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種蓮華ってなんですか?
横光利一の作品「蝿」の中で「種蓮華を叩く音」という表現が出てきます。 それは野草のレンゲなのでしょうか?レンゲは叩くものなのでしょうか? そして音がするものなのでしょうか。手がかりがなくて困っています。 もしかするとレンゲの種は叩いて落とすものなのかもしれませんが・・・。 教えてください。お願いします。
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「種蓮華を叩く音」 これは、レンゲソウの種を採るために「からさお打ち」をしていた時の音と思われます。から竿とは竹の棒の先にくるくる回転する短い棒をつけたものです。これを乾燥した植物体の上にうち下ろすのですから、「パン・・パン・・」と周期的な音がします。 原文を読みました。「スイカ」、「夏」などのキーワードなどから考えて、時期的には7~8月でしょう。イメージ的には盆前という気がします。すると、ハスは花の時期で、種はまだとれない。レンゲソウは、6月ころに種は熟してきますが、梅雨に入ってしまい、直ぐに種とりというわけにもいかない。したがって物語の時期に種とりをするのは合理的な話です。 レンゲソウは水田の緑肥や牛馬の餌として栽培されます。緑肥の場合は種が取れませんので、どこかで熟するまで栽培しておく必要があります。熟するまで栽培したものは、収穫し、種を採った後は牛馬の餌にします。 「種蓮華」という仏教関係のものがあるかどうか詳しくは知りませんが、「蓮華」というのは仏教では非常に重要なもの。いくら種がつくとはいえ、それを叩くかなと思います。
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- rei00
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私も回答ではないんですが。 ここで言っている「蓮華」というのは,「野草のレンゲ」ではなくて「蓮の華(ハスの花)」の事だと思います。ちなみに,蓮の花は開く時に,ポンという音がするとか(参考 URL の一つ目)。 仏教と蓮(ハス)は関連が深い(参考 URL 二つ目)ですから,「種蓮華」というものも仏教関係の物だと思います。
お礼
ありがとうございます。 反応していただいて嬉しいです。 色々想像が広がって作品が面白くなります。
- crimson
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そう、実はレンゲ草というのは叩くと強烈な破裂音を発 するのです…というのはもちろんウソです(笑)。 あくまで想像なんですが、この「種蓮華」というブツは まさに“叩くもの”ではないかと思います。恐らくは、 木魚や鐘などと同様の仏教打楽器の一種では? 本格的な読経になると、ちょっとしたロックやジャズの パーカッション奏者ばりのアイテムを揃える事があった ような記憶があるので、たぶんその中のひとつではない かと思うのですが…。
お礼
有り難うございます。想像であっても反応していただけて嬉しいです。 その方面も考えてみようと思います。
お礼
ありがとうございます。 「からさお打ち」というのがあるのですね。 とても勉強になりました。 原文を読んで考察までしていただいて嬉しいです。