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内部被曝のリスクについて
- 関東での内部被曝は避けられないが、がんなどの病気の発症リスク上昇は、生活習慣によるリスク上昇に比べて僅か。
- 福島県内での陰膳調査、ホールボディカウンター、尿検査、市民有志による食品検査のデータでリスク上昇が低いことを確認。
- 個人の健康状態や将来のキャリア選択を考慮し、リスクを軽減する方法を検討する必要がある。
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A No.4 HALTWO です。 御礼、有り難う御座います。 中西準子さん (産総研) の書籍は読んでいませんが、確か「過剰検査」を危惧されていた方ですね。 「あれほど重大な事故が起きたのだから広範囲に渡って放射線被害が生じているに違いない」という強迫観念にも近い思い込みから様々な検査が大規模に行われ、検査機器性能の進化に伴って旧型の検査機器では発見できなかった小規模な癌巣や、従来は測定されなかった核種の放射線量が公表されることにより、「ほら、やっぱり癌化が生じているんだ。こんなにも多くの核種から放射線が出ているんだ。」と Media が無責任に騒ぎ立てて「情報分析能力に乏しい庶民」を不安にさせ、それが圧力となって更なる過剰な精度と規模の検査が実施される。……という「負の Spiral」を生じているのではないかと提言された方だったかと記憶します。 大きな話題になったのは、私が先述した回答で紹介した記事群にもある Whole Body Counter の検査結果ですよね。 放射線内部被曝が心配される核種は私が先述した回答で紹介した「Bq/Sv 換算 Page」にもあるように沃素、Cesium、Plutonium、Strontium の放射性元素群なのですが、Whole Body Counter は Mangan や Cobalt といった元素の γ 線量も検出する高精度放射線検出器ですので、公表される核種が多く、数値も桁数の多い Bq 値で報道されることから上記「負の Spiral」を生み出す元凶の 1 つになったようですね(^_^;)。 冷静に結果を分析すれば、私が先述した回答で紹介した記事群にもあるように、Whole Body Counter で 1mSv 以上の数値を示した人は初期の検査でも「2,700 名の小児乳幼児からは皆無」「15,000 名の成人からは 25 人」だった筈で、素人にも判り易い「Total 1mSv 以上の人は?」に換算すると「何も問題ないじゃない(^_^;)」になるのに、そんな知識などない記者が垂れ流す報道では「やれ Cesium 134 は何万 Bq で 136 は何万 Bq、137 は何万 Bq、Strontium 89 は何万 Bq で 90 は何万 Bq」だのと沢山の核種を Bq というやたらと大きな数値を示す単位系で羅列するものだから「や、やっぱり、大変なことになっているんだ!」と不安にさせられたものでしょう。 福島原発事故では「元寇の神風」みたいな「幸運」に恵まれたのか、Strontium 系と Plutonium 系放射線核種の飛散が極めて少なく、確か Chernobyl 原発事故に較べて 1/10 以下だったと記憶します。 そのせいもあって、注意すべきは半減期の短い沃素系と、その後は Cesium だけで充分という風潮が生まれたのかも知れないのですが、私が気にしなくなった一昨年辺りからは再び「Plutonium は? Strontium はどうよっ?」と心配が過熱した人々が増えているようで、これには「核は何でも反対!福島原発事故は必ず癌の増加を促している!」と人々の不安を煽る煽動 (Propaganda) を続ける人達の影を感じてしまいます。……何だか世界情勢や軍事情報には生理的に耳を塞いで無知なのに「センソーホーアン、チョーヘーセー反対っ!」と騒ぐ人達を陰で煽動する人達を想像してしまいます(^_^;)。 現代人は、事故や大病に遭う事なく、長寿を得られる人であれば、殆どの人が、最終的な死因は脳溢血であったり肺炎であるとしても、晩年期に必ず何らかの癌に侵されるものです。 私の家系も両親の世代は 80 代 90 代になっているのですが、今のところ 80 代以降で他界した親族に癌で亡くなった者はいないかわりに、晩年期は全員が癌に侵されていました。……存命している母も癌を煩っています。 幸いにも義兄達に外科医が 2 人いて、懇意の医師仲間が数多くいることから、いずれの癌も初期段階で発見して放射線治療や投薬で抑えてしまい、老衰で咀嚼不能になっても胃瘻で延命するので、今や 90 代に達した親族が何人もいます。 既に他界した父などは、別件で緊急入院した後で「大腸癌が見つかったぁ。手術に耐えられる体力じゃあないので放射線治療と投薬で潰すよぉ。」と義兄から連絡があり、その後も「咀嚼と嚥下はもう無理で、器官から肺に食物が入っちゃうので胃瘻にした」との連絡があって見舞いに行ったのですが、父本人はいたって元気で「はぁ~っ、肉を喰いてぇ(^_^;)」と嘆いていました(笑)。……まぁ最後は治し切れなかった肺炎で逝ったのですが、胃瘻中に大腸癌はきれいさっぱり消滅し、胃瘻していても 3 年以上、病院内をうろうろ歩いてましたね。 私の世代ではきっと 100 歳に達する者が何人も出てくるでしょうね(^_^;)。……甥っ子が義兄の後を継いで病院をやっているので、私もそろそろ甥っ子に胡麻を摺っておかねば(笑)。 まぁ私の場合は親族に恵まれている方だと思いますが、そんな日本社会にあって、年間 1mSv に達するか達しないか程度の放射線被曝量に怯えるのは返って「神経過敏で寿命を縮める」ようなものだと思っています。 因みに、職場では同僚に「富士の名水、Vanadium 鉱泉水」を飲ませては「Vanadiumって放射性元素だって知ってた?まぁ製鋼添加剤や触媒、顔料にも用いられるので身の回りのあちこちにあるのだけれどね。食用の海草や蝦蟹類にも含まれているし、Molybdenum 系酵素が欠乏すると Vanadium が補填してしまうから、もう既にしっかり内部被曝してるよ。」と脅かしています(^_^;)。 福島原発事故の私達県外生活者への影響は先ず「毎日地元の食材を食べている福島県在住の人がいったいどれくらい原発事故を原因とする病に罹ってる?」ということを調べ、その上で「じゃぁ今住んでいるところで私が福島原発事故の影響を被る率はどれくらい?」を考察、それで「避けるべき生活」を決めるという手順で考えるべきでしょう。……「関東地方は危ないから関西に引っ越す」なんて発想は逆立ちしても出てきません(^_^;)。 健全な Home Life を(^_^)/
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- ww_g
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天然由来の内部被曝も含めて自然放射線による被曝により、日本では年間数千人から1万人のガン死が発生していると見積もられています。 これは年間交通事故死(4000人)の2倍になります。 交通事故死率が高々0.005%前後であるから赤信号を渡ったり、自動車の前を走り抜けたりしても「絶対安全だ」というわけにはいかないと同様に、自然放射線レベルの被曝でも「絶対安全だ」というわけにはいきません。 出来るだけ被曝を避けた生活の心構えが必要であり、それによりガンの発生率を抑えることが可能となります。 数年前の福島第一原発事故による、東京近辺での、事故による人工放射能による被曝も最早それと同等レベルになってます。自然放射線による被曝と同程度から数倍程度です。 その程度の被曝なら「絶対安全だ!」とわめき散らしながら自動車の前を走り抜けるかのごとくの生活を東京の人達がしているのは、原発事故直後の1月間において濃厚な被曝をしてしまったため、今更そんな年間0.01%のオーダーのガン死率にオタオタしておられないからです。 しかし事故直後から注意していた人や、別の地域の人達は、引き続いて「交通事故死」よりも危ない人工放射能被曝に対してそれなりの注意を払った生活を送るのが健康面での配慮として重要でしょう。 しかし世の中、海外に出向くために濃厚な被曝をしてみたり、在るか無きかのガン検査のために医療放射線による高度被曝を試してみたり… そういう前未来的な放射線環境にありますから、健康ライフを送る人を中傷する傾向も無きも在らずです。 結論として、あなたが東京で生活していることによって受ける「余剰被曝」は上記の如くのものです。 内部被曝の面では、 1、 東北地方南部・関東地方全域で採取される、野生動物肉(イノシシ・鹿・熊など)と淡水魚(河川・湖沼でとれる魚)と自生植物(山菜・キノコ類)を避ける。 2、 福島沖・宮城沖・茨城沖(念を入れるなら岩手沖と千葉沖も含む)の海底魚種(蟹・エビ類を含む。回遊漁以外の全てと考えてもあながち間違いではない)を避ける。 3、 福島県産の全ての食品に極力注意する。特に浜通り・中通り産のもの。 4、 1・2・3の食材を原料とした加工食品を排除する。 以上、心構えとしてはそんなもんでしょう。 その他、やはりあなたの言うように、茨城県産は注意が必要でしょうし、加えるに栃木産も。 ちなみに芋類はカリウムを蓄積しやすいですから、より生物的半減期の長い放射性セシウム汚染が高く、特に注意が必要ですね。
お礼
ありがとうございます。 交通事故死と比較する程度ということですね。 ゼロにはできずとも、リスク評価の観点では相当低いということなのですね。 ありがとうございました。
- HAL2(@HALTWO)
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紹介されている記事には「多い」というだけで「どれほどの量なのか」「その量が他の環境に於ける量とどう違うのか」といった「定量比較」が全くなされていおらず、このような「多いよ、危ないよ」だけの主張を小難しい他の説明でもっともらしく装うものを「風評」と言います。 もう 1 つ、その記事には「放射線には粒子放射線で或る α 線と β 線、電磁放射線である γ 線と x 線」の 4 種類しかなく、これらの放射線を出す核種の違いは単位時間当たりの被曝量、つまり放射線害力の大小を決定付けるものではないにも拘わらず、多くの核種名を挙げることによって如何にも大きな危険が存在するかのように読者を誘導する姿勢が見られます。 核種は各々半減期が異なりますので、半減期の長いものはそれだけ総被曝量を増やす各種になるのですが、各種そのものの量が少なければ総被曝量も少なくなります。 その総被曝量を決定付ける各種の放射線量を定量表示することなく「多いよ、危ないよ」としか表現していないのですから「風評」と評するしかないですね(^_^;)。 放射線被曝被害を考えるには「人体組織に対して影響を表す尺度を示す Sv (Sievert)」という単位と「測定器が対象物の原子崩壊頻度を示す Bq (Becquerel)」という単位で記される数値が「どの辺りになると危険で、どの辺りが普通に存在する (なにしろ宇宙空間から放射線が降り注いでいますし、地中にも放射性物質が含まれていますので) 量なのか」を知っておく必要があり、Bq で示さされたものを「体内か体外か、対外ならば対処物までの距離は?」を鑑みて Sv に換算しなければ「風評に踊らされるだけ」になってしまいます。 Bq と Sv の換算表は http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php などにあります(^_^)/ その上で http://ironna.jp/search/tag/%E5%8E%9F%E7%99%BA などの記事に目を通すべきですね。(別に紹介 URL の記事だけで良いと言うのではありませんよ(^_^;)) 私は「福島原発事故があったから関東東北が危ない」という「福島」だけに注視する考えには否定的で、「おいおい原発試験炉は東京湾京浜地区にもあるし、核燃料製造工場や廃棄物処分施設、福島関連瓦礫の集積地、Radon 温泉といった天然の放射線輻射地域、放射線を扱う病院、製品の亀裂管理のために放射性物質を含有させる溶鉱所……等々、放射性物質 (放射能) が蓄積・飛散する場所が全国の何処にあるのかまで知っている上で心配してるのかい?」なのですが(^_^;)。 明確に危険であると理解しているのであれば避けるべきですが、危険な否か不明なものに対して未熟な知識で怖がるのは返って「神経症」で寿命を縮めているものでしょうし、普段から無駄な心配に心身を痛めているだけですので……。 因みに宇宙から降り注ぐ放射線は高々度ほど強くなりますので、国際線航空機に搭乗勤務する Pilot や CA (Cabin Attendant) 達は国際基準の年間 1mSv を遙かに超える放射線被曝に遭っているのですが、彼等が 50 代のうちに定年退職するなり地上勤務に転勤するなりした人達と 60 代まで搭乗勤務を続けた人達とで平均寿命に 10 年近い差が生じている理由は「放射線被曝総量が多い」からではなく「壮年になるまで時差に悩まされる不規則な生活を強いられる心身の疲労が免疫 System の急激な低下を促す」からであることが、他の「放射線被曝とは無関係な職種に於ける壮年期の心身疲労環境と寿命との関係」から認知されています。……定量 (相関 Graph など) 的な資料は検索してみてください。 つまり、新陳代謝がうまくでき、あまり病気をせずに日常生活を平穏に送ることができるように、無理はせず、規則正しい生活を心がけ「いつも明るく元気で素直、早寝早起き、朝ごはん」が「福島原発事故関連の放射線被害を心配して仕事や住み家を変える」よりも遙かに「癌にならずに済む」秘訣でしょう (^_^;)。 あと、情報に対してただ受け入れるだけでなく、風評的な煽りに踊らされない Literacy (情報を適切に理解/解釈/分析し、自らの言葉で改めて他者を啓蒙できる表現能力) を磨くことと、そのための知識を自ら習得することに躊躇しないことですね。
お礼
とても詳しいご回答ありがとうございます。 よく理解できました。 風評に対して、十分な知識で向き合うことは言うまでもありませんが、 医師や大学教授が書いた記事には敏感になってしまいますね…。当記事もその一つです。 私は産総研の中西準子さんの書籍を参考にしましたが、 もし既読されていたら、その賛否をお願いします。
- W-164
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福島県内に、今も住んでいる者です。 > 記事の内容へのご意見をお願いします。 私は福島県内に住んでいますが、未だ原発の内部を見た事が有りません。 報道などでも、原発内には未だ人が立ち入ることは出来無いとされています。 それなのに、 > 福島第一原発は冷却機能を失い、水素爆発に至ったわけですが、その中でプルトニウムを燃料として使用している3号機は、水素爆発の直後、即発臨界という現象が起こり、使用済み燃料プールにあった核燃料が、ほぼすべて核爆発を起こして消失しています。 と断言出来てしまうのはすごいなと思います。 誰も見た事が無いのにそこまで分かってしまう、特殊能力を持つ人がいるんですね。 個人的には、原発の核燃料が核爆発を起こしていたら、とても現在のような状況では済まないだろうとは思いますけど。 ホールボディカウンターの検査を受けても、半減期の短い放射性ヨウ素の影響などは分からないというのは理解出来ますが、なぜ「ホールボディカウンター検査は絶対に受けてはいけない」のかは理解出来ませんでした。 内部被曝に関しては、自分が心配なら避けるべきだと思います。 原発事故の次の年、近所に住むおじいさんは、「どうせ自分はもう年寄りだから、放射能なんか一々気にしてられないよ」と、自宅で野菜を作っていました。 そこに、関西の親戚が、「福島あたりじゃ、野菜なんか作っても食べられ無いのだろうから」と、ジャガイモなど送ってきたそうです。 その頃、市役所で「自家製野菜も、放射能検査をしてから食べるように」と、無料の検査を始めたので、自宅で採れたジャガイモと、親戚が送ってくれたジャガイモを、それぞれ検査に持ち込んだ所、自宅で採れたジャガイモより、親戚が送ってくれたジャガイモの方が放射能が高かったらしいです。 その親戚のジャガイモは、福島原発事故の影響を受けているとは考えにくいので、事故による放射能ばかりで無く、もともと自然にも放射能が存在すると言う事じゃ無いですか。 福島の野菜というと、目の色変えて避ける人がいますが、福島以外の所で取れた野菜でも、絶対に放射能が含まれていないと言う事は無いと思います。 福島の農産物は検査して出荷しますけど、他の所で取れた物は一々放射性物質検査などしないから、誰も気付かないですよね。 もちろん、それを食べたからと行って、すぐに癌になる訳では無いと思っていますけど。 私自身は、福島に住んで居るからと言って「福島の放射線は絶対安心」と思っている訳では無いですが、「あれを食べたらダメ、これをしたら危ない」と心配しすぎる方が、放射線によって癌になる確率より、ストレスによる癌の確率が高いと思っています。 質問者さんも、あまり心配しすぎるとストレスによって癌になりますよ。 原発事故が起きる前から、日本人の5割の人が癌になり、3割の人が癌で死亡すると言われていた訳ですから。 どうしても心配でしょうが無いというので有れば、ストレスを少なくするために、心配の元を出来るだけ早く排除するべきです。 つまり、関東は放射線が高くて安心して暮らせないと本気で思っているのなら、出来るだけ早く引っ越しした方が良いです。 関東より関西の方が自然放射線が高いと言う説もありますが。
お礼
ありがとうございます。 確かに気にしすぎると、返って病気になりますね。 私のまわりは、そういった、気にしている人はとても少ないです。都内でも風評は以前よりなくなってきている雰囲気はあります。 しかし、一部の方がネットに書き込みして、その真偽を見極められない人が、さらに他者に伝播していまうのです。 ご意見ありがとうございました。
- koutei-no-inai
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怖がり過ぎですよ。 今も福島ではふつうに生活していますよ。東京も同じ。
こんな所に書き込んでないで、さっさと仕事なんかやめて、帰られてください。
お礼
またのご回答ありがとうございました。 色々考えていた不安を払拭することができました。 確かに、福島に現住されている方が健康で暮らしているなら、関東も危険性が低いことが推測できますね。 プルトニウム、ストロンチウムの飛散量がチェルノブイリよりずっと少ないことは、書籍にも書かれていました。 元寇…という例えは面白いですが、まさにその通りかと思いました。 ありがとうございました。