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メモして思考整理するのが苦手な人について
イラスト制作の話ですが、イラストの経験がない人にもご意見いただきたいです。 私はいわゆる萌え系の絵を描くイラストレーターをしています。同じくイラストレーターを志す友人がおり、彼女曰く貯金が少なくなっておりすぐにでも仕事を得なければいけない状況のようです。いくつかアドバイスをしましたが、その一つとして「絵を描くときに考えたことや、作業時間をメモしておくといいよ」とアドバイスしました。 例えば「節約したい」と考えたとき、まずは毎月何にどれくらいお金を使っているか書き出しますよね。 それと同じで、今より良い絵が描きたい、今より売れる絵が描きたいと考えた時、まずはどれくらいの作業時間で、何を考えて何を描いたのかを書き出す必要があると思うからです。 私もそうですが、絵を描いている時「なんとなくうまく描けない」「なんとなく今の絵はつまらないので変更を加えたくなった」と感じる時があります。そんな時思考をメモすることで、自分が感じている違和感についてより明確に整理できますし、新たな気づきを得られると思います。 しかし彼女はなぜそう思ったのか、何が描きたかったのか、明確にメモせず、また「どうしてそうしたいと思ったの?」と質問をしても「なんとなく、理由はない」と答えたまま作業に取り掛かろうとします。 「なんとなく」で描いても上手くいくのなら問題はないと思います。しかし上手くいかなかった時、なんとなく描いたのですからなぜ上手くいかなかったのか理由がわかりませんよね。情報が「完成したイラスト一枚」しかないのであれば分析もできなければ対策も立てられません。 せめてテーマはなんだったのか、どんなシチュエーションを想定したのか、ラフではどのような状態だったのか、制作時間はどれくらいだったか、資料は何を用意したのか、一番苦戦したところや調子が良かったところはどこか…振り返るためには情報が必要です。 何を考えていたのかはメモしないと忘れてしまうと思いますし、そもそもメモをすることで初めて思考が形になるのではないでしょうか。 趣味で描いているならば私も気にしないのですが、お金が限界に来ておりすぐにでもプロになる必要があるなら、メモを取ることはかなり重要だと伝えたいのです。 しかし彼女はメモをとりたくないようです。以前私のアドバイスを聞いて実践してみたらしいのですが、何も効果がないと感じたようです。 なぜ彼女はメモをとりたくないのでしょうか。 彼女は文章を書くことそのものは苦手ではなく、大学で書いたレポートは教授にかなり誉められたそうです。絵に自信がないから、絵を描く時の思考についても自信がなくて向き合いたくない、という感じなのでしょうか。あるいは別の理由があるのか… 長年イラストを描きながらメモを取ってきた私としては、「書きたくない」の一言で済ませられるのは不服ですし、彼女の気持ちが気になって仕方がありません。また私のアドバイスに足りないところがあるなら、それを知りたいです。 もし自分の思考をメモして整理することを苦手と感じている人がいましたら、その理由を教えていただけませんか? また他にも意見がありましたらお教えいただけると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。
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多分ですけど、イラストなどは「感覚優先作業」と捉えていて、文字化とはまた違う次元と考えているのではないかと。 文字や計算は左脳、絵画や音楽などの感覚的なものは右脳と言われていますよね。 普通は右脳左脳とで情報交換しながらイラストを描いたりするものですが、彼女はそれがしにくいのかも知れません。 文字化しても理解しにくいので、実際に描いてみないと分からないのです。 また言語化も難しく「なんとなく」としか答えることが出来ません。 これは障がいとか訓練不足とかではなくて、個人の脳の特性なのです。 このタイプは貴方がやっている方法は人から言われると出来なくなります。 自分でやり方を模索していくしかないのです。
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- eroero4649
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>なぜ彼女はメモをとりたくないのでしょうか。 彼女は天才型で、質問者さんは努力型の人だからじゃないかなと思います。 質問者さんは、失礼ながらそんなに優れた才能を持っていたわけではないと思います。その分を、努力でフォローしてきたのだと思います。だからコーチに向くタイプ。自分が積み上げてきたものをちゃんと言語化して説明できるのです。 一方、彼女はそういうことを考えないで「なんとなく描いてきたら描けちゃった」の人だったのだと思います。逆にいうと、なんとなくで描けちゃうからそれだけ才能があるのです。 誰だったかな、浅田真央ちゃんだったか誰だったか忘れちゃったのですが、フィギュアスケートの元選手でテレビのインタビューでコーチにならないんですかと聞かれて自分はコーチに向かないと答えていて、インタビュアーになぜ自分がコーチに向かないと思うのかという質問に対して「私は三回転もなんとなくやってみたら飛べちゃったので、どうやったら飛べるようになるか他人に説明できないから」といってたんですよ。なんとなくやってみたら飛べちゃったですから、天才ですよね・笑。 特に絵画とか何か才能を必要とされる分野には、そういう天才っているんですよね。でも天才も大天才もいれば小天才もいて、彼女は小天才の方なのでしょう。天才なんだけど、突き抜けた才能まではない。ある程度のところまでは才能だけでやっていけてしまうから、本人にとっては努力は不要の存在というか、やる意味が分からないんですよね。頑張らなくてもできちゃったから。 彗星のごとく現れて、結局その後が伸びなくて終わるっていう早熟の天才タイプがどこの世界にもいると思いますけれど、彼女はそういうタイプの人なのではないかなと思います。 才能がある人が努力をしちゃうとどうなるかというと、大谷翔平とかイチローとか田中将大の領域になります。 また、常人を遥かに超えた天賦の才があると、草間彌生みたいに努力とかは関係ない超越した存在になります。 その彼女は、大坂なおみと同じタイプじゃないかな。才能はあるけれど自分をコントロールする能力はないのです。
- Don-Ryu
- ベストアンサー率24% (256/1051)
40代、技術職(舶用関連) 私は割とメモ魔なのですが、私の上司は「そんなのメモ取らなくていいから!」とよく言います。 どうやら私がメモを取るのを見て、少しいら立っているように見受けられます。 頭の良い上司です。そして突然人のことも考えずに、それまで自分が思いを温めていたものを突然しゃべりだす傾向があります。 私がメモを取るのは、メモを取ることが「書くという出力行為(聞くのは入力)」であり、それによって短時間で理解が深まる成功体験があること、今ペラペラとしゃべられてもついてゆけないことが、後で見直して理解できる経験をしていること が理由です。ですから私は、言われても構わずメモを取り続けています。上司はまだ諦めていないようで、今も変わらず言われます。(私は注意とは思っていません) 詳しくは分かりませんが、「メモを取らない」人の傾向として、 ・「地頭」は悪くないが、「頭」はあまりよくない。割と「だらだらと立て続けに話をする」傾向がある。立て板に水で話すわけでもないが、こっちが話についてゆくのが大変( =つまりは話下手)。 ・何かメモを取るという行為を嫌っているふしがある。メモを取る行為は、「優秀ではない人間の行為」だと思っている。 ・メモを取ることによる成功体験がない。(もちろんノートを取ることで学校の成績が良くなった経験もない) ・たまにある「きれいなノートを取る行為には意味がない」というネット記事を鵜呑みにしている そんな印象を受けますね。
- izumi044
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おそらく、思考のプロセスが違うのだと思います。 「プロッター」と「パンツァータイプ」 きっちり準備をしてから本番に取り掛かるタイプと、見切り発車で取り掛かるタイプだと考えてください。 >そんな時思考をメモすることで、自分が感じている違和感についてより明確に整理できますし、新たな気づきを得られると思います。 素人の物書きですが、基本、メモは取らないです。 というか、メモを書くことで縛られるんです。 その都度その都度、いいと思うアイディアを採用し、過去のアイディアはばっさりと捨てていきます。 ですが、メモに書かれていると「この部分が重要」に引っぱられやすくなり、不自由さを感じることが多いです。 これは絵を描く時も同じでした。 どうしてもしっくりこない。こういうテーマで、こういうシチュエーションでと具体的に考えてそこから下絵を起こしますが、なんどやってもうまくいかない場合、最初の「これ」というアイディアに捉われすぎてしまっていることが多いです。 ものすごく大事だと思って、大事にしたいけれど、一番いらない部分。 ここを捨てる葛藤が、頭の中だけで作り上げていた時でも相当なんですが、文字という情報が目に付くと無視しきれなくなるんです。 という事実を繰り返し、メモはストレスの源でしかないと至りました。 >何を考えていたのかはメモしないと忘れてしまうと思います これ、忘れないです。試行錯誤したことは、割と記憶に残っていますし、忘れる程度のアイディアは大したことがないと考えているので、忘れたら忘れたで終わりです。 思い出せないならそこに固執せず、新しいところからアイディアを引っぱってくる。 これが常なので。 だからネタ帳もないです。 ですがあまり困っていません。ブログやつぶやき、ニュース、外部で受けた刺激から着想することも多いので。 わたしにとって、最初にプロットをきっちり仕上げて書く文章は、ただの作業にしか感じられません。 なので、テーマと登場人物とある程度の方向だけ決めたらGOサインを出します。 自分は右に行きたいけど、キャラクターが左に行きたがったら、左を選択します。そして、本来行きたい場所から遠ざかったとしても、元に戻れる道を探しながら書いていきます。 先が見えず苦しいですが、不思議と作者と主人公の思惑が一致する道が必ず見つかるので、これが一番ご都合主義にならずに書けるんですよね。 自分の思考を明確にすることに注視するより、偶然の発見を面白がりたいのかもしれません。
- aoaoao
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脳の構造が違うんだと思います。 私も、描きたいものを文字にしたりはしません。 そんなことしてしまったら、絵になる前に文字として具現化してしまいますので、 そのあと描く絵がチープに感じます。描く気が萎えるというか…。 あと、彼女がなんとなくと言ったのは、上手く説明出来ないからだと思います。 思っていることを的確に言葉に出来ないだけ。 むしろ絵を描く人は、そういう人の方が多いと感じます。 それから、人のやり方を導入しても上手くいかないというのも、 よくある事です。 人それぞれ、一時記憶が強かったり、空間認知が強かったり、 計算が早かったりするように、 色々な得意不得意があってその人が出来ていますので その人にあったやり方を自分で見つけるしかないのです。 たまたまやってみたものが自分に合っていた、というのを繰り返していくのだと思います。 あなたのアドバイスも、たまたま彼女には向かなかっただけで、 消して間違っているわけではないです。 他の人からはすごく感謝される場合もあると思いますよ!
- nowaver
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>以前私のアドバイスを聞いて実践してみたらしいのですが、何も効果がないと感じたようです。 >なぜ彼女はメモをとりたくないのでしょうか。 試したが、何も効果を感じられなかったからでは?
- kon555
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私も貴方と同じように、思考を文章として書き出す事で整理するタイプです。これも貴方同様、人にこのやり方をアドバイスした経験があります。 その経験からすると、どうもこの手法は『思考を言語化する』という能力自体に効果が大きく左右されるようです。当たり前と言えば当たり前ですが。 要は向き不向きが強く出る手法です。質問文からすると、そのご友人には向いていないのでしょうね。 言語化能力を鍛えるところからやる、というなら良いかもしれませんが、それも本人に意思がなければ無意味でしょう。