人間も生き物の一種であれば残念ながら平均では
2)が本流だといえます。
1)が人間の文化を支えてきたのはじじつでしょうが、それは多くの怠惰な人間の中でのほんの一握りの先端的な異能の勇気ある人間が文化に貢献し、それが言葉などで全体に広め、独自の進化としてあらわれてきたということでしょう。でもそれは人類100万年のなかの、ほんの1万年足らずの特異的な期間なのです。
人間のほとんどが怠惰なのであり、心のレベルとして他のいきものと同等なのだろうと私は考えています。
>取り越し苦労のように有害な過剰思考がありますから、むしろ頭脳の保護のような安全装置が、かえって新規の発明などをできにくくしている
これも面白いアイデアだと思いました。これは怠惰ではなく、なんらかの直感的な恐怖に類するものか、とも思ったりしますが、ありえますね。
お礼
必要に応じて対策が立てられるというのは理想的なことですね。しかし、ふつうはできることだけを考えて出来ないことはあきらめるのが最良とされていると思います。